kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

靖国放火犯、中国引き渡し=条約無視を韓国メディアはいかに報じたか2――【社説】日本は靖国放火犯引き渡し拒否の意図を読み取れ

一昨日、昨日と、事実を報じるだけに徹していた韓国メディアですが。
安倍首相が派遣した額田特使と朴韓国大統領の対談も無事に済んだので。
まあ、一部では、韓国到着時に切腹騒動もありましたけど……


額賀特使訪韓に冷や水、後味悪く 怒号の中を移動、切腹未遂騒動…+(1/2ページ) - MSN産経ニュース 額賀特使訪韓に冷や水、後味悪く 怒号の中を移動、切腹未遂騒動…+(1/2ページ) - MSN産経ニュース


とにかく、特使との会見も無事に済ませたので。頃合いヨシとして韓国側も本音を出してきました。

Chosun Online | 朝鮮日報 【社説】日本は靖国放火犯引き渡し拒否の意図を読み取れ Chosun Online | 朝鮮日報

                                                                                                                                                                                                                      • -

記事入力 : 2013/01/05 09:12

靖国神社に放火した容疑で日本から引き渡しを求められた中国籍の劉強・元受刑者について、韓国の裁判所はこれを拒否する決定を下し、劉・元受刑者は4日に中国へ帰国した。今回の裁判所の決定について中国政府は歓迎の意を示したが、日本の安倍晋三首相は遺憾の意を表明し「強く抗議したい」などと発言した。
今回の決定は、大韓民国司法の独自の判断に基づくものだ。韓国が日本の裁判所の判断を尊重するように、日本も韓国の判断を尊重すべきなのは言うまでもない。もちろん、中国と日本の双方が互いに引き渡しを求めた劉・元受刑者の事案は、3カ国の歴史問題が絡む微妙な問題だということは間違いない。しかしだからこそ、各国の指導者は法的な手続きに沿って粛々と処理すべきであり、それが国家間の無用な摩擦を避ける懸命な方法だということを忘れてはならない。
2011年12月、靖国神社に火炎瓶を投げつけ、昨年1月にもソウルの在韓日本大使館に火炎瓶を投げつけたとして身柄を拘束された劉・元受刑者は、その後韓国で懲役10月の刑を宣告され服役していた。中国籍を持つ劉・元受刑者の祖父は抗日闘争中に戦死、韓国人である外祖母は日帝強占期に日本軍の慰安婦となり、中学校教師だった母方の曽祖父は生徒に韓国語を教えたとして、拷問を受け死亡したという。日本は犯罪人引き渡し条約を理由に劉・元受刑者の引き渡しを求めたが、劉・元受刑者は裁判で家族が受けてきた苦しみについて語り「軍国主義に戻ろうとする日本に警告がしたかった」と主張。裁判長も「劉・元受刑者の犯行と政治的目的には関連性がある」と判断した。韓日犯罪人引き渡し条約は、その犯罪が政治的問題に由来し、引き渡し後に犯罪人が政治的迫害を受けることが予想される場合、引き渡しを拒否できることになっている。
日本の一部政治家の間からは「放火犯が政治犯か」「韓国は中国の圧力に屈した」などと韓国政府や裁判所を非難する声が相次いでいる。しかし大韓民国の裁判所は「劉・元受刑者の認識と見解は大韓民国憲法の理念や国際機関、大多数の文明国が目指す普遍的価値と一致している」との判断を下した。劉・元受刑者の行動を単なる放火と見なす日本人は、裁判所がこのような判断を下した背景について、まずは考えなければならない。
日本は1995年の「村山談話」で政府として植民地支配を謝罪しており、また93年の「河野談話」では従軍慰安婦に対する強制動員への介入を認めている。ところが日本の政界では最近、両談話を否定する発言が相次いでおり、安倍首相は両談話の見直しも示唆している。日本が劉・元受刑者を単なる放火犯と見なし、犯罪人引き渡し条約を盾にしようとすればするほど、軍国主義時代の日本による反文明的な罪状が浮き彫りになるだけだ。

朝鮮日報朝鮮日報日本語版

                                                                                                                                                                                                                      • -

韓国政府の広報紙、朝鮮日報の日本語版から。
まあ、だいたい予想した通りの『社説』と名付けられた弁明文が掲載されています。
この記事の内容をざっくりまとめると、
靖国放火犯の事案は、日中韓3カ国の歴史問題が絡む微妙な問題だ。だからこそ、各国の指導者は法的な手続きに沿って粛々と処理すべきであり、それが国家間の無用な摩擦を避けるベストな方法だ」という問題の棚上げを主張。
靖国放火はその犯罪が政治的問題に由来しているので、政治犯であり、韓国は中国の圧力に屈したという日本の見解は間違いだ」という日本に対して言い訳めいた批難。

そして、必ず出ると思っていた「すべて軍国主義時代の日本による反文明的な罪状のせいだ」という日本に対する責任転嫁。
しかし、韓国自身、自らの非を自覚しているためか、自己弁護が中心で日本を批難するトーンはいつもより弱めです。「謝罪と賠償を!」のおきまり文句も出てきませんし。

まあ、日本国民としては、中国に引き渡されてしまった者を今さらどうにかしようとは思いません。
それよりも、気になるのは、韓国の今後です。
韓国はこれからどうするつもりなのか? 中国のプレッシャーを受けて、かなりの譲歩をしなければならない立場にあることは分かりますけど。
日本がそれに付き合う義理はありません。
日本政府は、現在、経済における『中国外し』のために着々と手を打っています。それに対して、韓国は――中国から撤退する日本企業の後を埋めるべく、さらに中国進出を進め、対中貿易に依存するのでしょうか?
その結果、日本に理解を求められても……日本としてはまったく理解できません。
リスク込みの中国進出なのに、そのリスクを日本に押しつけられても、日本にはそれを受け入れる義務はありません。
韓国は、中国リスクを抱えたまま、潰れる途を選ぶのなら。日本もアメリカも止めはしませんので、どうぞ滅亡してください。
たぶん、北朝鮮同様、中国の支配下になるだけなので。朝鮮半島全体が北朝鮮化して統一されるだけですから。
韓国主導ではなく、北朝鮮主導で『半島統一』が達成されるのを認めればよいだけです。


日本としては、もうどっちでもイイ問題です。
これ以上在日難民が増えないようにだけ、手を打ちたいですね。
そのときは、中国へ送還したらいいのかな……
追記:
日本のネットユーザーのつぶやきを見ていて、少しひっかかることがあります。
それは韓国メディアの事件の取り上げ方にも共通しているのですが。
今回の靖国放火犯の中国引き渡しで、一番の決め手になったのは、犯人が政治犯だったからではありません。
メディアは、わざとこの点をミスリードさせるように報道しているのですけど。
一番の決め手は、政治犯として認定された犯人を日本に引き渡すと、正当な裁判を受けられない恐れがある。
と韓国高裁が判断した、という点が、引き渡しの根拠になっているのです。
つまり、「日本は情治国家である」と、韓国の司法が認めた、ということです。
韓国は日本の司法制度を認めていない、ということですね。
もしくは、このブログで先日書いたように、日本と中国が交戦状態にある、と韓国が認定している、という場合も考えられますが。


まあ、どちらの場合だったとしても。
今回の結果を中国と韓国の国民はそれぞれ支持しているようですから。
中国と韓国は、日本と敵対している、と捉えるのが正しいのではないか、と思います。
少なくとも日本を法治国家とは思っていないことは事実ですね。
単に政府が日本に対して敵対している、だけではなく。
国民全体が日本を侮蔑し、日本との戦闘を望んでいる、と認識を改めるべきでしょう。