kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

3日もちませんでしたw ―― 1ドル=1350ウォンも崩れ

いやぁ、
急激に進むドル高ウォン安を是正するために、
韓国の中央銀行である
韓国銀行が
先週に緊急利上げを発表して。
4会連続の金利引き上げは韓国史上初、
ということで。
この後、
介入もあるかも。と、
いったん
投機筋がポジションを解消。
それで、
一時は1ドル=1345ウォンを超えていたのが、
1335ウォンを割り込んで、
1ドル=1332ウォン水準まで戻したんですけど。
その後、
アメリ中央銀行FRBの総裁が
利上げをまだまだ続ける。
景気後退になったとしても利上げは続ける。
とか、
強固な決意表明をしたものだから。
再び、
ドル独歩高展開に。
その結果、
先週末には
1ドル=1345ウォン近辺まで
ドル高ウォン安が進んで
韓国銀行の利上げ効果が全部吹っ飛びましたw



で、
週があけたらどうなるのか、
と見ていたら。
1ドル=1350ウォンを突破、という結果w
いまは
韓国政府が為替介入を指示したのか、
はたまた、
利益確定で
一時的にドル売りウォン買いが優勢になっているのか、
1ドル=1348ウォン水準まで退いています。
ただ、
市場関係者の大方は、
この先
1ドル=1350ウォンを超えて、
1ドル=1360ウォンも超えて、
さらに其の先へ進むための
いったん調整、仕込み段階、という見方が優勢です。



しかしまぁ、
なんというか。
利上げ効果が3日ともたない、とか。
しかも
アメリカは利上げを示唆する発言をしただけの、
いわゆる『口先介入』だけで。
韓国の利上げ効果を全部吹っ飛ばした、わけで。
これが
国力差というか。
現実なんですねぇw
ただ、
私的には、
今回のドル高ウォン安は、
むしろ
一段とウォン安が進んだ展開と見るべき、
だと思っていまして。
というのも、
単に
アメリカの利上げが原因で
それだけで現在の急激なウォン安が進んでいるのはなくて。
この先、
2ヶ月後に予定されている
韓国政府の『徳政令』……
零細小規模自営業者に対する借金減免措置などで、
市場に
政府資金が大量に流入するので、
その結果インフレ発生→ウォンの価値下落、という流れを見越して。
ウォン売り一辺倒で進めているのでしょう。
なにせ、
韓国政府が支援対象にしている
自営業者の借金が30兆円とか、それ以上あるそうですから。
そのうち
9月で
借り換えが必要になる分だけでも
14兆円ほどになるそうで。
韓国の国家予算は58兆円程度です。
国家予算の4分の1規模の借金支援金を
2ヶ月後に一気に流し込む予定とか。
これって
どう考えても
財政的に破綻していますって。
信用裏付けのない金を刷りまくってバラまく対応しかないですよねw
そういう無茶な政策資金を
金融市場に一気に流し込む予定なんだからw
そりゃあ、
ウォンの価値なんて
紙くずになりますワナw

 

 

japanese.joins.com

1ドル=1350ウォンも崩れ…底がわからないのがもっと恐ろしい

 外国為替市場が嵐の中に追いやられつつある。29日のウォン相場は1340ウォンと1350ウォン水準を一気に突破し急落した。1ドル=1350.40ウォンで取引を終えたが前営業日比の下げ幅は19.10ウォンに達する。ウォン相場は金融危機の後遺症が残る2009年4月から13年ぶりの安値水準に落ちた。
 この日企画財政部のパン・ギソン第1次官が市場状況点検会議で「市場で過度な偏り現象が現れる場合に備え市場安定に向けた政策的努力を強化していく」としながら口先介入性の発言をし、外国為替当局が実際にドル売り介入にも出たが、1350ウォン突破を防ぐことはできなかった。ウォンの投げ売りが続き、取引時間中に1350.80ウォンまでウォン安が進んだりもした。
 韓国の証券市場も冷え込んだ。この日韓国総合株価指数(KOSPI)は前営業日より2.18%下落の2426.89で引けた。サムスン電子が2.33%安で5万ウォン台に落ちるなど時価総額上位銘柄のほとんどが値を下げた。KOSDAQも2.81%下落の779.89で取引を終えた。
 韓国銀行の李昌ヨン(イ・チャンヨン)総裁は追加で基準金利0.5%引き上げの可能性を示唆した。李総裁は27日、米ワイオミング州ジャクソンホールで行われたブルームバーグテレビとのインタビューで、追加の0.5%の利上げの可能性に対する質問を受けた後、「物価上昇率が5%を大きく上回る場合、パウエル米連邦準備制度理事会FRB)議長のように韓国銀行も物価安定に重点を置くほかない」と明らかにした。
 「底はまだ」との恐怖が市場に広がっている。先週ジャクソンホール会議でFRBのパウエル議長が「タカ派の本能」を明確に表わし金融市場が波立っている。ドルの価値は高騰しウォンの価値はむなしく急落中だ。為替相場水準だけみればすでに金融危機級だ。
 もちろん2007~2008年の金融危機当時と比べ韓国の経済基礎体力(ファンダメンタルズ)は明確に良くなっている。今年上半期の経常収支は248億ドルの黒字を記録した。

◇欧州エネルギー危機など複合悪材料…ウォン年末に1400ウォンに近接も」
 2007年と2008年の2年連続で上半期に経常収支赤字を出したのとは比較にならない。7月末の外貨準備高は4386億ドルで金融危機当時の2倍前後に達する。1年以内に返さなければならない短期対外債務の比率は6月末基準で外貨準備高比41.9%と10年来の高水準ではあるが、2007年の63.3%、2008年の74.0%を大きく下回る。
 国のデフォルトリスクを示す指標のひとつである外国為替平衡基金債券(5年物基準)スプレッドもやはり1~6月平均38bp(1bp=0.01ポイント)でまだ危機とは距離が遠い。外平債スプレッドは米国と韓国国債間の金利差を意味するが、国の信用度が低いほど数値は上がる。金融危機の最中だった2008年に外平債スプレッドは年平均404bpに達していた。
 こうしたマクロ経済指標を根拠に韓国政府は経済危機論に線を引いている。この日国会予算決算特別委員会に出席した秋慶鎬(チュ・ギョンホ)副首相兼企画財政部長官は「国際機関や米国など主要国で韓国を評価する際、外国為替健全性にも問題はなく十分な外貨準備高もあるので大丈夫だ(と評価する)。貿易収支赤字が経常収支赤字を増幅させた通貨危機の時とは違う」と強調した。
 だが過去の危機とは様相が違い、マクロ健全性指標が良好だという理由で生半可に安心する状況ではない。同じ形態の経済危機が繰り返されたことは一度もないからだ。韓国経済を冷え込ませた1970~80年代のオイルショック、1990年代後半の通貨危機、2000年代後半の金融危機のいずれも違った。原因、衝撃の強さと範囲、回復期間はまちまちだった。
 通貨危機は韓国を含むアジアの一部の国の問題であり、金融危機は米国内部の不動産・金融不良が震源だった。今回は違う。コロナ禍の影響、サプライチェーン不安、ロシア・ウクライナ戦争、記録的日照りなどのさまざまなリスク変数が一気に押し寄せた。欧州、日本、中国など先進国と新興国を分かたず影響圏にある。
 韓国ももちろんだ。1998年以降で最も高い5%台の消費者物価上昇率を記録すると予想されるなど嵐の真ん中にいる。政府の警戒感も以前より一層高まった。パン次官はこの日の会議で「最近韓国の金融市場が米国など主要国の金融市場との同調化が深まった側面があるため当面は市場状況に対する注意深いモニタリングと対応が必要だ」と強調した。
 市場専門家はウォン相場が当分ウォン安傾向を見せると予想した。キウム証券のキム・ユミ研究委員は「FRBの高強度緊縮とユーロ安でドル高要因がしばらく続くだろう。ドル高がウォン安圧迫要因として作用し、一次的にウォン相場は1ドル=1370ウォン水準まで進む恐れがある」と予想する。新韓銀行エコノミストのペク・ソクヒョン氏もやはり「ドル高に欧州のエネルギー危機や中国発の不動産景気沈滞の懸念など各種変数が重なれば年末にウォン相場は下段基準として1ドル=1400ウォン水準まで近接するかもしれない」と話した。
 多くの専門家は為替相場そのものよりは景気鈍化に弱い輸出中心の韓国経済、通貨危機金融危機当時より大きく増えた家計負債などが根本的問題だと指摘する。成均館(ソンギュングァン)大学経済学科のキム・ギョンス名誉教授は「最近の外貨流動性指標を見ると現在のウォン急落は以前の危機の時のようなドル不足など流動性問題に起因したものではない。金利を逆に下げている日本の円を除きウォンが主要国の通貨で最も大きく下落しているが、輸出依存度が高い韓国が米国の緊縮による成長鈍化リスクに最も大きくさらされているという対外認識のため」と分析した。
 キム教授は続けて「現在韓国銀行は米国FRBに沿って金利を上げるほかないが、外国為替市場安定には寄与するかも知れないが家計負債償還リスクが大きくなることがより深刻な問題になるだろう」と診断した。