メディアの取り上げ方を見ていると、
どうしても、
『円安』『円の価値が下がった』という表現で
そこばかりが
強調されてますね。
それはまあ、
日本国内の主要メディアが
日本通貨の動向に注目するのは
当然なのですけど。
現状を
的確に表現するなら、
『ドルの独歩高』というべきで。
今年は
他の国の通貨がついて行けないペースで
ドルの金利が急上昇していて。
だって、
1年間で
政策金利を
3%引き上げるとか。4%引き上げるとか。
ちょっと正気の沙汰ではない
動きになっています。
庶民感覚で言えば、
銀行の利率が、
年初は0.01%程度だったものが。
年末になったら5%に爆騰がりしている、という。
そんな具合ですよ。
日本の
銀行預金について
そんな予想を語るアナリストがいたら
頭オカシイでしょ。
そんな
どう見ても発狂している政策を
アメリカの中央銀行が
強行しているわけで。
その
狂行について行けない国の通貨が
どんどん
振り落とされて叩き売られている、という。
そういう状況です。
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とまあ、
現状に対する私的な見立てを書いてみたところで。
この
ある種のバブル末期的な様相を呈した
為替市場に
日本はどのように対処するのか。
それが
この問題の
中心となるわけですけど。
いまのところ
日本政府と日本銀行は
アメリカ・ドルの天井?底?
この場合どちらで表現するべきなのかな……
まあ、
それはどうでもイイ話か。
とにかく、
アメリカの動きが止まる所を見極めて。
止まってから、
そのときの状況に合わせて
日本が動く。
流れに乗る、とか。
抗ったりせずに。
流れが止まったところでスケールを図って対処する、って感じ。
私的には
そんな風に見えますね。
1ドル=147円台に 市場介入時の水準よりもさらに値下がり
13日の外国為替市場では円相場が1ドル=147円台まで値下がりし1998年以来、およそ24年ぶりの円安水準を更新しました。
13日、アメリカの先月の消費者物価指数が発表され、前の年の同じ月と比べて8.2%の上昇と、市場予想をわずかに上回りました。
このため、アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会が大幅な利上げを続け、日米の金利差がさらに拡大するという見方から円を売ってドルを買う動きが強まりました。
政府・日銀は先月22日に1ドル145円台後半まで円安が進んだ際に、ドル売り円買いの市場介入を行いましたが、円相場はその水準よりもさらに値下がりし、市場には介入に対する警戒感も広がっています。