kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

別にアニメ業界だけが問題じゃないんだけどね――

なんというか、民進党公認のちょっと可笑しい候補について書いたので、
それに関連してもう少し突っ込んで書いておこうか、と。
私的には、
アニメ・マンガ・ゲームなどのサブカル業界関連に就労して生きてますので。
現場から思うこと、というか……
現場だから、
一般の人よりも詳しく知っている部分とか、
なんというかね。
よく、
マンガとかアニメを取り上げて、日本の『HENTAI』性の象徴のごとく目くじらたてる人達がいますけど。
全然、違いますから……
日本人の異様さを示す部分で言うなら『アイドル』をごく当たり前に受け入れてる、
これこそが日本社会の異様さそのものですから。
未成年に水着でステージやらせる、とかね。
日本の『HENTAI』を目の敵のごとくしている欧米的な『女性保護』『未成年者保護』価値観からすると、
狂気の沙汰としか言い様がないですよ。
あれを、当たり前のようにオープンに受け止めて、
テレビとかで『アイドル』として高い金払ってチヤホヤしている、ってその時点で、
もう『欧米的な』感覚とは天と地ほどズレてますって。
もし日本からロリコンを根絶したいのなら、
まず『アイドル』を撲滅するところから始めないと、
アニメ、マンガだけ目の敵にして取り締まっても、
まったく意味ないですから。


欧米的な『女性保護』『未成年者保護』の価値観に照らせば、
『当たり前のように水着姿を晒す未成年アイドル』が
『スター』として扱われている、日本社会全体が異常ですから。
今回の問題は
そういう異常性から日本人全体が目を逸らしたくて、
叩きやすいアニメ、マンガを叩いているだけ、としか言いようがないです。


ただ、
お隣の韓国とか中国でも、
未成年アイドルが際どい衣装を着て、ダンスステージをこなすのについて、
大きな反発はありつつも受け入れている面がありますから、
『日本』が異色、というよりも、
アジア圏の価値観が、
欧米とは異なっている、ってことなのでしょう。
とか書きましたけども、
韓国では規制がかかったし、
中国も規制というか摘発かけているのですよね。
野放しなのは日本だけじゃないですかね。
その意味で、日本の異常性をアジア一般化するのは、色々と問題を孕んでいます。
ただ、
そもそも
欧米的な『未成年保護』の価値観が果たして正しいのか、という視点もあります。
アニメやマンガを問題視して騒ぐ前に、
そこまで冷静に掘り下げた議論をするべきですよ。
というわけで、
アニメ、マンガだけ叩いて改善される問題じゃないんですね。
この問題は、
もっともっと、日本人の『性』に対する意識の根っこの部分で起きている問題なのだ、と。
そこの認識から始めないと、
単に『トカゲの尻尾切り』だけで、終わってしまい、
マンガとアニメに変わった新しい表現手段に問題が移っていくだけ、ってことになるでしょう。


とまあ、
まずは日本社会全体の異常性を指摘した上で。
アニメ、マンガなどのサブカル関連について、
業界に携わっている者として苦言を呈しますけども。
日本社会全体が異常だから、それ故なのか。
その中でも、
アニメ、マンガ業界は『エッジ』をきかせてトンがっている分、
業界に携わっている者からしても、やはり目に余るものがあります。
これは、
ロリコン絵、萌え絵がどうとか。
『薄い本』の問題とか。
大きなお友達』をターゲットにしているとか、
そういうところではなくて、ですね。
表の業界を代表する、東証一部企業が、
もう具体的な名前出しますけども『角川グループ』です。
これが、ソフトポルノをどうどうと世間一般の書店に流通させて販売している、とかね。
これ、あり得ないだろ。って話ですよ。
例えるなら、
ディズニーが『ソフトポルノ』を販売していた場合に、アメリカ人がそれを許すのか、って話です。
日本人は許しちゃうんですね。
アメリカ人は、認めないでしょう。
仮に今のディズニーが『ソフトポルノ』を販売するようになったら、
スタッフはそんな会社に嫌気がさして、
みんな辞めて別会社を作って仕事しますよ。
銀行だって融資しませんし、投資家も資金を引き揚げるでしょうよ。
でも、
日本人は『食い扶持稼ぐ』ために、当たり前のように『ソフトポルノ』を売るんですね。
周りもそれを許すのですね。
仕事に対する意識の、この違いは大きいです。


まあ、『角川』の名前をあげましたけど、
遡れば『少年ジャンプ』『サンデー』『マガジン』だって
『ソフトポルノ』マンガを掲載して、一般書店の店頭で販売してましたし。
今も販売してますけども。
別に角川だけが悪者、ってことではなくて、
メジャーとマイナーの明確な区別意識というよりも、
階級意識だと思うのですが、その『差』を意識していない。
この点が日本の長所であり短所です。
日本のサブカル業界で、
この点について、世界的に通用するような『しっかりした感覚』を持っている、
メジャーどころは、私が知る限り『任天堂』ただ一社だけです。