去年、おととし、と関東圏も台風でえらいことになってますので、
なんというか……人ごとではないんですよね。
今回の被災地は九州ですけれど……
NHKが特別番組編成で、
朝から晩まで、緊急放送を流し続ける、とか。
あれを見てると、
ついつい、
こっちにも来るんじゃないのか、って気になって。
実際、
梅雨前線は貼り付いたまま移動しませんし。
ちょっとした風向きの変化で、
関東圏がゲリラ豪雨に襲われてもおかしくないような、状況です。
なので、
昨夜は、
ずっとNHKのラジオとか入れっぱなしで、
あまり眠れませんでした。
それから、
一夜明けたわけですけども、
状況は、
ようやく被害の全容がつかめてきた、という具合で、
あまり好転していないようです。
それでも、
『大雨特別警報』が解除されて、
『大雨警報』に変更されるなど、雨足は弱まってきているので、
救助も本腰で活動できるようになりました。
孤立した集落などの被災地への救援も、
ぼちぼち始められています。
なんとか、
このまま、治まってくれないものですかねぇ……
とか、
他人事ではなくて。
この後、
関東圏で大雨になるとか、そういう事は勘弁してほしいです。
去年のブログを見返してみると、
7月終わりくらいまで、
梅雨前線の影響を受けて、ぐずついた天気のまま、
その後は、
そのまま8月から台風一過の大騒ぎになってますから。
今年は、
そういうのは、本当に勘弁してほしいです。
ところで、
「恐怖を感じるレベル」の豪雨、ってどんなものなのでしょうか。
私が今まで経験した中で、『最強の』……って形容が少し変ですけども、
もっとも脅威を感じた豪雨は、
傘を差してて『穴が空くのではないか』と感じた何年か前の集中豪雨です。
たしか、
利根川水系が決壊したときの……一昨年の集中豪雨でしたっけ。
あのときは、
傘を差してて視界がゼロに近い状態になってしまって、
立ち往生したのを未だに覚えています。
すぐさま
コンビニに寄ってピークをやり過ごしましたけども。
目の前に滝が流れている、というか。
雨水のカーテンが出来て、向こう側がほとんど見えないとか。
車のライトがかろうじて届くけど、
視認できない、音も聞こえないので、距離感がまったく掴めない、って。
そんな状況でした。
……それでも食べるものがないので、コンビニまで買い出しに行ったのですけども。
あのときも、
『線状〜〜(線状降水帯とか言うみたいです)』とかいう、
特殊な雨雲でしたね。
今回の九州も、
この『線状降水帯』とかいう、積乱雲が次々に発生して土砂降りが延々と続く、という、
とんでもない状況だったようです。
これで、
終わってくれればいいなぁ……
【九州北部で大雨】雨の強さは「恐怖感じる」レベル 気象庁幹部も「見たことない値」(1/2ページ) - 産経ニュース
九州地方で5日午後に降った大雨では、福岡県朝倉市で午後3時38分までの1時間に129・5ミリを観測した。これは、この地点の観測史上1位を更新したばかりか、7月としては全国歴代4位の記録的大雨。何度も繰り返し襲う猛烈な雨に気象庁の担当者は「これほど降るのは珍しい」と明かす。一方、大雨の要因となった「線状降水帯」は、ほぼ同じメカニズムで5日中に2度発生したが、予測は困難のようだ。
九州で降った雨の強さは常識外れだった。数年に一度の局所的な雨がレーダーで解析された際に発表する「記録的短時間大雨情報」を気象庁は、午後1時半からの約7時間に福岡、佐賀、大分県内各地で相次いで15回発表。1時間110〜120ミリ以上の雨が断続的に降ったとみられる。
気象庁が公表している「雨の強さと降り方」によると、もっとも強いランクは「1時間80ミリ以上」の雨で「猛烈な雨」と定義。受けるイメージとしては「息苦しくなるような圧迫感。恐怖を感じる」。傘は全く役に立たなくなり、水しぶきで視界が悪く車の運転は危険とされる。
1時間130ミリの雨はそれ以上だ。元気象庁予報課長の村中明さんは「その場で冷静に行動するのは難しい。普段から避難場所や避難にかかる時間を考え、備えるのが大事だ」と話す。
狭い範囲に大量の雨が降ったことで大雨特別警報の発令基準の一つ、雨が土壌にどれだけたまっているかを示す「土壌雨量指数」は急上昇した。福岡県で昼前にゼロだった基準超え地点数は午後5時には8、午後6時には12に拡大。午後9時には福岡県内の最も高いところで基準値260〜270をはるかに超える410に達した。
「これは見たことがない高い値」と気象庁の梶原靖司予報課長は明かす。それほど多量の雨を降らせる雨雲の発生を、午前の段階で予測できなかったのか。
梶原課長は「暖かく湿った風の流入は予測できても、いつ、どこに集中して雲になるかを予測するのは現在の技術では困難」とした上で「今、降っていないからと言って安心しないでほしい」と訴えた。