kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

結局、落ち着くべきところに落ち着いた――小保方氏の不正確定 論文、再調査せずと理研が決定

散々世間を騒がせていた、この問題ですが……
ようやく落ち着くべきところに落ち着いた、というか。結着しました。

【STAP問題】小保方氏の不正確定 論文、再調査せずと理研が決定(1/2ページ) - MSN産経west 【STAP問題】小保方氏の不正確定 論文、再調査せずと理研が決定(1/2ページ) - MSN産経west

                                                                                                                                                                                                                        • -

2014.5.8 11:58 (1/2ページ)

 新型万能細胞「STAP(スタップ)細胞」の論文不正問題で、理化学研究所の調査委員会は8日午前、小保方(おぼかた)晴子・研究ユニットリーダー(30)が求めていた再調査は不要との報告書をまとめ、理研の理事会に報告した。これを受け理研は再調査しないことを決定した。小保方氏の不正を認定した調査委の最終報告が確定。論文についても、正式に撤回を勧告した。
 調査委は小保方氏から提出された追加資料などを検討した結果、再調査が必要な新証拠はないと判断した。理研は同日の理事会で調査委の報告書を了承し、再調査しないとの結論と論文の撤回要請を小保方氏側に伝えた。午後に東京都内で記者会見を開く。
 理研は7日夜にも調査委から報告を受けたが、途中報告だったため結論を見送っていた。
 調査委は4月1日に発表した最終報告で、小保方氏の博士論文の関連画像の流用を捏造(ねつぞう)、DNAの解析画像の切り張りを改竄(かいざん)と認定。これに対し小保方氏は悪意のないミスで不正ではないとして同8日、不正認定の撤回と再調査を求めて不服申し立てを行い、調査委が再調査を実施すべきか審査していた。
 理研の規定では、小保方氏が再度、不服を申し立てることはできない。再調査しないことが確定したことを受け、理研は著者全員に論文撤回を勧告するとともに、懲戒委員会が関係者の処分の検討を開始する。

 小保方氏は4月20日、論文に掲載すべきだった画像などの追加資料を調査委に提出し、さらに追加資料の準備期間として2週間の猶予を求めた。

 5月4日には論文執筆時の多忙さを説明する陳述書や、悪意のない画像の切り張りが捏造や改竄にあたらないとする過去の判例などを提出した。しかし、いずれも新たなデータが含まれていなかったことから、調査委側は不正の認定を覆す理由は見当たらないと判断した。

                                                                                                                                                                                                                        • -


【STAP問題】理研、小保方氏処分へ 「不正は明らか」懲戒委設置 - MSN産経west 【STAP問題】理研、小保方氏処分へ 「不正は明らか」懲戒委設置 - MSN産経west

                                                                                                                                                                                                                        • -

2014.5.8 18:06 [STAP細胞]

 STAP細胞の論文問題で理化学研究所の調査委員会が8日、記者会見し、小保方晴子研究ユニットリーダー(30)の不服申し立てに対し、「データの加工で、結果が真正でないものとなった。改ざんと捏造という不正は明らか」と、再調査を不要とした判断の理由を説明した。理研は同日、懲戒委員会を設置した。小保方氏や理研発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の笹井芳樹副センター長らの処分を決めるほか、所属長らの管理責任も問う。
 調査委は、弁護士の渡部惇委員長らが会見。STAP細胞が存在するかどうかの検証実験に関連して、渡部氏は「STAP細胞の有無と関わりなく、研究に不正が認められた。科学的問題とは切り離して考えた」と説明した。
 理研の規定によると、研究不正が認定された場合は諭旨退職か懲戒解雇の処分が原則だが、場合によってはそれより軽い処分もあり得る。

                                                                                                                                                                                                                        • -


『論文』という物証がある以上、小保方女史が理研の裁定を覆すには、
「実はあの論文を執筆したのは私ではありません。私は名前を貸しただけです」とでも主張するしか無かったわけで。
さすがに、そこまでぶっ飛んだ神経の持ち主ではなかったようです。
まあ、『替え玉説』を主張した、それはそれで『データ捏造』とは別の問題が発生するのですけどね。

さて、小保方女史の論文捏造については。適切な裁定がくだされました。
この後は、法廷に持ち込んで裁判するなり。小保方女史は好きにしたら良いと思います。


ただ、それとは別に。
理研」の組織としての在り方。それが適切であるのかどうか。については……
これはこれで別の問題として、きちんと議論と改革を進めてほしいと思います。
今回は、たまたま大事になる前に……いや、もうすでに大事になった、という見方もできますけど。
とにかく「STAP研究所」などと、怪しい学説を根拠にして、税金をつかった一大プロジェクトを立ち上げる前に。
問題が発覚したので、まだマシだったのですが。
これが、
当初の騒ぎのまま、一大プロジェクトを承認して、多額の税金を研究資金として注入していた場合には。
もう目も当てられない状況になっていましたよねぇ。
まったく……
所属する研究者が個人として、学説を発表するなり。所属として、組織の名前を出すなり。
その程度は自由にしたら良いと思いますが。
国民の税金を使って研究を進めている、特定団体が。
団体組織として、研究を進めるにおいては、
その内容について。もう少しきちんとした精査をして欲しいと思います……というか。
国民の税金から資金提供を受けている以上、きちんとしてもらわないと困ります。
自分でスポンサーを探してきて、
自己勘定で研究しているのとは、訳が違うのですから。


ここからは、
理研』の組織としてのマネジメントが適切であったのか。
その検証と問題点の改善を、
きちんと進めてほしい、と思います。
というか、進めないと……小保方女史を処分しただけで終わっちゃダメでしょ。


追記:
時を同じくして、件の実験ノートも公開されたそうで……

【STAP論文】「陽性かくにん! よかった」小保方氏実験ノートを一部公開 - MSN産経west 【STAP論文】「陽性かくにん! よかった」小保方氏実験ノートを一部公開 - MSN産経west

こ、この内容は…記事に掲載された写真を見る限り。
夏休みの絵日記レベル……
このレベルの記録が、いや『実験記録』と称せるのでしょうか、コレ?
この程度の記録がノートに5、6冊?
これって、
「夏休み」と「冬休み」に学校の宿題で自由研究しました……って見せてられても納得しちゃうよ。
この程度の記録の取り方で、博士論文……書けるものなんですか? 日本の大学は? 終わってませんかね?