kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

この人の本はけっこう読みました――作家、陳舜臣氏が死去 90歳

自分が中学生の頃に、『小説十八史略』はまりました。
この人の独自の解釈というか、ちょっとした付け足しが面白くて。
これがきっかけで、中国の古典、けっこう読みあさりましたね。
春秋、戦国から。史記にかけてまで。
その後の三国以降になると……面倒くさくなってやめました。
文芸としては、三国志とか水滸伝とか、杜甫とか李白とかも、この後の時代になるのですけど。
私的には、それ以前の嘘のような本当にあった、と言われている昔話、的な文献が好きだったので。
史記以降は、ほとんど目を通していませんが。

それでも、中国の古典にのめり込むきっかけとなったのは。
この人の本でした。
その事には、今でも感慨深い物があります。


作家、陳舜臣氏が死去 90歳 「阿片戦争」「小説十八史略」…中国舞台の歴史小説 - 産経WEST 作家、陳舜臣氏が死去 90歳 「阿片戦争」「小説十八史略」…中国舞台の歴史小説 - 産経WEST

2015.1.21 14:20更新

 「阿片(あへん)戦争」や「小説十八史略」「太平天国」など中国を舞台にしたスケールの大きな歴史小説で知られる作家の陳舜臣(ちん・しゅんしん)氏が21日午前5時46分、老衰のため神戸市内の病院で死去した。90歳。葬儀・告別式は近親者で行い、後日、お別れの会を開く予定。喪主は長男、立人(りーれん)氏。
 台湾生まれの両親の間に神戸で生まれた。大阪外国語学校(現・大阪大外国語学部)印度語学科卒業。終戦後は台湾で教師を務めた後、神戸に戻り、父が経営する商社に勤務した。
 昭和36年に「枯草の根」で江戸川乱歩賞を受け、作家デビュー。42年の「阿片戦争」以来、歴史小説を次々発表し、44年に「青玉獅子香炉」で直木賞を受けた。
 産経新聞には63年8月から1年余りにわたり歴史小説「天外の花」(単行本化に伴い「戦国海商伝」と改題)を連載。平成4年の「琉球の風」はNHK大河ドラマになった。また、中国の神話の時代から現代日本までをみつめる壮大で透徹した歴史家としての視点は高く評価され、全15巻の「中国の歴史」も執筆。平成2年に日本国籍を取得した。
 読売文学賞吉川英治文学賞日本芸術院賞など受賞多数。

この様な形で訃報に接しますと、時の流れを思わずにはいられません。
ご冥福をお祈りします。