kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

「想定外」の次は「老朽化」――都合のいい言葉を使って責任を逃れようとする責任者ばかりなのは、日本社会の構造欠陥なのか

ここ数日、ずっと世間を賑わせている、山梨県で発生したトンネル崩落事故について。
この事故については、
「公共事業費を増額しておけば、こんな事故は起きなかった」という主張を聞かされるのがイヤで。
できるだけメディアが流す情報を避けてきたのですけど。
どうも事故の概要が明らかになるについて、そんな簡単な問題ではないことが明らかになってきました。
何が明らかになったのか、というと。事故の危険性について、まったく認識できていなかった、という事実です。


【トンネル内崩落】天井ボルトが脱落 「老朽化原因」業過致死容疑、中日本高速捜索へ - MSN産経ニュース 【トンネル内崩落】天井ボルトが脱落 「老朽化原因」業過致死容疑、中日本高速捜索へ - MSN産経ニュース


【トンネル内崩落】ボルト老朽化、脱落 前兆見逃し ずさん点検+(1/3ページ) - MSN産経ニュース 【トンネル内崩落】ボルト老朽化、脱落 前兆見逃し ずさん点検+(1/3ページ) - MSN産経ニュース



トンネルが老朽化していたことは事実なのですが。
それによって何が起きるのか、どんな危険性があるのか――その点がまったく把握されていなかったようです。
事故が起きた笹子トンネルは9月に安全点検作業が実施されていたのですが、その時点では「異常はなかった」と評価されてました。
しかし、このとき今回の事故の原因となった天井のボルトについては、離れた場所から目で見ただけで、
それ以外の検査はいっさい行われていませんでした。
9月の安全点検作業の時点で、天井のボルトが老朽化して抜ける、という想定はまったくなされていなかったのです。

これじゃあ……
「国土強靱化計画」とか、経年劣化した社会インフラを10年かけて補修していこう、という公共事業の復活みたいなことをしてもねぇ。
いったい、何を直すのか? それで本当に安全が保証されるのか? そもそも何が危険なのか本当に分かっているのか?
非常に怪しいですねぇ。
ただ、単にお金をかけました。でも、役に立ちませんでした。って結果になって。
お金をドブに捨てて借金を増やすだけのことをしても、困りますよねぇ……