kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

いよいよ煮詰まってきたかナァ…… ── 北朝鮮“ICBM発射” 核・ミサイル開発推進を強調

今朝、
このニュースが速報で流れた時、
『久々だなぁ。まだ続けるのか』と思ってしまったわけですが。
北朝鮮が毎月のように
弾道ミサイル日本海に向けて発射するのに慣れてしまって。
感覚が鈍ってきたのを自覚した
今日この頃です。



というわけで
関連するニュース記事にブックマークを付けてみたのですが。
ニュース解説では、
今回のミサイル発射について
『ロシアから
 多段ロケットの2段目、3段目に関して
 新たな技術供与を受けたので、それを試験したのではないか』
とまあ、
以前から何度も挑戦しては、
なかなか満足に成功しなかった
大気圏外まで届く
固形燃料式大型打ち上げロケットの改良が進んだように見える、
という評価が出ていますねぇ。
そして、
今回のミサイル発射がこれまでと異なる点として。
早朝にミサイルを発射した後、
そのまま正午過ぎに
北の将軍サマ大本営御用メディアである、
朝鮮中央通信から、
ミサイル発射に関する公式発表が出た点です。
従来なら、
発射の翌日かそれ以降に
映画の宣伝PVみたいに
発射時の映像をアレコレと見栄え良く加工した、
プロパガンダ動画とか写真を添えて
『華々しい大戦果』という形で発表されていたものですが。
今回は、
ほとんど加工されてない
発射時の現場撮影したらしき映像を添えて。
淡々と
ミサイル発射の状況を、
北の将軍サマの断固とした力強いメッセージも一緒に
北の将軍サマ大本営の発表として
公表しています。
とまぁ、
従来に比べてかなり慌ただしい動きで。
この変化について、
北朝鮮将軍サマの如何なる意図があるのか
アレコレと
専門家が推察していますね。
私的には、
これまでのような翌日発表にすると
北の将軍サマが
ミサイル戦果を華々しく発表演説する前に、
日米韓の専門家らが
発射したミサイルの航跡とか現地の映像から、
即座に性能を分析して。
低評価を付けダメ出しするので、
将軍サマの発表内容が
全くの説得力皆無、信憑性ゼロとなってしまい、
面子丸つぶれの赤っ恥。
という状況になっていました。
今回の即時発表は
それを避けるために同日発表を強行したのでしょう。

 

 

 

www.sankei.com

最高高度7000キロ超で86分飛翔 防衛省北朝鮮発射のミサイルは新型ICBMと推定

 防衛省は31日、北朝鮮が同日午前7時11分ごろ、平壌近郊から大陸間弾道ミサイルICBM)級の弾道ミサイルを北東方向へ発射したと発表した。同8時37分ごろに北海道奥尻島の西方約200キロの日本の排他的経済水域EEZ)外に落下した。北朝鮮国防省は同日、ICBMの「極めて重大な」発射実験を実施したと表明した。
 防衛省によると、ミサイルは飛距離約1000キロ、最高高度は7000キロを超えて約86分間飛翔。これまで北朝鮮が発射したICBMと比べ、最高高度は最も高く、飛翔時間も最長だった。同省は同日の自民党会合で、固体燃料型の新型ミサイルと推定する分析を示した。
 韓国軍は、高角度で打ち上げて飛距離を抑えるロフテッド軌道で発射したとみている。林芳正官房長官は記者会見で「弾頭重量などによっては1万5000キロを超える射程になり得る」との見解を示した。通常角度で発射した場合、米東海岸を射程に収めることになる。
 北朝鮮メディアによると、金正恩キム・ジョンウン朝鮮労働党総書記が発射に立ち会い、北朝鮮の「安全を脅かす敵にわれわれの対応意思を示す適切な軍事活動だ」と強調。北朝鮮は「核戦力強化路線を絶対に変えないと明言する」と宣言した。
 北朝鮮によるICBM発射は昨年12月18日の固体燃料型ICBM「火星18」以来。11月5日に大統領選を控える米国に対し米本土を狙うICBMの能力を誇示し、核・ミサイル開発で譲歩しない姿勢を鮮明にした形だ。
 発射直前には米韓国防相が米国で会談し、北朝鮮ウクライナを侵略するロシアに派兵したことを非難した。日本近海にICBMを撃ち込み、北朝鮮の脅威に対抗して連携を強める日米韓を牽制する狙いもありそうだ。
 政府は、国連安全保障理事会決議に違反し、国民の安全に関わる重大な問題だとして北朝鮮に厳重に抗議した。
(小沢慶太、ソウル 桜井紀雄)

 

 

 

www3.nhk.or.jp

北朝鮮ICBM発射” 核・ミサイル開発推進を強調【詳しく】

 北朝鮮の国営メディアは31日正午すぎ、「キム・ジョンウン金正恩)総書記の立ち会いのもと、きょう午前、ICBM大陸間弾道ミサイルを発射した」と伝えました。
キム総書記は「核戦力を強化する路線を決して変えることはない」と主張し、核・ミサイル開発を推し進めていく姿勢を強調しました。
 北朝鮮国営の朝鮮中央通信は31日正午すぎ、「キム・ジョンウン総書記の立ち会いのもと、きょう午前、ICBM大陸間弾道ミサイルを発射した」と伝えました。
 この中で「今回の発射実験は、戦略ミサイル能力の記録を更新し、世界最強の威力を持つわが国の戦略的抑止力の現代性と信頼性を誇示した」としています。
 キム総書記は「この発射は、最近になって意図的にわが国の安全を脅かす敵たちに、われわれの意志を知らせる適切な軍事活動だ」と主張しました。
 その上で「わが国の戦略攻撃力を絶えず高度化していく過程で必要不可欠な工程だ。核戦力を強化する路線を決して変えることはない」として、核・ミサイル開発を推し進めていく姿勢を強調しました。
 北朝鮮はこれまで、弾道ミサイルを発射したあと翌日に国営メディアで報じるケースが多く、発射から数時間のうちに国営メディアが伝えるのは異例です。

防衛省北朝鮮ミサイルはICBM級」

 防衛省によりますと、31日午前7時11分ごろ、北朝鮮の首都・ピョンヤン近郊から少なくとも1発のICBM級のミサイルが北東の方向に発射されました。
 通常より角度をつけて打ち上げる「ロフテッド軌道」で発射されたとみられ、午前8時37分ごろ、北海道の奥尻島の西およそ200キロの日本のEEZ排他的経済水域の外側の日本海に落下したと推定されるということです。
 これまでのところ、日本の船舶や航空機などへの被害の情報は入っていないということです。
 飛行距離はおよそ1000キロ、最高高度はおよそ7000キロを超えたと推定され、高度は北朝鮮が発射したミサイルの中で最も高いということです。
 飛行時間は1時間26分で、これまでで最も長いということです。北朝鮮ICBM級の弾道ミサイルを発射したのは去年12月以来で、今回が16回目です。
 防衛省は新型のICBMだったかどうかも含め詳しい分析を進めるとともに、警戒監視を続けています。
 朝鮮中央通信は、発射したICBM大陸間弾道ミサイルだとする写真を公開しました。
 写真からは、ミサイルがオレンジ色の炎を噴き出しながらまっすぐに上昇する様子が確認できます。
 北朝鮮から発射された弾道ミサイルが北海道西方の日本海に落下したとみられるのとほぼ同じ時刻、NHK奥尻島に設置したカメラには、白く見える物体が落下していく映像が捉えられていました。
 午前8時36分ごろ、西の空を白く見える物体が2つ落下していく様子が写っています。

海自元海将「ロシアの技術協力でミサイル2・3段目の技術進展か」 

 海上自衛隊の元海将金沢工業大学虎ノ門大学院の伊藤俊幸教授は、今回のミサイルの最高高度がこれまでで最も高く、飛行時間も最も長くなったことについて「ミサイルの1段目の推進力はある意味確立されているので変わっていないと思うが、大気圏を脱出し宇宙空間に入ったあとに推進力を加える2段目、3段目に新しい技術が加えられた可能性がある。関係を深めているロシアからの技術が入ってきている可能性があり、今回の発射はそれを試すねらいもあったと考えられる」と指摘しています。
 その上で、今回のミサイルが新型かどうかについては「ミサイルが上昇していく映像が公表されれば、『火星18型』なのか、その改良型なのか、まったく新しいミサイルなのかが分かると思う。ミサイルの長さや形状に着目する必要がある」と話しています。
 また、ミサイルが落下したと推定される時間とほぼ同じ時刻に、奥尻島の西の空を白く見える2つの物体が落下していく様子が写ったNHKのカメラの映像については「光っているのは落下する際の熱で燃えている状態であり、最初に光っている1つ目が弾頭部で、その後に続いている2つ目がミサイルの3段目と考えられる。多弾頭であれば、1つ目が落ちる時に複数が燃えているはずなので、多弾頭化して発射したものではないと考えられる」と指摘しています。

専門家 “米大統領が誰になろうとICBMの能力示したい考えか” 

 北朝鮮情勢に詳しい南山大学の平岩俊司教授に、今回の発射のねらいについて聞きました。
 平岩教授は「アメリカ大統領選挙が目前に迫るなか、次の大統領が誰になろうと、ICBMの能力を示して交渉に持ち込みたい考えがあると思う。その場合の交渉とは非核化交渉ではなく、核保有国として核をどう管理するのかという軍備管理交渉をアメリカに持ちかけたいのだろう」と述べました。
 そして4年目に入っている北朝鮮の「国防5か年計画」に関連し、「ICBMの多弾頭化、つまり複数の弾頭を運ぶ能力を持つことが1つの課題なので、そのために今回、より推進力の高いICBMの発射実験をした可能性も十分注意する必要がある」と説明しました。
 また北朝鮮が7回目の核実験に踏み切る可能性について、「核の小型化が国防5か年計画にとって非常に重要な意味を持つとすれば、どこかのタイミングで核実験をやりたいのは間違いないので、警戒を続ける必要がある」と述べました。
 その上で、北朝鮮とロシアが軍事協力を深めていることを踏まえて、核実験が行われた場合には、国連安全保障理事会の新たな制裁決議などの採択で「ロシアは間違いなく拒否権を行使するだろう」として、安保理が有効に機能しないという見方を示しました。
 一方で「一貫して北朝鮮の核開発に反対してきた中国の対応が注目される」と述べて、中国への働きかけが重要になってくると指摘しています。