kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

なぜ今このような記事を掲載するのか――「韓国戦争の真実を中国人に伝えたい」

この頃、韓国の靖国放火犯中国引き渡しについて。
アレやコレやと書いて、韓国の北朝鮮化まで触れたら、それに当てつけるような記事が、
韓国メディアから出てきました。


Chosun Online | 朝鮮日報 「韓国戦争の真実を中国人に伝えたい」 Chosun Online | 朝鮮日報

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記事入力 : 2013/01/06 09:07

ペク・ソンヨプ将軍の回顧録『軍と私』中国語版出版へ

ペク・ソンヨプ将軍の6・25戦争(韓国戦争、朝鮮戦争回顧録『軍と私』の中国語版が今月出版される。韓国軍の長老が書いた6・25戦争関連の書籍が中国で出版されるのは、今回が初めてだという。
1989年に出版された『軍と私』は、6・25戦争が始まった1950年6月25日から休戦直後までのペク・ソンヨプ将軍の体験を記録した本だ。中国側の出版社は、昨年夏からペク将軍側に「出版したい」という意向を伝えてきたといわれる。当初は、昨年7月の休戦記念日に合わせて出版する予定だったが、中国当局の翻訳物出版検閲がずれ込み、今年出版されることになったという。
中国語版の表紙には、ハングルで「軍と私:6・25韓国戦争回顧録」と書かれ、さらに中国語で「韓国人の目で見た朝鮮戦争、われわれ(中国)と同じなのか? 最も非情な戦争、最も客観的な書き方で記述。残酷で重い歴史の現場を振り返る」と書かれている。
中国語版の「推薦の辞」は、中国で有名な軍事作家の喬良・空軍少将が書いた。喬少将はペク将軍の回顧録を、米国のドワイト・アイゼンハワー元帥、旧ソ連ゲオルギー・ジューコフ元帥、ドイツのハインツ・グデーリアン上級大将、英国のバーナード・モントゴメリー元帥が書いた回顧録や著書と同列に挙げた。喬少将は、推薦の辞で「韓国の将軍が書いた韓国戦争の回顧録に代えられる書物はないだろう。戦争の歴史を隠したりゆがめたりしないペク将軍に、心から敬意を表する」と記した。
ペク将軍は、中国語版の序文で「事実上、韓国戦争は中国軍との戦争だった。この小さな本が、韓国戦争に関心を持っている中国の大勢の人々に対し、自分たちの祖父の世代が、若いころ韓半島朝鮮半島)という見知らぬ土地に行って、どのように戦ったか(中略)詳しく知るのに役立つことを望む」と記した。
ペク将軍は「中国国民の大多数は、北朝鮮の主張の通り、6・25戦争は(韓国の)北侵だと誤解しているケースが多いと聞いた。多くの中国人が、私の著書を通して、6・25戦争が明らかに、朝鮮の野望による南侵で始まったという事実を理解してくれればいいと思う」と語った。

朝鮮日報朝鮮日報日本語版

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韓国戦争=日本で言うところの「朝鮮戦争」に従軍した韓国人大将軍の回顧録録、という体裁で、
朝鮮戦争の歴史的真実を語るという触れ込みの書籍紹介記事です。
ただし、韓国で新刊本が出版されるのではなく、既存の書籍を中国語に訳した中国語版が、中国本土において出版されていることを報じています。
そして、本の内容紹介として掲載されている筆者のコメントで、
「中国国民の大多数は、北朝鮮の主張の通り、6・25戦争は(韓国の)北侵だと誤解しているケースが多いと聞いた。多くの中国人が、私の著書を通して、6・25戦争が明らかに、朝鮮の野望による南侵で始まったという事実を理解してくれればいいと思う」
とか、朝鮮戦争北朝鮮侵略戦争だったことを報じている、というか主張してます。
ブログに中国支援による、韓国の北朝鮮化をしこしこ書いていた翌日に、こんな記事が掲載されることに、少し驚きましたけど。
韓国政府の広報紙とも言える、朝鮮日報にこんな書籍紹介文が掲載されるということは。
韓国政府内部にも、同じ危機感を持っている人が存在する、ということでしょうか。
中国内部の北朝鮮支援勢力に対してカウンターパンチを食らわせ、親韓勢力を伸張させよう、という意図なのか。
けれども、国家の主観によって歴史が規定される中国や韓国で、こんな本を出しても。
北朝鮮悪の枢軸として貶めようとする韓国の捏造記事だ」と一笑されて終わりですね。

おそらく韓国もそのくらいのことは十分承知の上でしょう。
むしろ、この本を出版したのは、中国人に読んでもらうためではなく、
日本とアメリカに対して、「韓国は北朝鮮−中国ラインに対抗しています」とアピールするためのスタンドプレイ、
というところでしょうか?

でも、こんな本を出したところで。
靖国放火犯の中国引き渡し判決を出した後では、たいした意味もないですねぇ。
韓国民が中国支持をはっきりと表明した後では。
何を言っても、その場しのぎの虚言にしか聞こえませんよ。
どうぞ、中国と仲良くしてください。