ちょうど私みたいな
アラフィーオッサン世代というか、
オタクおやじにとっては
まさに
青春ど真ん中で
大変お世話になった御方です。
いまの
サブカル市場が土台を築く
黎明期に
大変な功績があった御方ですよ。
私は
作曲家というか、
音楽方面は
あまり深く関わっていないのですけど。
それでも、
この方の作品は
子供の頃からいくつも頻繁に耳にしてきて。
後々の
自分の仕事を進める際に
参考にさせてもらいました。
この方の
シンプルで判りやすい……というか、
印象に残る力強いメロディーライン、と。
フレーズ。
とくに、
今回ブックマークを付けて記事中に名前が挙がっている
『秘密戦隊ゴレンジャー』の冒頭で出てくる、
『バンバラバンバンバン~』などの擬音スキャット……とか
これらは
独自スタイルとして
特定ジャンルのテーマ曲をイメージさせる、
そういうトリガーになっています。
なので、
それっぽいジャンルの曲イメージを作り出したいときに
大変
重宝しました。
それは
業界にとって
とてもとても大きな宝です。
そして、
この方が
業界に残してくれた大きな宝は、
この先も引き継がれて。
さらに多くの人たちを楽しませていくでしょう。
そのような作品をたくさん遺してくれた偉人が、
また一人、
世を去ってしまうのは
残念でなりません。
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直接
お仕事をご一緒させていただいた事は
ありませんでしたが、
長い間、
ありがとうございました。
ご冥福をお祈りいたします。
作曲家の渡辺宙明さん死去
「マジンガーZ」「秘密戦隊ゴレンジャー」などアニメや特撮番組の主題歌を数多く手がけた作曲家の渡辺宙明(わたなべ・ちゅうめい、本名=みちあき)さんが23日午前4時、老衰による心不全のため東京都渋谷区の病院で死去した。96歳。名古屋市出身。葬儀は関係者で行った。喪主は長男で作曲家の俊幸(としゆき)さん。
1953年に中部日本放送のラジオドラマ「アトムボーイ」の音楽でデビュー後、多数の映画、テレビドラマで作曲を担当。72年に「人造人間キカイダー」と「マジンガーZ」の音楽を担って以降、特撮番組やアニメ作品を中心に活躍した。