kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

日本に”春”は訪れるか

アメリカのウォール街に端を発した格差社会に抗議するデモが。全米の各地に広がっているそうです。
「中東の春」になぞらえて「アメリカの春」とか喧伝しているマスコミもありますが。
振り返ってみて、日本はどうでしょうか。
今のところ、それらしい騒ぎもなく、公務員宿舎を建設するとかしないとか、暢気なことを騒いでいます。
東日本大震災が起きて、福島原発事故も起きて、財政赤字は垂れ流しで、
その上円高は進行して企業の収益も悪化しているのに、こんなのんびりした国内の動きに対して、
日本人の国民性で、デモや抗議テロなどが起きることはない、とか言う人もいますが。
私は、そうは思いません。
私は、日本に大規模なデモが起きないのは、
なんだかんだかで、今のところ日々の食事に事欠くところまで行ってない、政治と企業努力の成果だと思っています。
人間、最低限の衣・食・住が保証されていれば、よほどのことがない限りは、のんびり我慢しますよ。
よほどのことというのは、
最近だと福島原発の事故による放射能汚染とか、あのくらいのレベルの身の危険を感じる出来事で、
50年に一度あるとか、100年に一度あるとかの大事件が起きたら、黙っていないみたいですね。
で、最近感じているのは、
日本社会は、年を経る毎に確実に疲弊しているのだけど、
なんとか社会の治安が保たれているので、この国の支配層は平和ボケになってしまったのではないか。
ということです。
まあ、ここに書いてあることは落書きなので、私の印象だけで何の根拠もありませんが……
年収300万円の時代とか言われて、確実に低所得者、非正規雇用者が増えている中で、
それでも国民の生活が成り立っているのは、
個人で生活できない人間が親と生計を同一にしたり、援助してもらったりして、生活を維持している人が増えているからだ、
という保険会社だか、総務省だかの調査結果をどこかで見た覚えがありますけど、
これって、見方をかえると、
いま現在の経済活動では生活がなりたたないので、高度成長期からバブル崩壊前までの貯金を取り崩して、
生活を維持しているってことですよね。
でも、この所ずっと右肩下がりの日本経済では、貯金を取り崩す一方で、貯める機会が訪れませんから。
この生活形態も、近い将来破綻する日がやって来ます。
そのとき、日本は、最低限の衣・食・住を獲得することができない国民があぶれることになり、
デモや抗議テロが頻発する世の中がやってくる、と私は思っています。
で、こういう世の中になってしまうと、ただ持っているだけで憎悪と怨嗟の対象となるのですけど、
今の政治家とか公務員の皆様とか、大企業のお偉い方々は、どう思っているのでしょうかね。
最近問題になった公務員宿舎なんて、抗議テロが頻発する世の中では、まっさきに焼き討ちの対象になりそうですけどね。
私としては、「よくまあそんな恐ろしい物を作りたがるものだ」とか思いつつ、ニュースを見てましたけど。
バブル崩壊を1990年として、
そのとき40歳だった人間が、80歳に人生を退場すると仮定したら、
2030年になってくると、親などの援助を受けて生計を立てている世帯が、めっきり減って、
食いあぶれた世帯が爆発的に増加してくるのではないでしょうか。
最低限の衣・食・住さえ獲得することができない国民が、主流となったとき、
この国は大変なことになると思うのですけどね。
それは、そう遠くない未来まで迫っていると思うのですけど……