kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

アメリカは必ず『決断』する――【北朝鮮情勢】1〜2年で格搭載、北朝鮮ICBMが米西海岸射程に

先月に1回、
今月にも1回、
ミサイル発射実験を強行している北朝鮮
ついにICBMを開発してしまったわけですが。
その、
北朝鮮が開発しているミサイル=ICBMについて、
アメリカからこんなレポートが出てきました。



【北朝鮮情勢】1〜2年で格搭載、北ICBMが米西海岸射程に 迎撃困難な「多弾頭化」は2030年までに 米大分析 - 産経ニュース 【北朝鮮情勢】1〜2年で格搭載、北ICBMが米西海岸射程に 迎撃困難な「多弾頭化」は2030年までに 米大分析 - 産経ニュース 【北朝鮮情勢】1〜2年で格搭載、北ICBMが米西海岸射程に 迎撃困難な「多弾頭化」は2030年までに 米大分析 - 産経ニュース このエントリーをはてなブックマークに追加

 米ジョンズ・ホプキンズ大の北朝鮮分析サイト「38ノース」は10日、北朝鮮ICBM級「火星14」の分析結果を発表した。1〜2年内に単発の核弾頭を搭載して米西海岸を射程に入れる可能性がある一方、迎撃を困難にする「多弾頭化」は2030年までかかるとの見解を示した。
 分析を担当した米航空宇宙学者シリング氏によると、現状はせいぜい「街」を標的とする程度だが、1〜2年で米西海岸の「基地」を狙える正確性を持つ可能性があるという。
 複数弾頭の搭載には一段の弾頭の軽量化が必要で、約15年を要した米国を参考にすると、開発を急いでも30年以降になると分析。迎撃ミサイルを無力にする多数の「おとり弾頭」を搭載する技術は5年程度で得られ、北朝鮮はむしろ「おとり」の開発に力を入れるとした。(ワシントン支局)


いよいよ危機がリアルになってきた。
というところでしょうか。
とか
書きましたけども、
中国は頼りにならないし。
経済封鎖は今ひとつ効果を上げていません。
という現状で、
このままズルズルと時間だけが経過していくのではないか、
結局、
北朝鮮を攻撃したら戦争になるし
そうなれば韓国は戦場になり、日本にも被害が出るだろう、
そんな選択をアメリカができるわけがない。
アメリカは北朝鮮の核保有を認めるしかない。
とか論評するコメンテーターも、たくさんいるわけですが。
これはあり得ませんよ。
というか、
こういうことを言えるのは、日本人特有の『平和ボケ』としか言い様がありません……
と言ってしまうと言い過ぎですね。
ただ、
911』の体験が今なお生きているアメリカでは、
テロリストによる『本土攻撃』は予想ではなくて、リアルな現実です。
第二次大戦後、
戦勝国で国家の中枢に対して
攻撃(ほとんど……都市爆撃と言ってもよい攻撃です)を受けた国は、
唯一、アメリカだけです。
首都に近い大都市を攻撃されて、数千人規模で死傷者が出た、なんて、
アメリカ以外の戦勝国では、そんな事実はありません。
せいぜい、100人単位で死んだら大事件です。
アメリカは、
あの『911』で
手段を与えてしまえば、
容赦なく街を破壊される攻撃があり得る事を、体験してしまいました。
アメリカの為政者たちは、
体験に基づいた『現実のリスク』を身にしみて理解しています。
北朝鮮の攻撃は、
アメリカ人にとって、
日本人の政治家や官僚、経営者がよく使う
『想定外』ではないのですね。
過去の事実に基づいた、リアルな『危機』だからこそ、
躍起になってあれこれ調査しているわけです。

アメリカが手にしているのは、
日本のマスメディアが毎日やっているような、
民放のワイドショーや、最近ではNHKのニュース番組もそうなのですが、
事実を無視して、僕の推理を発表したいがための、
断片的な情報をコメンテーターが好き勝手に繋げて、推測をそれらしく語る、
って手法で番組を盛り上げることに注力している、
娯楽としての『情報』ではないのです。
日本のマスメディアが扱っている情報は、
そのほとんどがこういう想像を膨らませるための推測ばかりなので、
それになれてしまった日本人の感覚からすると、
アメリカが出してくる分析情報も、
単に
面白おかしく話のネタにするための情報、として扱ってしまいがちなのですが、
アメリカがやっていることは、
金と時間と手間暇かけて、
真面目に情報を集め、事実を積み上げた先に、
リスクを分析して、
起こりえる事態とその対策をシミュレーションしているのですね。
究極の『天気予報』と言えるでしょうか。

そして、
こういう『情報』がアメリカから出てきた、ということは、
アメリカ政府は2年後に北朝鮮から核攻撃される、ことを前提にして、
具体的な対策を立てるために動きだす、という宣言です。
実際、
何がどう変わるのか、それはこれからの話ですけど……
……どうなのかな。血の雨が降るのかな。


追記:
私的には、今アメリカが行おうとしている『北朝鮮の経済封鎖』が成功するか否か、
これが北朝鮮への武力行使、もっとはっきりかけば米朝戦争を回避する最後のチャンスではないか、と。
見ています。
というのも、
仮に、
対話で北朝鮮との合意を求めるにしても、
アメリカとしては、
対話になった段階で北朝鮮が核開発を止めない、だろうと見ますので、
いつか完成する北朝鮮製『核兵器の封じ込め』、
この現実的な体制を構築するのが必須条件となります。
これは簡単に言えば、
北朝鮮に対する国外との物流遮断
核兵器など特定物の北朝鮮国外への移動の管理)です。
それは、
まさに今アメリカが他の国を巻き込んで行おうとしている、『経済封鎖』そのものです。
つまり、
今進められている『北朝鮮への経済封鎖』は、
まさにアメリカにとって北朝鮮との武力行使を回避して対話するための環境として、必須条件なのですね。
これが達成できない限り、
アメリカはいつか北朝鮮製の核ミサイルによって攻撃されることは確定した未来であって、
問題は、それがいつになるのか、ということだけなのです。
テレビで偉そうに語っている解説などでは、
ここに私が書いているような内容は、いっさい触れられていませんけども、
現実をシンプルに整理したら、このような事実が見えてくるのですね。
日本は今、
戦争に巻き込まれるかどうかの瀬戸際に立っているのです。
……って
危機感持っている人は、
日本国内には、まったくいないみたいですけどもね。
でも、
政権の高官……たとえば総理大臣とか官房長官とか、
この辺りは、そういう情報をアメリカの高官、それこそ大統領とか国務長官とかそのクラスから、
情報を限定的にもらっているのではないでしょうか。
アメリカが中国やロシアを盛んに焚きつけているのも、
それこそ、これが失敗したら戦争、という覚悟があるから。って話を聞かされているのでしょう。
アメリカ的には、
『戦争回避のために最大限の努力をしたよ。でも、誰も協力してくれなかっただろ』と弁明できるように、
着実にアリバイ作りを進めているのですね。
そして、日本政府は、
そのときになって『協力しなかった悪者』にされないように、
今必死になって、アメリカを支持して協力している、というわけです。