kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

あああーーー…… ―― H3失敗原因「過電流」か

機器の調子不良やら
天候不順やらで、
打ち上げが伸びに伸びていた
国産新型ロケットH3が打ち上げに失敗したのが、
先週3月7日。
その後、
打ち上げ失敗の原因となったロケット2段目エンジンの着火不良の原因が
電気系統の異常、
というか
信号を受信しながらエンジン着火起動しなかった、
報告をしたのが
打ち上げ失敗翌日の3月8日。
その後、
エンジン着火失敗した事故の原因について
続報が出なくて。
調査が難航しているのかなぁ……

私的にヤキモキしていたのですが。
本日、
メディアが待望の続報を配信していたので。
ブックマークを付けました。



で、
宇宙航空研究開発機構JAXA)が
本日発表した内容によると、
打ち上げ失敗の原因となった、
2段目ロケットのエンジン不良ですが。
『過電流』が生じて、
電気回路に想定外の電流が流れたため、
電源そのものを遮断。
そのときに
着火するための電源も一緒に遮断されてしまったため、
回路が作動しなかった、
と見ているそうな……



って
『過電流』ですかぁ。
うわぁ……
先月、
機器の動作不良で打ち上げが中止になった時点で、
薄々予想してましたけど。
やっぱりソコに行っちゃったかぁ。
私は
ロケットみたいな複雑巨大な製品を組み立てた事はありませんが。
自作でPCを組み立てたりしているので、
『過電流』ってなんなのよ、
くらいは理解できます。
で、
今回の場合、
外部電源というか
『雷』に撃たれました、とかの
そとからの電力供給が無い、
回路が閉じた状態での使用ですと。
『過電流』が起きた原因で
まず真っ先に思い浮かぶのが。
部品の性能、精度です。
電気部品って、
というか
物体って
温度、使用条件で
電気抵抗が極端に変化するので。
パーツ単体では問題なくても、
集積して組み立てた時に、
使用条件、環境、温度が大きく変化した結果、
通電量が激変する。
って事例はPCみたいな小型の電化製品を組み立てていても、
よく起きます。
で、
電源の電圧はそのままなのに、
回路の電気抵抗が激減したため電流が過大になって
ちょっと規定値をオーバーすると、
溢れた分がノイズになって外へ飛び出し、
隣の回路に紛れて悪さをしたりするし。
最悪、
半導体とかがショートしたのと同じ状態になってフッ飛びますw



で、
今回、
先月打ち上げ中止となったエンジン回路の不良を
スイッチの操作手順を変更することで回避して。
それで再打ち上げを進める、
との発表を聞いたときに。
部品の交換とか、
整理されたシステム変更……ではなくて、
電流を通すための試行錯誤による緊急回避みたいな手段が
採用されているのを見て。
『あーコレはアカンやつだ』と、
私的にちょっと心配になっていたんですよ。
『不良』の原因が特定出来ているのだけど。
それを根本解決するためには、
部品レベルで作り直しが必要になって、
より精度の高い部品と交換しなければならないのだけど。
それだけの時間的な猶予が残っていない。
なので、
緊急避難的に、
別の手段を用いて問題を回避する、
みたいに見えたんですよねぇ。
それだと、
他にもダメな部品が出てくる可能性があるのだけど。
本当にダメになるのかどうか、
それを
実際に飛ばしてみて実証してみたい、
とか。
ひょっとしたら、
今回の打ち上げは、
そういう意味というか目的だったのではないかなぁ。
と、
私的に
勘ぐっていました。
だから
事故に関する
情報が知りたかったんです。
どうなんだろう……

 

 

 

www.sankei.com

H3失敗原因「過電流」か H2A計画への影響も

宇宙航空研究開発機構JAXA)は16日、日本の次世代ロケット「H3」初号機が、第2段ロケットのエンジンに着火せず打ち上げに失敗した原因は、エンジンの電気系統に想定外の大きな電流「過電流」が生じ、着火するための電源が遮断された可能性が高いとの見方を、文部科学省有識者委員会で報告した。H3の第2段エンジンの電気系統は現在の基幹ロケットH2Aと共通で、今後のH2Aの打ち上げ計画に影響が出る可能性がある。

 

 

www.sankei.com

「原因は電気系トラブル」 JAXA責任者 打ち上げ失敗のH3ロケット

 第2段ロケットのエンジンに着火しなかったため打ち上げに失敗した日本の次世代大型ロケット「H3」初号機の失敗の原因について、宇宙航空研究開発機構JAXA)は8日、第2段ロケットの電気系のトラブルとみていることを明らかにした。計画を指揮する岡田匡史(まさし)プロジェクトマネージャが文部科学省有識者委員会で報告した。
 岡田氏によると、飛行データの分析で、第2段ロケットの機体制御システムがエンジンを点火する信号を発信し、エンジン側の電気回路が受信していたことが判明。その後、電源系統の異常が確認されたが、機体側、エンジン側のどちらであったかは調査中としている。
 フィリピン東方沖の海に落下した機体の引き揚げについて、岡田氏は「(飛行データの解析で分かる)電気関係が原因だろうとみており、引き揚げは必要ない」との見方を示した。
 岡田氏はほかに、H3初号機の詳しい飛行状況について、第1段ロケットと第2段ロケットを分離後、第2段のエンジンが着火せず高度632キロをピークに落下が始まり、正常な飛行は困難として、打ち上げから13分55秒後に地上から指令破壊の信号を送ったなどと報告した。
 H3初号機は、従来の3倍の高精度で陸域を観測できるカメラを備え、撮影した画像を防災などに利用する国の先進光学衛星「だいち3号」を搭載。打ち上げから約17分後に分離し、高度669キロの軌道に投入する予定だった。