先週、
打ち上げ中止、延期となった
国産新型ロケットH3について。
発射予定の数秒前の異常検知で
打ち上げが中止になった原因について。
本日開催された、
今後の打ち上げ計画をどうするか判断する、
文部科学省の有識者委員会で
JAXAが
現在まですすめている調査結果について
報告しました。
それによると、
『機体や地上設備の電気的な挙動が影響を与えた可能性が高い』
との事なんですけど……
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これって、
電圧の変動で異常値が出たのか、
それとも
電磁ノイズの影響で
本来あり得ない挙動をしてしまったのか。
と、
電気機器アルアルで予想していたら、
『電圧がゼロになった』
と、
調査結果が出ていました……
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これは
厳しいなぁ。
まず、
部品の故障を疑って
通電テストから始めて。
って、
平時で問題が出なかったのなら。
特定条件下で
不具合が発生する、
部品の不良によるものか。
それとも、
回路の設計自体に
もともと
不具合が隠れていたのか。
選定された部品が、
使用条件下での性能を満足に発揮できないものだったとか。
仮に、
制御回路内の半導体スイッチの作り直し、
となると……
来月の発射に間に合うのかな。
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たまたま、
地上側からの電力供給が瞬断した、
とか。
そんな推察をしたりしましたけど。
JAXAが
『制御回路内の半導体スイッチの不具合が影響を与えた可能性が高い』
と調査結果を報告しているのなら。
部品の問題なのでしょう。
厳しいねぇ……
H3ロケット打ち上げ中止、電気的不具合が原因か JAXA分析
日本の次世代大型ロケット「H3」初号機が、予定の数秒前の異常検知で打ち上げを中止した原因について、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は22日、第1段ロケットの制御システムが異常を検知したのは、ことが分かったと明らかにした。文部科学省の有識者委員会で報告した。
今後、さらに詳細な原因調査を行い必要な対策を実施。3月10日までの打ち上げを目指すとしている。
JAXAによると、初号機は鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターで打ち上げ準備作業を進め、今月17日午前、打ち上げの6・3秒前に第1段ロケットの主エンジンLE9に点火したが、その直後、第1段ロケット全体の制御システムが第1段主エンジン用の電源供給系統に異常を検知。
システムは、次の段階である推力補助のための固体ロケットブースターに点火する信号の発信を自動停止し、打ち上げを中止した。主エンジンや固体ロケットブースターに異常はなく、地上設備にも損傷はない。
第1段ロケットの制御システムが異常を検知した現象については、機体や地上設備の電気的な挙動が影響を与えた可能性が高いというところまで原因を絞り込んだという。今後は、さらに詳細な原因調査を行い、必要な対策を実施する。
原因究明の作業と並行して、次の打ち上げ日に向けたロケット本体および設備の点検など一連の準備作業も進め、発射場の地元と合意ができている3月10日までに打ち上げられるよう、全力で取り組むとしている。
H3は、H2Aの後継となる基幹ロケット。初号機は、防災などに利用する国の先進光学衛星「だいち3号」を高度669キロの軌道に投入する予定だった。
異常は「数秒間電圧ゼロ」 H3ロケット打ち上げ中止でJAXAが報告
日本の次世代大型ロケット「H3」初号機が、予定の直前に異常を検知し打ち上げを中止したことについて、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は22日、検知された異常は、第1段ロケットの主エンジンLE9に電源を供給する電気回路で電圧が数秒間にわたり、ゼロになる現象だったと明らかにした。文部科学省の有識者委員会で報告した。
電源供給のための回路がつながっている第1段ロケットの制御システム内で、電気の流れを接続、切断する半導体スイッチの不具合の影響で起きた可能性が高いとみている。今後、さらに詳細な原因調査を行って必要な対策を実施。3月10日までの打ち上げを目指すという。
JAXAによると、初号機は今月17日午前、打ち上げの約6・3秒前に主エンジンに点火したが、直後に第1段ロケットの制御システムが、主エンジンへの電源供給回路の電圧がゼロになっていると検知。次の段階である、推力補助用の固体ロケットブースターの点火信号の発信を自動停止して、打ち上げを中止した。
電源供給回路の異常の原因は、制御回路内の半導体スイッチの不具合が影響を与えた可能性が高いというところまで絞り込んだという。今後は、さらに詳細な原因調査を行い、必要な対策を実施する。