福島原発事故跡地の処理水放流。
これに関して、
国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長が
日本の処理現場を視察したあと、
韓国の訪問して、
9日に帰国?と言っていいのかな、この場合。
韓国を離れたのですけど。
韓国では、
今回のIAEA事務局長の訪韓に関して
いまだに
擦った揉んだと
メディアが大きく取り上げていますね。
ひょっとしたら
その原因の一つなのかな、
この方のインタビュー報道、
訪日して
日本に居た間は
ほとんど見かけませんでしたが。
韓国に移動してから
その後
韓国国会に出席したり、
野党と会談したり
韓国メディアの取材を受けたり。
とまあ、
精力的に活動していましたねぇ……
私的に、
日本に居たときとの差に
ちょっと驚いています。
そういう気持ちで、
今回またまた
関連するニュース記事にブックマークを付けました。
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韓国メディアが配信している
IAEA事務局長とのインタビュー記事、
2件目です。
今度は、
韓国メディアで
ゴシップ好きな記事編集で有名な
『中央日報』のインタビューを受けています。
インタビューの内容は、
なんと言えばいいのか……
下世話な感情論を包み隠さずストレートな質問にして
ぶつけた内容ですね。
韓国民の感情を
簡潔明瞭直接的な言葉にして率直に聞きました、
という形。
なので
韓国民の腹の内が
赤裸々に並んでいますw
それに対して、
IAEA事務局長も
迂遠な言い回しは用いず
ざっくばらんに答えていまして。
分量は、
さほど多くないのですが。
なかなか面白い内容に仕上がっていますw
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このインタビューの当日に、
インタビュー会場になったホテルの周辺で
革新系の一部団体が
その場でユーチューブを使い動画を配信、
グロッシ事務局長の訪韓日程を非難……というより、
汚い言葉を用いて侮蔑、罵倒していた件について
「正直、快くはなかった」と
素直に答えたり。
今回の
福島原発事故跡地の処理水放流作業を視察した
IAEAの活動を疑問視、否定する
韓国野党、
もっと具体的に言えば
『共に民主党』一派の言動に
対しても。
『野党も執権を望んでいて、
その時は野党もまた、
IAEAと相対しなければならないことを
知っているだろうと考える』
『(執権を望む)野党もIAEAが非常に重要な機構で、
どのように作動しているのかよく知っているはず』
って皮肉めいた
回答を出してますし。
これって、
意訳すると
いまは野党に甘んじている
『共に民主党』が
執権=政権を奪取した場合は、
IAEAを頼ってくるじゃないか。
って、
小バカにしてますよねw
IAEA事務局長「放出ではない他の方法? 世界の人々を『実験室のラット』にするのか」
国際原子力機関(IAEA)のラファエル・グロッシ事務局長(62)は日本政府が福島原発汚染水を海上放流せずに他の方式を動員するべきだったのではないかとの意見に対して「これまで使われたことない方法を使って全世界の人々を『実験室のラット』にすることはできなかった」と話した。韓国の一部団体が「海上放流ではない他の選択肢があった」と主張することに対する立場だ。
グロッシ事務局長は8日、ソウルのあるホテルで行われた中央日報とのインタビューで「使える選択肢がいくつもなかった」と明らかにした。続いて「韓国国民が福島状況に対して持っている懸念をよく知っている」と繰り返し強調した。■■
日本が海上放流ではなく、陸上保存など別の方法を使うべきだったという主張もある。海上放流が最も良い解決策だったのか。□□
「実際に使える選択肢がいくつもなかった。一部で主張されている別のオプションはこれまで一度も試みられたことがなかった方法だ。今回の福島問題を解決する過程で、世界の人々を『モルモット』(実験室のラットのような実験対象を比喩する表現)にすることはできなかったという意味だ」■■
日本政府も蒸気で大気に放出する方式を悩んだという。□□
「今まで一度も試みられなかった方案を除くと、現実的な選択肢は蒸気放出と海上放出の2つのオプションがあった。ところが蒸気として放出する場合、大気中に広がった危険物質が雨の形で広がり、かえって環境汚染を誘発しかねなかった。これに対して海上放出は相対的に環境汚染の可能性が低く、過去にも多く使われてきた手法なので統制が容易な(controllable)方法だった。同時に日本がすでに海上放出の決定を下した後、その計画をIAEAに検討してほしいと言った点を忘れてはいけない。日本がIAEAに『どのような解決策があるのか』と質問したわけではない。日本はすでに計画を立てており、IAEAには『この計画が国際基準に合致するのか教えてほしい』と要請しただけだ」■■
IAEAの報告書に対して疑問がある。□□
「IAEAは放出計画を評価してほしいという日本から『学校の課題』を受けた学生も同然だった。日本はすでに海上放出の決定を下した状態だった。課題を受け取った我々は日本の計画を科学的分析に基づいて隅々まで評価した。それだけにとどまらず、実際の放出以降に発生することに対しても現場に常駐しながら数十年間検証する計画だ。最後の一滴が『安全に』放出される時までIAEAが共にする」
グロッシ事務局長は今月4日に日本を訪問してIAEAの最終報告書を岸田文雄首相に伝達した後、3泊4日の日程を終えて直ちに訪韓した。福島汚染水問題に関連してIAEAが韓国内世論の動きを重要視しているという意味だ。同氏はこれに関連し、今後放流過程全般をモニタリングする過程でも「韓国の参加は続くだろう」と強調した。■■
IAEAは福島地域に常設現場事務所を設置する予定だ。韓国専門家が常駐する方案はどうか。□□
「IAEAは国際機構であり、私を含め我々職員は国際公務員だ。韓国人が来たとしても、出身国家を代表するのではなく、国際機構であるIAEAのメンバーとしての中立性を守らなければならないという意味だ。私もアルゼンチン出身だが、IAEA事務局長として私の国籍はないも同然だ。韓国にも潘基文(パン・ギムン)元国連事務総長がいたが、彼は韓国人である前に世界の人々全員の国連事務総長だった」■■
IAEAの活動に韓国人が含まれれば韓国を安心させる効果がある。□□
「最近最終報告書を出したIAEAのタスクフォース(TF、作業部会)には韓国原子力安全技術院(KINS)のキム・ホンソク博士がIAEAのメンバーとして含まれ、試料採取および分析作業にも韓国の実験室が含まれている。韓国の参加は今まで続いてきたし、韓国がIAEAの重要な加盟国という言葉で回答にかえたい」
グロッシ事務局長は福島産水産物輸入を禁止している韓国政府の決定に対して「韓国政府が決めること」と線を引いた。ただし「計画通り放出が行われるなら、今後水産物の汚染は全く起きないだろう」と強調した。■■
IAEAの最終報告書が韓国政府に対する輸入再開を圧迫する根拠になりえるという恐れがある。□□
「輸入禁止措置は全面的に韓国政府の決定であり責務だ。IAEAの権限外のことだと言っておきたい。ただし我々が言えることは、計画通り放出が行われるなら、どんな方法でも魚類など水産物が汚染されることは発生しないだろうという点だ。その誰も『日本の放出のせいで水産物が汚染された』と主張しても、これは科学的に全く合わないということを忘れてはいけない」■■
IAEA報告書にもかかわらず、水産業界の懸念は相変わらず根強い。□□
「日本の水産業従事者に会ってみた。彼らも韓国国民と同じように深く心配している。これは12年前の事故(2011年東日本大震災)によってすでに生計が崩壊した経験があり、今回の放出決定によってまた深刻な打撃を受けるのではないかという点に対して不安に思っている。私の責務はそうした方々のもとを訪れて科学的根拠や安定性などを説明することだ。そうした方々の正当な懸念は決して無視してはいけない。ただし、政治的意図を持つ主張や非難の場合には全く違った話になる」
グロッシ事務局長はIAEA最終報告書に対して何回も「放出による汚染は有意味でないだろう」と強調した。一部で報告書の最初のページに「報告書を活用する過程で発生するいかなる結果にも責任を負わない」と書かれている一文を問題にし、「IAEAの報告書を信頼できない」という主張があることに対しても「それについて説明をしたかった」とし、その立場を明らかにした。■■
野党では「IAEAが結果に責任を負わない」という文面が免責条項だと言って批判している。□□
「むしろその質問をしてくれてありがたい。正直に、最初そのような指摘が出ているという話を聞いて『おもしろい(amused)』とさえ考えた。該当の文面はIAEAが発刊するその他出版物にも形式的に入れる免責条項(disclaimer)にすぎない。当然、多核種除去設備(ALPS)システムの安定性とは何の関連もない。該当の一文を使って政治的意味を探そうということ自体が、事実滑稽なことだ」
7日に入国したグロッシ事務局長は、入国を反対するデモ隊によって空港入国フロアで2時間以上も足止めされた。この日インタビューが行われたホテルの周辺にも一部団体が現場ユーチューブ放送などを通してグロッシ事務局長の訪韓日程を非難していた。
グロッシ事務局長はこのような状況に対して「正直、快くはなかった」としながらも「民主主義国家である韓国では当然人々が各自の意見を表出できて、私は(論争に)隠れたり異見を無視したりするつもりは全くない」と強調した。
ただ、野党が放流反対の主張をしていることに対しては「野党も執権を望んでいて、その時は野党もまた、IAEAと相対しなければならないことを知っているだろうと考える」とし「(執権を望む)野党もIAEAが非常に重要な機構で、どのように作動しているのかよく知っているはず」と明らかにした。◇ ◇ ◇
グロッシ事務局長は北核威嚇に関連して「北朝鮮が誤った判断により実際に核を使うことになるかもしれない」としながら「我々はこれを必ず阻止しなければならない」と強調した。
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北朝鮮の核開発に関連した懸念が続いている。□□
「北朝鮮は核実験のためのすべての準備をすでに整えている。IAEAは2009年に北朝鮮から撤収するほかなかったが、衛星写真や情報部員などを通して北朝鮮内部で起きていることを把握している。最近確認された動向は北朝鮮の核武器プログラムが途方もない(massive)水準に拡大したという点だ。特に過去に寧辺(ヨンビョン)核団地でプルトニウムを生産していたことに加えてウラン濃縮技術まで発展させている。より多くの核兵器を生産することになるという意味だ」■■
北朝鮮が実際の核を使用する可能性があると見るか。□□
「誤った判断により核を使う可能性もあるだろう。そうなれば全世界に対する悲劇になるよりほかない。我々はこれを必ず阻止しなければならない」■■
現実的に北朝鮮を阻止する方法があるのか。□□
「非常に懸念される状況だ。特に懸念されることは、現在北朝鮮といかなる形の対話や接触も全く行われていないという点だ。IAEAは北朝鮮の核プログラムの安定性に関連した対話をするために手を差し出すなどのある種の役割をする準備ができていると何回も強調してきた。なぜなら現在のような北朝鮮の完全な孤立は『誤判断の可能性』の側面でも非常に危険なためだ」
グロッシ事務局長は「近く北朝鮮の核施設などに対する査察の可能性はあるか」を尋ねると、「今すぐは難しい」としながらも「査察が可能になるならIAEAは役割を果たす準備がいつでもできている」と強調した。あわせてロシアのウクライナ侵攻状況が長期化し、ロシアが下手をすると実際に戦術核を使う可能性があるという懸念についても言及した。■■
ロシアが核を使えば従来の「核文法」が壊れ、北朝鮮にも影響を与えるだろうという憂慮が出ている。□□
「実際にそのようなことが発生しないことを心から希望し、そのように信じたい。これとあわせてIAEAはまずロシア侵攻過程で発生する可能性がある、非常に大きな核事故の可能性に対しても深く懸念している。現在、戦争の最前線でザポリージャ原発が露出している」