kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

これは……うーん…… ―― 陸自ヘリ墜落直前、エンジン出力が急低下・フライトレコーダー音声記録

先月の4月6日に、
沖縄県宮古島沖で突如行方不明となった
陸上自衛隊の多用途ヘリコプターUH60JA。
その後、
墜落した機体が海底に大破着底しているのを発見されて。
今月の5月2日に、
機体の一部を引き揚げ、
所属している第8師団がある熊本県の駐屯地に運ばれた後
詳しい調査が行われていました。
今のところ、
正式な調査報告は発表されていません。
ただ、
メディアの取材で
幾つかの情報が公表されたので
関連するニュース記事にブックマークを付けました。



というわけで、
私的に待ちに待っていた続報になります。
なんでも、
機体を調査した関係者の話では、
フライトレコーダーの詳細な分析が進められていて。
録音されていた機長らの音声記録から、
墜落の直前にエンジンの出力が急激に低下していた、と。
かなり
重要な情報が出てきました。



これはねぇ、
エンジントラブルが発生して、
それが
墜落の直接的な原因になった、
と。
そう言っているのに等しい内容なんですけど。
仮に、
エンジントラブルが直接の原因だったとして。
エンジントラブルの原因として、
素人の私が
調べた中で思いつくシチュエーションは2つ。
まず一つは
バードストライク』です。
これ、
航空機事故で
たびたび出てくる事例ですね。
エンジンの吸気口に
鳥が飛び込んで。
エンジンが破壊されてしまう、という状況です。
過去には
何度も
ジェット機墜落原因になっています、
そして、
もう一つ考えられるシチュエーションが、
へリコプター用のターボシャフトエンジンの
シャフト部分のトラブルです。
墜落した陸上自衛隊ヘリコプターに使用されていた
ターボシャフトエンジンって、
内部に無数の細かい羽が組み込まれた
巨大な風車になっていて、
これが高速回転して
空気を猛烈な勢いで送り出すことで、
それで
回転力を動力に変換し、
ローターを回転させる力を得ています。
このシャフトの羽が
金属疲労で破断し、
飛び散ってエンジンを破壊。
それで
エンジンが爆発する、という。
そういうトラブル事例が
過去の
航空機事故に幾つか存在していまして。
今回、
墜落した陸上自衛隊ヘリコプターにも
同様のトラブルが起きた、と考えられます。



とまあ、
私的に
考えられ得る事故原因として
2つに絞ってみましたが。
この2つを選出したのには
きちんとした理由がありまして。
この2つのシチュエーションの場合、
どちらもエンジンが大破、爆発して、
ヘリコプターの場合だと、
エンジン付近に存在している
メインローターも巻き込んで吹っ飛んでしまう、
と考えられるからです。
単に
機械的な不調でエンジン出力が低下しただけなら、
メインローターテイルローターの出力が低下します。
けれども、
それだけで済むので
ローターの回転が徐々に弱くなって
グライダーのように滞空しながら
高度が低下していくハズなんですよ。
たとえ
エンジンの出力がゼロになっても、
ローターは
慣性でしばらくの間
回転し続けるので、
即座に墜落するとは考えにくいのです。
しかし、
上記に挙げた2つのシチュエーションでは
エンジンが爆発炎上する可能性が高く、
その場合、
エンジン付近は一緒に爆発に巻き込まれて大破します。
航空機の場合だと、
エンジン部分の破損、脱落で済みますが。
ヘリコプターの場合では、
機体構造上、天井部分が大破、欠落するだろう、
と予想されて。
そうなるとメインローター消失となります。
メインローターが無くなったら浮力ゼロ。
即墜落です。
それって、
これまで公開されてきた
陸上自衛隊ヘリコプターの墜落時の状況に合致する部分が
多いんですよねぇ……

 

 

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陸自ヘリ墜落直前、エンジン出力が急低下…フライトレコーダーに機長ら対応の音声記録
 沖縄県宮古島沖で4月に起きた陸上自衛隊の多用途ヘリコプター「UH60JA」の事故で、墜落の直前にエンジンの出力が急激に低下していたことが関係者への取材でわかった。海底から回収されたフライトレコーダーに録音されていた機長らの音声記録から判明した。事故は機体の不具合が発端で起きた可能性が高まった。
 関係者によると、フライトレコーダーには、同機のエンジンが異常な音を立て、機体のトラブルを知らせる警報音も鳴る状況が記録されていた。エンジンの出力が下がる中で、操縦席に並んで座る機長と副操縦士が高度を保とうと声を出し合う様子も残されていた。 エンジンに不具合が起き、操縦席から対応すると伝えられた機内の隊員の1人が「はい」と答えた声も記録されていた。機体はその直後に海面に墜落したとみられ、「あっ」という声を最後に音声は途絶えたという。
 同機は4月6日午後3時46分頃、宮古島の地形などを確認する目的で空自宮古島分屯基地を離陸した。同54分、近くの下地島空港の管制塔と交信したが、その2分後、同基地のレーダーから機影が消えた。
 政府関係者によると、同機は離陸後、宮古島東側の海岸沿いを高度約300メートルで飛行。池間島を過ぎたあたりで針路を南西に変えた。この頃から徐々に高度を下げ、事故の直前は150メートル前後の低空を飛行していたとみられる。