kg_noguの愚痴日記

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さすがに限界だわね――【ギリシャ危機】EU、首相説得断念か 交渉の「扉」一時閉じる【ギリシャ危機】

もう、数年来ずっとやり合っているし。
付き合う方も、そろそろウンザリして疲れていますよねぇ。


【ギリシャ危機】EU、首相説得断念か 交渉の「扉」一時閉じる - 産経ニュース 【ギリシャ危機】EU、首相説得断念か 交渉の「扉」一時閉じる - 産経ニュース

2015.7.2 22:13更新
国民向けに演説するチプラス首相=1日(ギリシャ首相府提供・ロイター)


 【ボン(ドイツ西部)=宮下日出男】ユーロ圏財務相らがギリシャとの協議を国民投票終了後まで見合わせることを決め、EU側は「開かれている」としてきた交渉の扉を一時閉じた。支援問題で譲歩姿勢を示しつつ、EU批判を展開するチプラス首相にEU側も当惑気味だ。首相の説得をあきらめ、ギリシャ国民の判断に事態を委ねた格好だ、
 「政治的な状況を考えれば、さらに協議する理由はない」。1日の財務相会合後、デイセルブルム議長はこう語り、5日の国民投票後まで財務相会合も実務者レベルの交渉も行わない考えを示した。
 EUの金融支援が失効した1日、ギリシャ側が一定の条件付きで財政再建策を受け入れるとの書簡をEU側に送り、一時は財務相会合での協議進展に期待がかかった。だが、それを打ち消したのは、書簡の送り主のチプラス氏だった。
 チプラス氏は会合直前のテレビ演説で、銀行休業の責任はEUにあるとし、EUの指導者らを「過激な保守勢力だ」と批判。「(再建策に)イエスというよう脅迫している」と主張し、投票での反対を訴えた。
 EUではオランド仏大統領が1日も国民投票までの合意を目指す必要性を訴え、チプラス氏の翻意を模索する機運もあった。しかし、妥協案を出す一方で批判を展開するチプラス氏にEU内部で困惑が広がり、財務相会合では協議見合わせに異論は出なかった。
 2009年の議会選で当選し、今年1月の議会選で急進左派連合(SYRIZA)が第一党となったため、史上最年少の若さで首相の座に就いたチプラス氏。その不可解な態度がEU側を翻弄している。
 5日の国民投票で再建策が否決された場合、事態がどんな方向に動くのかも見えないのが実情だ。


現実的に考えて。
EUというのは、あくまで『経済共同体』を主眼に置いた同盟、であって。
統一国家を目指しているのではない、と思うのですよね。
もしかすると、
当初は統一国家というかアメリカに対抗できるかつてのソ連のような連合国家を目指していたのかもしれませんけども。
……いや、それはないか。
ソ連は破綻して崩壊してしまったわけだし。
その結果を見た後で、真似ようとは考えないでしょうから。
となると、やはり北米に対抗した、『経済ブロック圏』の創設、が狙い。ってことだろうと私的には考えているですけども。
その前提で考えると、
参加国のブロック圏からの離脱、という事態は十分あり得る事例であって。
いつかはソレを認めなければならない。
というよりも、それが認められる……つまり状況によって一時離脱し、そして再度復帰参加することもあり得る。
そういう環境があって当然で。
むしろ、現状のような、いったん参加したら離脱は認めない。
という組織観が当たり前のように絶対視される方が歪、だと個人的には思うのですよ。
だから、
今回のギリシャのEU離脱は、いやまだEU離脱が決定したわけではありませんが。
その可能性ということを議論するならば、
今後の『EU』という組織の存続を考えるなら。必要な試練、ではないか。
同時に『EU』という共同体の歪な価値観を糺すための絶好の機会ではないか。と思う次第です。

むしろ何がなんでもギリシアをEUに引き留める、という方が。
今後の弊害が大きくなって、EUを崩壊へ導くことへ繋がるのではないか、と思いますけども。
ヨーロッパ各国の首脳がたはどのように考えているんでしょうかねぇ。