kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

ノーベル賞の陰に隠れてしまったけども――【TPP合意】難交渉に終止符 地域の繁栄と平和の原動力に

私としては、
こっちの方が大ニュースなので。
合意内容の詳細を報じて欲しいのですけども。なかなか、判りやすい解説が見当たりません。
……まあ、『大筋合意』なので。
具体的な内容は何もありませんから。と突っぱねられてしまうと。
返す言葉もないのですけども。

ノーベル賞の日本人受賞は誇らしいことではありますし。大変喜ばしい出来事ではありますが。
過去の実績を讃える賞なので。
これからの未来に影響を与える、こっちのニュースの方が、
個人的には気になって仕方がないのです。
でも、
ノーベル賞の発表にマスコミは集中してしまって。
深夜に甘利大臣の会見が流れただけで。
今のところ、さしたる情報が表にでてきません。

もしかすると、
アメリカや日本の政府高官が、世論への影響を最小に抑えるために。
わざわざ、ノーベル賞発表の時期に被せてきたのかも……



【TPP合意】難交渉に終止符 地域の繁栄と平和の原動力に(1/3ページ) - 産経ニュース 【TPP合意】難交渉に終止符 地域の繁栄と平和の原動力に(1/3ページ) - 産経ニュース

2015.10.5 01:43更新
TPP交渉の大筋合意の見通しを示す会見を行った甘利明TPP担当相=4日、米ジョージア州アトランタ(小雲規生撮影)


 交渉開始から5年、日本の参加から2年。難航してきた環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉がついに終止符を打った。日米など交渉参加12カ国の背中を押したのは、今回を逃せば、交渉が長期にわたって漂流しかねないという危機感だった。アジア太平洋地域に21世紀型の経済秩序を築くTPPは経済と軍事の両面で中国を牽(けん)制(せい)する意味合いも大きく、地域の繁栄と平和を実現する原動力となり得る。

 「今回はまさに最後の最後」
 甘利明TPP担当相は今回の閣僚会合を大筋合意の最後の機会ととらえていた。カナダでは19日の総選挙で与党の劣勢が伝えられており、反TPPの野党が政権を握れば交渉のやり直しが避けられないからだ。
 交渉は最後まで知的財産の新薬データ保護期間や乳製品の扱いで攻防が続いた。参加国の一部からは今回合意しなくても、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が開かれる11月には再度会合を開けるとの声も聞こえた。
 だが、米国では大統領が通商協定に署名する90日前までに議会に内容を通知しなければならない「90日ルール」がある。11月の合意では議会審議が来年2月以降にずれ込む。大統領選に向け、2月からは各州で予備選が始まる。党派対立はますます激化し、TPPの議会承認に必要な超党派の支持を得られるかには否定的な見方が多い。
 こうした切迫感が最終的に参加国の歩み寄りにつながったようだ。
 TPPは関税が撤廃され、貿易手続きが簡素化されることで、消費者には輸入品が安く買える恩恵が見込まれる。工業製品などを輸出しやすくなり、国内の雇用や収入にも好影響が期待される。
 ビジネスマンの入国・滞在手続きが迅速化・簡素化され、投資ルールが整備されることで、大企業だけでなく、中小企業も地域の広大な市場への進出が容易になりそうだ。

 経済的利点にとどまらない。
 TPPに関して、オバマ米大統領は「世界経済のルールは中国ではなく、われわれがつくる」と主張し、安倍晋三首相も「単なる経済的利益を超えた長期的な安全保障上の大きな意義がある」と指摘してきた。アジアインフラ投資銀行(AIIB)の設立や南シナ海岩礁埋め立てなど、既存の国際秩序に挑戦する中国を封じ込める狙いがあったのは明らかだ。
 もちろん、TPPは高い関税で農産物の輸入を制限して農家を保護する従来の農政に転換を迫るものでもある。ピンチを日本の農産物を海外に売り込むチャンスに変えるよう、海外との競争に勝てる農業への体質強化が急務となる。(本田誠