kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

日本メディアの質、マジで落ちてるねぇw ―― 「H3」打ち上げ中止 何が起こった?

昨日まで、
国内の主要メディアが大きく取り上げていた、
国産新型ロケット『H3』の打ち上げ。
ですが、
急遽、
機体の不調で中止となりました。



でまあ、
こういう事態は、
ロケット開発において
まあまあヨクある話なんですけど。
今回の
ロケット打ち上げ中止、延期の一連のプロセスを、
『打ち上げ失敗』と
言い張るメディア、記者が居たりして。
その
あまりの『オバカ』な態度、というか
教養の無さ、無知さに
ネットSNS上で
注目を集めています。
いわゆる『祭り』状態になってますw
ということで、
私も
その祭りに乗っかって、
関連するニュース記事などにブックマークを付けてみました。



で、
まず
今回の事例が、
どうして『打ち上げ失敗』ではないのか。
これについて
きちんと説明しておきますと……
JAXAの説明もわかりにくいんですよねぇ。
もう少し
素人でも分かりやすいように本質をついた説明をすればいいのに。

私的に思ったりするのですけど。
NHKの
ニュース解説でも、
JAXAの言葉を引用するだけで、それ以上の説明してないし。
で、
私的に噛み砕いて説明しておくと。
今回の事例は、
一見すると特殊な内容に見えますが。
起きている事象の本質は、

『天候不順により打ち上げ中止、延期』と

まったく同じだからです。
事象の
本質を抜き出して書けば

『発車前に条件未達』 → 『打ち上げ中止、延期』申請、許可、中止延期実行

が行われただけで。
これまで
天候不順での打ち上げ中止を
失敗とは言わずに
『打ち上げ中止』『延期』と表現してきたので。
今回も
それと同じ表現になる。
というだけの話。



とまあ、
ここまで書けば、
飲み込みの早い人なら
状況を理解して納得していただけるでしょう。
ただ、
察しの悪い人だと、
コレだけの説明だとチンプンカンプンというか
詭弁のように聞こえるでしょうね。
ということで、
もう少し
言葉を足して
詳細に説明すると。

まず、
ロケット打ち上げには
打ち上げ発射前に
 条件未満が判明し、
 打ち上げ不可と判断して。
 それを責任者が了承し、
 打ち上げを中止し、延期する
このようなプロセスが存在しています。

これを天候不順の場合に当てはめると、

打ち上げ(ロケットに火を入れる)前』に
条件未満(天候不順)が判明』して。
JAXA職員が打ち上げ不可を判断』して、
 責任者が了承し、
打ち上げ中止、延期』を発表。

という流れになって。
これは『失敗』ではない、と
メディアはこれまでそのように報道してきました。

ならば、
今回の場合に当てはめると、

打ち上げ(ロケット発射)前』に
条件未満(機体の不良)が判明(機体コンピューターが検知』して。
機体コンピュータが打ち上げ不可を判断』、
 その結果をJAXA職員が確認、責任者が了承し、
打ち上げ中止、延期』を発表。

という流れになります。
細部が入れ替わっていますが、
打ち上げ中止までの流れは天候不順の場合と同じです。
なので、
これまで
天候不順での打ち上げ中止を失敗、
と呼んでいないので。
今回も
打ち上げ失敗とは呼ばず、
『打ち上げ中止』『延期』という表現になります。


つまり、
先例によって
『打ち上げ中止』という言葉を使う事が決定している
内容なので。
今回の事例も
そのように表現するしかない。
という話です。
『正常』とか『異常』というのは事象の細部であって。
本質ではありません。
予備日が用意されており、
スケジュールの中で収まるのなら問題ないのです。
スケジュールを超過したら
『失敗』になりますけど。
ただ、
このような本質を理解できないマスメディアが
日本国内に存在しているんですよねぇ。
それで
ニュース報道に携わっているとか
マジで驚きだワ。


共同通信
マジでヤバいだろ。
報道やっちゃイケないレベルの無知無能だぞ。
もうちょっと
質を担保してくれヨ、ゴシップ誌じゃないんだから。
マジでなんとかしれくれ。

 

追記:
記者会見の動画を何度も見直しているけどさ。
共同通信の記者は
やたらと
『人間が意図した内容であるか意図していたか否か』に拘っているけど。
人間が判断できなかった部分を
というか
そもそも
機械に判断を任せている部分で
機械が判断した。ってだけの話。
そこは
人間が見ていない部分、
コンピュータとかセンサーに任せている部分ですよ。
すべて機械任せの部分です。
その部分では
人間の意図は
最初から最後まで関与しません。
ただ
機械が出した情報を見て、
人間が最終判断を下しました。
って結果なので。
この記者が拘っている意図ってのは途中過程の話であって、
最終判断を人間が意図した通りの結果=打ち上げ中止なんですよね。
そこが、
共同通信の記者は理解できていない、
というか。
途中経過まで見て、
途中で見るのをやめてしまって、
結果までの全体のプロセス、
人間の判断、打ち上げ中止の最終決定の判断を人間が下した部分を
排除しています。

シズメ氏の主張だと、
たとえば
コンピュータ制御で自動運転している車で、
自動運転中にコンピュータが停車を判断して
減速して
安全に停止できても。
人間が停車を判断していなければ、
そもそも
機械にすべて運転を任せている状態で
人間が判断する必要がないのに関わらず、
人間が停車を意図していないので、
車が停車した結果に
乗車していた人間が満足しているのにも関わらず
停車したのは『失敗』である……って論理になります。
バカすぎる主張だろw


共同通信
こんなバカを記者会見に出してきて。
大丈夫なのか?
マジで心配になるぞ。
人材いないのかな。

 

訂正:
共同通信社からは
記者会見に2人出ていて。
ナナイ氏はまともな質問をしていた記者でした。
阿呆な主張をしていたのは
シズメ氏でした。
大変失礼しました。
お詫びとともに訂正します。

 

www3.nhk.or.jp

「H3」打ち上げ中止 何が起こった?今後は? JAXA開発責任者会見

 17日に打ち上げが予定されていた日本の新たな主力ロケット「H3」の初号機が打ち上がらなかったことについて、JAXA宇宙航空研究開発機構が会見を開きました。会見のポイントをまとめました。

冒頭発言要旨「何らかの異常を検知した」 
 本日、打ち上げに臨んだが、残念ながら打ち上げの中止に至った。
 午前10時37分55秒の打ち上げを予定し、ロケットの自動カウントダウンシーケンスも予定どおり開始したが、そのなかで第1段の機体システムが異常を検知し、固体ロケットブースター「SRB-3」(ロケットの両脇に取り付けられた補助ロケット)の着火信号を送出しなかったために、打ち上げを中止することになった。
 現在、JAXA三菱重工業のロケットエンジニアが発射管制棟にこもって原因究明などの作業に入っている。それと並行してロケットの燃料を抜く作業にも着手している。
 ロケットの下部には、2基の「LEー9」エンジン(メインエンジン)があり、その上に、第1段の搭載機器類が並んでいる。
 「LE-9」エンジンがリフトオフ(発射)の6秒前ぐらいに正常に立ち上がったことを確認した上で、リフトオフの直前に「SRB-3」の着火を行う。
 今回起きた事象は、おそらく「LE-9」エンジンが正常に立ち上がったあとで、「SRB-3」が着火するまでの間に異常が検知されたということではないか。異常の検知をしたことで「SRB-3」に着火の信号を送出すべきだった機器が着火信号を送らなかったということだ。
 いま原因の究明中なので、これ以上のことは現時点で分かっていない。

■Q.「H3」打ち上げが中止となったことへの受け止めは? 
□きょうという日を待っていたミッションオーナーや、見守ってくださっていた方が大勢いる。申し訳ないと思っているし、われわれもものすごく悔しい。一緒に頑張ってきた人に残念な思いをさせてしまった。
 天候の関係で打ち上げを2日間延期したが、種子島には多くの方々が残って応援していただいていた。その中にはお子さんもいらっしゃるので「ごめんね」という気持ちだ。初めての打ち上げでは、やはりこういうこともあるのだなということを実感した。
もちろん100%完全にとはいかないと思っていたので、万全の態勢で臨んだが、こうしたところで中止になってしまったのは残念だ。
 まずは原因究明に全力をつくし、できるだけ早く打ち上げに臨みたい。

■Q.具体的にどういった不具合が起きたのか?
□ロケット自体は、メインエンジンの「LE-9」の正常な立ち上がりを自動で検知している。なにか異常が起きたのはそのあとのことだと思われる。
 なんの異常が起きたのかは、現時点では特定できていないが、異常の検知をトリガーに補助ロケットの「SRB-3」への着火信号が送られなかった。

■Q.どの部分で異常が起きた可能性があるのか?
□ロケットの第1段を制御する「制御用機器」はさまざまな電子機器とケーブルでつながっていて、例えば、エンジンの首振りをコントロールする機器や推進系のバルブを動作するためのコントローラーなどがある。
 異常が発生した部位は特定できていないが、可能性としては、ロケットの第1段の制御用機器本体か、その他の制御機器。まだ分からないが、どちらかの可能性がある。また、異常の検知自体が誤検知だった可能性もある。
一方で、メインエンジン「LE-9」は正常に立ち上がったとみられるほか、補助ロケット「 SRB-3」は、着火信号が送信されなかったため着火しなかったものなので、これら自体はまず無関係ではないかと考えている。
 ロケットが打ち上がる際には、安全状態を確保するため、異常が検知されると自動的にエンジンが停止する仕組みになっている。
 そういう意味では今回は、安全確保のシーケンスが正常に動作して安全に止まったと言えると思う。

■Q.搭載していた衛星に影響は?
□搭載していた衛星自体には影響はないと考えている。

■Q.トラブルで中止となったが、打ち上げの失敗ではないのか? 
□ロケットの打ち上げ中止自体は非常に大きなこととして受け止めている。
 失敗ということばをどう解釈するかは人によるとも思うが、ロケットというのは安全に止まるよう設計されており、その設計の範囲の中で止まっている。
 設計の想定の中で自動的に止まったということ。
 こういった事象は打ち上げの際には時々起こると思うが、ロケット開発の立場ではこうした事象を失敗とは呼んでいない。

■Q.原因究明のスケジュールは?
□まずはシステム設計の担当者たちが、今回のような事象の原因としてどんなことが考えられるのか、回路図を見ながら当たりをつけていくという作業を行っている。全く何も分からないところを一から検討するわけではない。
 100分の1秒単位でシステムが動作を続けていた中で、どのタイミングでなにが起きたのか、組み立てて考えながら原因を究明していく。
 過去の例でみると、システムで不具合が起きた場合は、ある程度の究明はわりと短時間でできていた。今回もそうなることを期待している。

■Q.ロケットの機体はこのあとどうする? 
□まずは、ロケットの燃料を抜く必要がある。その後「VAB」というロケットの組み立て棟に戻して、原因究明や対策などを行う。
 燃料の抜き取りは17日午後に行い、接続配管などを取り外すため、VABに戻すのは夜8時から9時ごろになるのではないか。
 「LEー9」エンジンは、こうしたケースで打ち上げが中止された場合に、次も使えるよう想定して設計されている。システムから「止まる」というコマンドが送られて、そのとおりに止まっているため問題は無いと考えている。
 点検は必要だが、異常がなければこのまま使えるのではないかと思っている。また、着火しなかった補助ロケットにもついても使えると思っている。

■Q.次の打ち上げはいつになる?
□原因が究明されないかぎり、具体的な見通しを示すことは難しいが、まずは3月10日まで設定されている予備期間のなかで打ち上げることを目指して、全力でできることをしたい。
 通常、ロケットを一度外に出してから組み立て棟に戻した場合、燃料を充填する前であれば、数日以内に打ち上げられる。燃料が入っていても、さらにもう少し日にちをもらえれば打ち上げられるというイメージだ。
 まずは原因を究明し、どう対応するかが分かれば、具体的な打ち上げ日も見えてくると思う。

■Q.今回の打ち上げ中止は「H3」の信頼面に影響があるか?
□「H3」は、非常に信頼性の高い「H2A」の後継機として、その信頼性を引き継ぎ、それ以上にしていきたいと思っている。
 まずは今回の原因がどこにあるかはっきりさせ、皆さんにお伝えした上で、評価してもらいたい。

 

 

Minazo🐘 on Twitter: "JAXAの会見の 共同通信の記者の捨て台詞 https://t.co/fYwX3yNWzQ"

ぶっちゃけ共同通信の記者が無能で、分かったような事をいっているけど、その実、科学的な知識持ってないのに記者会見場に出てきてトンチンカンな質問をしている、ってだけの話w マジで記者の質落ちたなぁ。

2023/02/17 20:17