kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

根本的な部分が語られていない(マジでヤバい ―― ペロシ米下院議長が台湾を訪問、議会で演説

この件、
日本メディアでも大きく取り上げられていて。
さらには
多くのコメンテーターというか
専門家とかアナリストらが
解説を出していますけどね。
それらを見ていて思うのは、
今回の騒動の根っこにある
『根本』の部分が
まったく語られていないな。
と。
日本メディアというか
日本国内の
中国関係の専門家の
現状認識というか。解説の仕方が違和感バリバリですよ。
意図的にワザと避けているんじゃないかなぁ、
と感じています。
でも、
それだと、
この騒動がどうして起きたのか、
正しく理解できないし想像すら働かない、と
思うのですけど。



それじゃあ、
根本の部分ってなんだ、って話ですけど。
アメリカ国民は中国を『敵性国家』だと見なしていて。
中国人も
アメリカを『敵性国家』だと見ている、
という。
米バイデン大統領は
『中国は敵ではなくライバルだ』みたいな発言で
中国と対話外交を構築しようとしていますけどね。
それじゃあ、
それをアメリカ国民が望んでいるのか、
というと……
アメリカ国民は
中国との武力対決は望んでいませんけど。
中国に譲歩する気なんて
さらさらありません。
最近の世論調査で、
そういう結果が見て取れます……
って、
以前掲載されていた世論調査のニュース記事を
探してみたけど。
見つけられなかった……
なので
裏付け資料になる記事のブックマークはなしで
書いていきます。



今回の騒動は、
政治的、経済とか安全保障とか、
そういう分野の駆け引きでなくて。
アメリカ国民は、
中国相手にイモを引く米政治家を許さない。
そして
中国国民は
アメリカ相手にイモを引く中国政治家を許さない。
という
世論に突き上げられて、
其の結果起きてしまった
ある意味、
偶発的な事故……って言いたいのが
日本メディアで解説している専門家に共通する見解なんですよね。
なのに、
この主張の根本の部分、
大前提であり基底になっている
アメリカ国民は中国を敵視している』
『中国国民はアメリカを敵視している』
って
両国世論にはいっさいに触れずに解説しているので。
内容を聞いていると、
判ったような、
なんだか納得いかないような、
フワッと韜晦した話になっていて。
アメリカ国民の世論と
中国国民の世論と、
それが大幅に改善するというか
今の雰囲気から180度逆転しないと、
今後も
今回のような騒動が起きて
さらにエスカレートしていく。
そういうリスク満載なのに、
その点については一切説明されていない、
というか。
意図的に
其の部分は説明せずに隠している、というか。
言及を避けています。
日本国内メディアのコレ、
この姿勢は
マジでヤバいよ。

 

 

www.bbc.com

ペロシ米下院議長が台湾を訪問、議会で演説 中国は「極めて危険」と非難

 アメリカのナンシー・ペロシ下院議長が2日深夜、台湾を訪問した。過去25年間で最も高位の米政治家による訪台で、中国は「極めて危険」な行動だと非難した。ペロシ氏は3日、台湾の立法院(議会)で演説した。
 ペロシ氏は下院議長として、大統領権限の継承順位が副大統領に次ぐ2位の要職にある。長年にわたって中国を批判してきた政治家としても知られる。
 3日には台湾の立法院で演説。アメリカと台湾の議員同士の交流を活発化させたいと述べた。また、台湾は「世界有数の自由な社会」だとした。
 台湾メディアによると、ペロシ氏は同日、蔡英文総統らと会談の予定。
今回の訪台を受け、中国は声明を発表。「火遊びをする者は、それによって滅びるだろう」とペロシ氏に警告した。
 また、中国外務省はペロシ氏の訪台に抗議するため、アメリカのニコラス・バーンズ駐中国大使を召喚した。
 中国商務省は3日午前、台湾からのかんきつ類、2種類の魚の輸入と、台湾への砂の輸出を直ちに禁止すると発表。前日も、ビスケットや菓子類などを制裁の対象にするとしていた。
 台湾にとって中国は、最大の貿易相手国で、輸出の3割近くを占めている。

中国軍機が台湾周辺を飛行
 一方、米国家安全保障会議NSC)のジョン・カービー報道官は、「この訪問が危機や紛争に拍車をかけるものとなる理由はない」と述べた。
 カービー報道官はペロシ氏の台湾到着後、今回の訪問はアメリカの長年の対中政策に沿ったもので、中国の主権を侵害するものではないと、記者団に繰り返し述べた。
 ペロシ氏が乗った航空機が台湾に着陸したのと同じころ、中国国営メディアは、中国軍機が台湾海峡を横断したと報じた。台湾は当時、この報道を否定したが、その後、20機以上の中国軍機が2日に、台湾が設定している防空識別圏に進入したと発表した。
 中国は台湾を、やがて統一される分離した省とみなしている。ペロシ氏の訪台についてはこれまで、中国軍が「ただ黙っていることはない」と警告してきた。
 ペロシ氏の到着から1時間もたたない内に、中国は人民解放軍が台湾周辺の空と海で今週末、実弾軍事訓練を実施すると発表。当該地域に船舶や航空機が入らないよう求めた。
 中国はペロシ氏の訪台の数日前から、軍用機を中国と台湾の非公式な境界線となっている中間線付近まで飛行させており、緊張が高まっていた。

アメリカと台湾の連帯が重要」
 ペロシ氏は台湾への到着前に声明を発表。今回の訪問は「台湾の活力ある民主主義を支援するというアメリカの揺るぎない約束」を尊重するものだとし、アメリカ政府の方針と矛盾しないと主張した。
 声明ではまた、「世界が独裁と民主主義との間で選択を迫られているなか、台湾の2300万人とアメリカがいま連帯するのは、かつてないほど重要だ」とした。
 この声明が出されたのと同じタイミングで、米紙ワシントン・ポストペロシ氏の寄稿を掲載。その中で同氏は、台湾の「強固な民主主義が(中略)脅かされている」と書いた。 また、「中国共産党が攻撃を加速させる中での私たち議会代表団の訪問は、アメリカが台湾を支持していることの明確な表明と見なされるべきだ。台湾は民主的なパートナーであり、自らと、自らの自由を防衛している」とした。
 台北市内でペロシ氏の訪問に賛成するデモをする人たち。市内では訪台に反対するデモも繰り広げられた
 ペロシ氏の台湾訪問は、数日前から国際的に大きな話題となっていたが、直前まで秘密裏に進められた。
 ペロシ氏が7月31日にアジア歴訪に出発した際には、公式日程の訪問先にシンガポール、マレーシア、韓国、日本などが挙がっていたが、台湾はなかった。
 米政府は、ペロシ氏の訪台への反対を公然と表明。ジョー・バイデン大統領は、米軍が「良い考えではない」とみていると述べていた。
 しかし、ペロシ氏が台湾に到着すると、NSCのカービー報道官は今回の訪台について、他の高官による過去の訪台と同様だと米CNNで説明。
「紛争に発展する理由はない。私たちの政策に変更はない。これは完全に一貫している」と述べた。
 また、中国からの強い反応について、「アメリカは脅しに屈しない」と述べた。
 米政府を取材するBBCのジョン・サドワース記者は、通常ならペロシ氏を支持しないであろう共和党の反対派からも、今回の訪台は超党派の支持を集めているようだと伝えた。
 共和党のダン・サリヴァン上院議員は、「アメリカの指導者が訪問できる場所とできない場所を、中国共産党に指図してもらいたくはない」、「彼女はそこにいるし、私たちはこの訪問を支持し、彼女の後ろ盾となる」と述べた。

台湾と国際関係
 中国は「一つの中国」原則を受け入れるよう、他国に国際的な圧力をかけている。台湾と正式な外交関係を結んでいるのは世界で15カ国しかない。
 アメリカの長年の政策は、北京の中国政府を承認する一方で、台湾と「強固で非公式な」関係を維持するというものだ。これには、台湾の自衛のための兵器売却も含まれる。

ペロシ氏は長年、中国を批判してきた。
 天安門事件の2年後の1991年には、下院議員として天安門広場を訪問。中国政府の弾圧で亡くなった人々を追悼する横断幕を広げ、同政府を怒らせた。

 

 

 

www.yomiuri.co.jp

中国軍が「台湾封鎖」大規模演習開始…弾道ミサイル11発発射、5発が日本EEZ内に落下

 【北京=大木聖馬、台北鈴木隆弘】中国軍は4日、台湾を取り囲む6か所の海空域で、弾道ミサイルなどの発射を含む「重要軍事演習」を開始した。ナンシー・ペロシ米下院議長の台湾訪問への対抗措置で、台湾封鎖などを念頭に置いた異例の大規模演習となる。日本政府によると、中国の弾道ミサイル5発が初めて日本の排他的経済水域EEZ)内に落下した。演習は7日まで続く予定で、日本や台湾は警戒を強めている。
 複数の中国メディアは4日正午、演習開始を一斉に伝えた。台湾国防部(国防省)は、中国軍が台湾の北部、東部、南部の海域へ弾道ミサイル11発を発射したと発表した。演習の中核となっている中国軍の「東部戦区」の報道官は、ロケット軍部隊が台湾東部沖に向けてミサイル発射訓練を行い、「すべて正確に目標に命中させた」と発表した。
 防衛省によると、日本が確認したミサイル9発は4日午後2時56分頃から午後4時8分頃にかけて中国の内陸部と浙江省福建省の計3か所から発射。浙江省からの1発と福建省からの4発が与那国島沖縄県与那国町)南方の日本のEEZ内に落ちた。日本に最も近い落下地点は与那国島の北北西約80キロ・メートルのEEZ外だった。航空機や船舶への被害情報は確認されていない。福建省から発射された4発は台北周辺の上空を通過したとみられるという。
 同戦区によると、演習には戦闘機や爆撃機など100機以上が出動し、駆逐艦護衛艦10隻余りが周辺海域に展開した。陸軍部隊も長距離射撃訓練を行い、台湾海峡東部の指定海域に向けてロケット弾などを発射した。中国国防省報道官は「米台の結託へ強く威嚇するものだ」と主張した。
 中国が2日に公表した6か所の演習区域は台北や高雄などの大都市に近く、本島沿岸部から約17~60キロ・メートルしか離れていない。重要港湾への主要航路を塞ぐような位置であることから、台湾メディアは「台湾封鎖の演習」だと伝えている。
 台湾の 蔡英文ツァイインウェン 総統は弾道ミサイル発射について「無責任で、台湾海峡の現状を破壊し、緊張を高めている。国際社会に台湾を支持し、一方的な軍事行動をやめるよう呼びかけたい」とする談話を出した。
 中国軍は演習期間中、台湾有事の際の米軍艦艇接近を想定した対艦ミサイルの発射訓練なども行う可能性がある。ナンシー・ペロシ米下院議長の2日の訪台を前に、中国軍の空母「遼寧」と「山東」が出港しており、軍の内情に詳しい関係筋は「台湾海峡の北と南に分かれて演習を行う可能性がある」と明らかにした。