今日の気になるニュース。
事件が起きたのは数日前のことです。
朝日新聞社が、情報提供者との約束を破って、一方的にアルジェリアでの武装テロ事件の被害者実名を公表したのでした。
この件について。
情報提供者だった、本白水智也さんは朝日新聞社に対して正式に抗議文を送るとともに、我が身に降りかかった災難のあらましを公開し、
誰もがメディアにレイプされる危険性がある現実を広く注意喚起している記事です。
アルジェリアテロ被害者実名報道事件・本白水智也さんインタビュー「メディアに情報を渡すと、誰にでも起こる問題」 - ガジェット通信
私は、昨日、「マスコミは政府や企業に責任を転嫁せず、自ら取材し、情報を集めて、関係者の了解を取り付けて、実名を公表したいい」と書いたのですけど。
マスコミが自分で取材して情報を集めた結果が、この事件ですか……終わってますよね。
政府が名前を公表したことで、免罪符を得たつもりになったのか。
今日は朝から、故人の為人を哀愁いっぱいに書き立てた記事とかニュースが、メディアから垂れ流しになっています。
正直に言って、レイプの片棒を担いでいるみたいで、気分が悪いです。
いったい、なぜ、事件が起きたのか。
どんな事件だったのか。
一国民として、「次は我が身かもしれない」と考えたときに、
知っておかなければならない重要な事実は、たくさんあるのに。
そういう、本当に必要な情報は手に入らず。
身近に転がっているのは、誰かを傷つけるゴシップ記事ばかりで。
日本のマスコミって、何のために存在してるのだろう……
……少なくとも「日本国民のため」ではないよね。
