このニュース、
韓国の労組全国組織の地方拠点が
国家情報院(国情院)と警察の手によって家宅捜索された件。
日本国内では全くと言っていいほど
注目されていないのですが。
私的に
気になったので、
というか
気になっているネタなので。
関連するニュース記事に
ブックマークを付けてみました。
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韓国の国家情報院って、
日本で言えば
『公安』にあたる組織ですね。
スパイ関連とか、
テロリスト関連とか、
その手の
『反社会的=韓国政府に対して非合法な手段で敵対活動している勢力』
取り締まっている組織です。
そこが
取り仕切って動いた、
となると。
まずもって考えられるのは、
北朝鮮関連ですね。
今年の1月18日にも、
似たような事例……
今回と同じ、
韓国の情報機関・国家情報院(国情院)と警察庁が
労働組合の全国組織「全国民主労働組合総連盟(民主労総)」関係者の
国家保安法違反の疑いで、
ソウルにある民主労総本部を家宅捜索しています。
なので、
今回の一件は、
その1月の事例から発展して
地方にまで捜査の手が伸びた、と考えられますね。
今年の1月の捜査では、
労組の元幹部が
2017年に
カンボジアのアンコールワットで北朝鮮の工作員と接触。
韓国内で地下組織を結成して、
北朝鮮から受けた反政府闘争、韓米軍事訓練の中止などの指令を
実行した疑いが持たれていました。
今回の捜索に関して、
詳細は発表されていませんが、
おそらくは、
同じ件だと思われます。
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韓国内の
左派革新系というか、
狂気の文オジサンとそのお仲間達政権に
汲みしていた人たちは
この件について
保守派による革新勢力潰しだ、と
騒いでいますけど。
ただ、
韓国政府と大統領室が
韓国メディアに出しているコメントなどを見ていると。
『労組潰し』は
コレはこれで
別系統で警察を動員して。
必要な法律の制定を進めつつ
違法行為の摘発を進めていて。
韓国の公安=国家情報院が出張ってくる余地はない、
と。
私的には
そのように見えます。
国家情報院は、
保守政権に代替わりして
政府の横槍が入らなくなったので
マークしていた
韓国内の危険分子=北朝鮮のスパイを
堂々と摘発を始めた、と。
そんな風に見えるんですけど……
この辺の詳細については、
さらなる
続報待ちかなぁ。
韓国情報機関 労組全国組織の地方拠点を家宅捜索=国家保安法違反の疑い
【昌原聯合ニュース】韓国の情報機関・国家情報院(国情院)と警察は23日、南部の慶尚南道・昌原にある労働組合の全国組織「全国民主労働組合総連盟(民主労総)」慶尚南道本部内の事務所などを家宅捜索した。
民主労総傘下、金属労組の慶尚南道支部の幹部と慶尚南道・巨済にある金属労組の造船下請け支会の幹部、2人が勤務する事務所が家宅捜索の対象となった。
国情院は国家保安法違反の容疑で21日に家宅捜索令状を取っていた。国情院の関係者は記者団に「被疑事実は公表できない」として具体的な容疑を明らかにしなかった。家宅捜索での押収物は分かっていない。
一方、民主労総慶尚南道本部は本部入り口で記者会見し、「労働弾圧の横暴が度を越えている」と家宅捜索に強く反発した。
尹大統領 発展妨げる労組の弊害「根絶に最善尽くす」
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は21日の閣議で、「国家がこれ以上労組に譲歩すれば企業や経済はどうなるか。企業家たちが今、韓国政府(の動き)を見極めようとしている」とし、「公正な競争を通じて労組は労組らしく、事業主は事業主らしくきちんとした市場経済システムを作ることが、われわれが今年しなければならない最も重要なこと」と話した。大統領室の李度運(イ・ドウン)報道官が22日の記者会見で明らかにした。
李氏によると、閣議では労組の問題点が指摘されただけでなく、「不正を犯す労組も問題だが、不正を放置する事業主にも責任がある」など、企業に対しての意見も一部出されたという。
尹大統領はまた「労組が正常化すれば韓国の資本市場は途方もなく発展するだろう」とし、韓米合同軍事訓練に反対する集会を開いたり、金銭を要求して雇用をあっせんする「採用商売」をしたりする労組が正常化すれば、企業価値が自然とあがり、雇用も創出されるだろうと指摘した。
尹大統領は労組の改革は最後まで進めなければならないとし、「少しだけして終わるのではなく、任期末までに韓国の発展を妨げるすべての積弊(積み重なった弊害)を根絶するよう最善の努力を尽くす」と表明した。