先月29日の夜に起きた
韓国・ソウル梨泰院(イテウォン)での雑踏事故。
これについて、
昨日
韓国警察が、
事故直前に
その後の事故を予見して
危険性を知らせる通報が多数あった事実を
公表しました。
それを
この与太書きでも取り上げましたが、
その後、
韓国警察が発表した
事故発生前に受けた通報の
詳細が
明らかになりました。
これが
かなり大きな物議を醸しております。
ということで、
今回も
昨日に続いて
関連するニュース記事にブックマークを付けてみました。
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昨日取り上げた時点では、
最初の第一報を受けた時間が詳細不明だったのですが。
その後
公表された詳細情報によると、
第一報は
午後6時過ぎ。
事故発生と思われている時間の4時間前、
だったそうな。
この時に、
現地住民というか。
事故現場となった坂道のすぐそばに存在する
『ハミルトンホテル』
その近くのコンビニエンスストアから寄せられた、そうで。
現地住民から、
現地の危機的な混雑状況と。
そして、
混雑の解消、交通整理、道路安全確保を
要請されていました。
『事故が起きそうだ』との通報があって。
『交通安全確保の要請』が
現地住民から出てました。
それなのに、
警察が応じませんでした。
今、
公表されている情報をまとめると、
そうなります。
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これは、
大問題になりますね。
なぜ応じなかったのか。
その判断は
誰が決定したのか。
捜査が始まっています。
さらに、
国会でも
追求するそうで。
政局、政争のネタになっています。
そのうち
『ろうそくデモ』に発展しそうな状況です。
いや
冗談抜きの大マジで。
今回の場合、
現場を取り仕切っていたのは
ソウル警察になりますので。
ソウル市の直轄になるわけですけど。
そこを飛び越えて、
政権への責任追及になっています。
そこが
いかにも
韓国らしいと言えば韓国らしいのですけど。
これじゃあ
亡くなった人が
浮かばれないなぁ……
【韓国梨泰院圧死事故】警察、11回通報を受けても惨事防げなかった
「圧死しそうです」「大事故になる一歩直前です」「早く来てください」。
緊迫した通報電話が続いたが警察の対応は安逸だった。先月29日に梨泰院(イテウォン)で起きた圧死事故の危険性を知らせる警察への通報が11件寄せられたことが確認された。このうち6件には「圧死」という言葉が直接言及され、残りの通報でも「死にそうだ」など緊迫した状況が生々しかった。しかし警察は11件のうち4件の通報にだけ現場へ出動し、残り7件は電話で案内だけして終結していたことがわかった。
警察庁の尹熙根(ユン・ヒグン)庁長は1日、梨泰院の事故と関連した会見で、事故発生直前に多数の通報があったことを明らかにし、「通報を処理する現場の対応が不十分だったと判断した」と話した。尹庁長は不十分な対応と関連し「通報の処理を含め全般的な現場対応の適正性、各級指揮官と勤務者の措置が適切だったのかなどももれなく調査する。『泣いて馬謖を斬る』の覚悟で真相究明に臨みたい」と話した。
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領もこの日、通報電話に対する警察の対応が不十分だったという報告を受け「1点の疑惑もないよう真相を明らかにせよ。法と原則に基づき厳正に処理せよ」と叱咤したと大統領室関係者は伝えた。◇「大変です、梨泰院の裏道」「来て一方通行にしてください」
警察庁がこの日午後に公開した通報の録音データによると、最初の通報は午後6時34分ごろ、ハミルトンホテル近くのコンビニエンスストアから寄せられた。午後10時15分の事故発生から3時間41分前だ。「狭い路地なのにクラブに並ぶ人波に梨泰院駅から上がってくる人たちと路地から出る人たちが錯綜し一歩間違えば圧死しそうだ」という内容だった。通報者は「進入路で人員統制などの措置をしてほしい」と要請した。最初の通報に対し警察庁関係者は「その方は恐怖心を感じたかも知れないが通報も入口側であり、時間帯や場所が事故が起きるほど危険だと判断しなかったようだ」と話した。
しかしその後も「人が押されている」「圧死しそうなほど人が多い」として多くの人が集まり緊急な状況を知らせる通報が追加で10件さらに寄せられた。午後8時9分と33分、53分に追加で通報があり、残り7件は午後9時以後に集中した。午後9時と午後9時2分、7分、10分、51分、そして午後10時、午後10時11分だ。11件いずれも事故発生現場近くからの通報だった。午後9時51分と最後の通報は事故発生場所と同じ場所からだったことが確認された。最後の通報は「ここで圧死しそうです。大騷ぎが起こりました。あーっ(悲鳴)、梨泰院の裏道です。裏道」と叫んで終了した。
警察庁は11件のうち、午後6時34分、8時9分、9時、9時2分の通報4件で現場出動し、6件は電話相談後に終結、1件は処理の有無が不明だと明らかにした。通報は午後9時を過ぎて頻繁になったが、警察が現場出動措置したと明らかにした4件は午後9時2分以前に集まっていた。午後9時7分の通報からは現場出動はなかった。
警察の独自規定によると、通報内容はコード0~4の5段階に分類し、このうち最短時間内出動の「コード0」と優先出動の「コード1」は現場に出動しなければならない。29日に通報された11件のうち午後9時の1件は「コード0」に分類され、「コード1」に分類された通報も7件だった。だが「コード0」に出動しただけで「コード1」には1回も出動しなかった。残りの出動事件は「コード2」に分類されたものだった。警察庁はこの日特別監察チームを設け、実務者から指揮官まで関係者全員を対象に調査を始めることにした。まずこの日は梨泰院地域を管轄する竜山(ヨンサン)警察署を対象に監察に着手した。
尹庁長はこの日、「警察庁に独立的な特別機関を設置し透明で厳正に事案の真相を明らかにしたい」とも明らかにした。警察はすでにソウル庁傘下に捜査本部を構成して捜査していたが、この日の尹庁長の発表後に国家捜査本部傘下の特別捜査本部に転換した。
この日政府側関係者の謝罪と警察の対応は前日までの政府の気流とは反対のものだ。行政安全部の李祥敏(イ・サンミン)長官は先月30日、「警察と消防を配置することによって解決できる問題ではなかった」と話して議論を呼んだ。だが1日午前の尹庁長に続き午後には李長官が「遺族と悲しみに陥った国民の気持ちを思いやることができなかった」として謝罪した。このため通報録音データ公開を控え政府が立場を変えたのではないかという指摘が出た。尹庁長はすでに先月31日にこの録音データの内容を直接確認したという。また、野党議員室の録音データ提出要求が続き公開は避けられない状況だった。