もう、時機外れになってしまうのですかね。この話題は。
まだ、2週間ほど前の話なのですけども。
すっかり取り上げられなくなってしまいました。
ただまあ、
ニュースがそもそも婚約発表だけなので。
それ以上掘り下げようがないから、ネタとしても新しいものが出てこない。
って事もありますけども。
昨今はやりの『不倫ネタ』みたいに、
相手に貼り付いて、
私生活を逐一あばく、というわけにもいきませんしねぇ。
まあ、それはそれとして、
昨年の『天皇陛下のお言葉』騒動から、ずっと思っていたのですけども。
というか、
あの騒動から、ちょくちょく皇室関連のニュースを追いかけていたのですけども。
なんというか、
実際のところ、
日本国民は『皇室』をどうしたのでしょうか。どうしようと考えているのですかね。
何も考えていない、
というのが、もっとも現実を的確に表した言葉じゃないかなぁ。と。
そう思います。
『天皇陛下のお言葉』騒動から、
『政府は対応しろ』という声が喧しく叫ばれたのですけども。
具体的にどうするんだ、というと。
『天皇陛下のお気持ちに沿った形で実現しろ』と。
ある意味、全部『天皇陛下』に丸投げの主張ばかりです。
これは、
皇室の有り様を変革する責任を全部、『天皇陛下』におっかぶせる、という。
国民としては非常に気楽で無責任な選択、というか。
何も悩まずに済みますけどもね。
それに『陛下の願いを叶える』と言えば、聞こえも良いですし。
ただ、
放り投げられた方は、たまらないですよね。
『どうぞしたいようにしてください』と言われても、
あくまでそれは『ワガママだろ』と思われない常識の範囲での話で。
じゃあ、その常識の境界はどこにあるのだろう……ということになると。
各人によってそれもマチマチだ。
なんとなく『この辺りじゃないかなぁ』というイメージが漠然とあるだけ。という。
法制化とか、
明文化されてないのですから。
手探りで、反応を確かめながら探っていくしかないわけですよ。
……なんか、今の北朝鮮とアメリカの遣り取りみたいですけども。
で、結局が何が書きたいのか、というと。
去年の『天皇陛下のお言葉』騒動からもう1年以上が経ったわけですが、
結局何が変わったのか、というと。
実は何も変わっていないんですよねぇ。
今回は『特例』として生前の代替わりが認められたけど、
具体的にどのようにするのか、
全部例外扱いで、
きちんとした法制度化がなされていない。
ただ、
これも仕方がない、と言えば仕方が無いことで。
そもそも、象徴天皇制――というよりも、立憲君主制が出来た明治まで遡っても、
こういう事態を想定して法整備をしてきてませんから。
試してみて、具体的な不具合を出して、
それで一つ一つ、法律の条文に起こして制度として固めていく、
という、
『まずやってみて。確かめて。制度に落とし込む』という、まず実行ありき、で進めていくしかありません。
……これも、なんか今の北朝鮮のミサイル発射にあたふた対応しているJアラートみたいですけども。
で、今回は、民間人の方とご婚約となりましたので、
臣籍降下となるわけで。
この後の皇位継承は先細りとなったわけですけども。
じゃあ、その対策はどうするの。
というとても面倒くさい、というか。
日本の少子化なみに、以前から問題視されている重大問題については、
いっさい議論がなされていないで。
そのまま皇室の話題が消えていくわけですよ。
面倒な問題は放置したまま、
国民の間では何も話し合われないわけです。
『ご婚約おめでとうございます』だけで終わって、
目の前にある難問を解決しようという議論の機運も起きないのですよ。
で、
何か問題が起きたら、放置していた政府を責めるのです。
それって、正しいのですかね?
放置していたのは『政府』ではなくて『国民』ですよね。
と、
こういうことを書きながら、
私も、その放置している一国民なわけですけども。
そういうわけで、
一国民としての立場を書かせて貰えば、
正直に言って、
今ひとつ『何が問題なのか』よく分からない、というか。
肌感覚で、理解できないのですよね。
たとえば、
政治とか経済とか、安全保障の話とか。
そういうことは、自分の生活とも繋がっていますから、
色々と想像できるし。解説なども理解できますし。
それなりに、分かる所もあるのですけども。
『天皇家』の普段の生活は、
一国民の生活とまったく別の成り立ちで、
『自由』や『権利』も一国民とは異なっている部分まであるわけで、
そうなると、
一国民の庶民感覚で、把握できる範疇を越えてしまっているのですよね。
だから、
『文化』とか『歴史』みたいな、訳の分からない資料が判断の材料となるわけですけども。
こうなると、日常生活の肌感覚からますます遠く離れてしまって、
もうさっぱり想像もつかない世界になってしまいます。
というわけで、全部誰かに丸投げになるわけです。
で、
グダグダ書いてきましてけども。
何が書きたいのか、と言えば。
皇室は、制度の不便についてもっと声に出して文句を言ってもいいのだろう、
というか、
文句を言って貰わないと、一国民としては何が問題なのか、さっぱり分かりません。
ということが書きたかったのです。
昨年の、『天皇陛下のお言葉』騒動は言って貰えたから伝わった典型例で、
伝わったからといって、
国民が納得して認めるかどうか、許容するのかどうかは、また別の話になるのですけども。
場合によっては、
反感を持つこともあるでしょうけども。
ただ、
こういう摺り合わせを増やしていかないと、
国民は皇室が抱えている問題を理解できない、どころか、想像すら及ばない、というのが、
実情だと思います。
まことに恥ずかしいことではありますけども、
国民はそこまで察しがよくない、無知なのだと、そう思って貰えて、
あまり期待しないでいてくれると色々と助かります。
というわけで、
『皇位継承』について、とか。
『女性宮家』について、とか。
どこからか話が流れてこないですかねぇ……
秋篠宮ご夫妻の長女の眞子さまと(25)、大学時代の同級生小室圭さんの(25)婚約の内定が、3日午前、宮内庁から正式に発表されました。
皇居では、3日午前、皇室の伝統に基づいて天皇陛下が結婚を了承される「裁可」などが行われたあと、宮内庁の山本信一郎長官が11時15分から宮内庁庁舎で記者会見を行いました。
会見の冒頭、山本長官は、「眞子内親王殿下には、本日、小室圭氏と御婚約が御内定になりました」と述べて、お二人の婚約が内定したことを正式に発表しました。
山本長官は、眞子さまがこれまで内親王として大きな役割を果たしてこられたとしたうえで、「小室圭氏は、眞子内親王殿下のご結婚のお相手としてふさわしい誠に立派な方であり、本日お二方のご婚約がご内定になりましたことは、私どもにとりましても喜びに堪えないところでございます。お二方の末永いお幸せをお祈りいたします」と述べました。そして結婚式については「来年の夏を過ぎてからになるものと考えております」と述べました。
一方、秋篠宮ご夫妻と眞子さまは、皇居を訪れて両陛下に婚約内定のあいさつをされ、小室さんも眞子さまの紹介で両陛下にあいさつをしたということです。
眞子さまと小室さんの会見(全文)
――まず、ご婚約が内定した今の率直なお気持ちをお聞かせください。
(眞子さま)
本日、天皇陛下のお許しを頂き、婚約が内定いたしましたことを誠にうれしく思っております。しかし、7月の九州北部豪雨と、そのあとの各地における豪雨の影響で、今もなお、大変な思いをされている方々がいらっしゃいます。亡くなられた方々をお悼みするとともに被災された方々が、早く落ち着いた生活を送ることができますよう心より願っております。また、婚約の発表の具体的な時期が決まる前に、突然に報道されたことにより、多くの方にご迷惑をおかけし、申し訳なく思っておりますが、きょうを迎えることができ、ありがたく思います。(小室さん)
天皇陛下より、お許しをいただきましたことを大変ありがたく存じます。また、これまで、秋篠宮同妃両殿下をはじめ、多くの方々が、温かくお見守りくださいましたことに心より感謝申し上げます。
――きょう、天皇皇后両陛下にはどのようにご報告し、どのようなおことばがありましたか。
(眞子さま)
先ほど、御所へごあいさつにあがりました。天皇皇后両陛下よりは、大変温かく、心のこもったおことばをいただきましたが、そのおことばは、私の心の内に大切にとどめておきたく存じます。(小室さん)
先ほどごあいさつ申し上げましたところ、天皇皇后両陛下よりおことばを賜り、まことにありがたく存じました。宮さまと同様に、心の中に大事にとどめたく存じます。
――お二人の出会いから交際を経て婚約の意思を固めるまでの経緯について、プロポーズの時期や言葉なども含めて具体的にお聞かせください。
(眞子さま)
小室さんと最初にお目にかかりましたのは、大学1年生のころでございましたが、すれ違うと軽くあいさつをする程度でございました。初めてきちんとお話をしましたのは、2012年、国際基督教大学が交換留学生のために教室で行った説明会でのことでした。そのとき私が座った席が、小室さんの座った席の後ろであったことがきっかけとなりました。それから親しくお話をするようになり、交換留学前からおつきあいを始めました。この当時、お互いにおつきあいをする人は結婚を考えられる人でありたいという共通の認識がございましたので、結婚につきましては、当初より念頭にございました。そのようなわけで、プロポーズで初めて結婚を意識したというわけではありませんでしたが、もちろん誠にうれしく思いました。私の心は決まっておりましたので、プロポーズはその場でお受けいたしましたが、時期については、お互いに相談しながら決めていこうということで、今まで過ごしてまいりました。
(小室さん)
重なるところも多いと思いますが、初めてお話をきちんといたしましたのは、2012年の交換留学に伴う大学構内での説明会でした。交換留学前からおつきあいを始め、その後、宮さまはイギリスへ、私はアメリカへ1年間留学し、長く遠く離れておりましたが、その間もしばしば連絡をとりながら、交際を深めてまいりました。帰国後もお互いの気持ちを確認し合いながら、プロポーズに至りました。2013年の12月に、私から宮さまに「将来結婚しましょう」というように申し上げました。場所は都内で、食事のあと2人で歩いていた時であったと記憶しております。
――お互いをどのような存在と感じ、どんなところにひかれ、普段はどう呼びあっているか、お聞かせください。
(眞子さま)
一言で申し上げるのは難しゅうございますが、小室さんは、私を温かく励ましてくださる存在でございます。最初にひかれたのは、太陽のような明るい笑顔であったと思いますが、性格を深く知るうちにまじめでご自分の強い考えと意志を、ご自分の考えと強い意志を持ちながら努力されるお姿、また、物事に心広く対応される姿にひかれました。普段は、お名前で呼んでおります。(小室さん)
宮さまとたびたびお会いするようになりましてから、ある日夜空にきれいな月を見つけ、その時思わず宮さまにお電話をいたしました。その後もきれいな月を見つけますとうれしくなり、宮さまにお電話をおかけしています。宮さまは私のことを月のように静かに見守って下さる存在でございます。とても愛情深く確たる信念をお持ちのところに強くひかれました。普段は名前で、お名前で呼んでおります。
――お名前というのは、具体的にはどのように。
(眞子さま)
そうですね、あの、ちょっとここでは、実演はご遠慮申し上げるのですけれども、具体的に申し上げると、お互いファーストネームで呼び合っております。
――眞子さまが秋篠宮ご夫妻や妹の佳子さま、弟の悠仁さまに、小室さんを紹介された際のご様子や、皆さまからどのような言葉があったかご紹介いただけますか。小室さんもご家族に交際を報告された際、どのようなやりとりがありましたか。
(眞子さま)
私への質問は、初めて小室さんを紹介したときのことと理解いたします。将来を考えている方として、紹介いたしました。その時は両親のみであり、妹と弟には別の機会でした。
ということで、ここでは両親の時の話をさせていただきたいと思います。改めて振り返りますと、なにぶんにも数年前のことでございますし、結婚に関する物事が進んでいたわけでもありません。記憶に残っていることと言えば、両親が「秋篠宮眞子の父です」「母です」と自己紹介をしていたこと。小室さんも自己紹介をなさっていたことでございます。
多少の緊張感はありながらも、楽しく和やかに会話をしたように記憶しております。(小室さん)
将来を考えた交際を私の家族に報告しましたら、「とても恐れ多いことですが、あなたがそのように決めたのならば、宮さまにお幸せになっていただけるよう努めるように」と申しておりました。
――眞子さまは、皇族の立場を離れられ、新たに家庭を築かれること、小室さんは皇族の方を妻とすることをどうお考えですか。理想の家庭像とあわせてお聞かせください。
(眞子さま)
幼い頃より結婚をする時は、皇族の立場を離れる時である、という意識を持って過ごしてきました。その中で、天皇陛下をお助けし、自分なりにできる限り、皇族としての仕事を大切に果たそうと努めるとともに私自身の生活も大事にしてまいりました。両親も私の考えを尊重しながらも、助言をし、見守ってくれました。他にもたくさんの方々に助け、見守られ、さまざまな貴重な経験と、多くの出会いに満ちた日々が送れましたことを大変ありがたく思っております。新たに家庭を築くことはなかなか想像の範囲に収まることではないと思いますが、小室さんとともに温かく居心地がよく笑顔あふれる家庭を作ることができればうれしく思います。(小室さん)
内親王さまをお迎えすることは非常に責任が重いことと思い、真摯に受けとめております。宮さまは、それらのことを感じさせない配慮を常に私にしてくださり、今日までとても自然な気持ちで過ごすことができました。これからも私なりに出来る限りのことをしてまいりたく存じます。理想の家庭像でございますが、いつも自然体で和やかな家庭を築いていきたいと思います。
――小室さんにお伺いいたします。ご自身の性格や大切にしていること、趣味や座右の銘、また将来の夢や目標などについてお聞かせください。
(小室さん)
まず性格でございますが、一言で申しますと、単純ということになると思います。どちらかといえば鈍い方かもしれません。大切にしていることは、日常のペースを崩さないことでございます。趣味は多々ありますが、その中でも、絵を描くことと音楽は、幼い頃より親しんでまいりました。休日にはピアノで好きなジャズを弾いております。また、体を動かすことも好きで、四季折々のスポーツを楽しむこともあります。好きな言葉は「Let it be」でしょうか。現在、「奥野総合法律事務所・外国法共同事業」にて正規職員として働いているかたわら、社会人入学した大学院に夜間で通っております。今後のことで思い描いていることはございますが、今は目の前の仕事と勉学にしっかりと取り組むことが重要であると考えております。将来のことにつきましては、宮さまとご相談しながら考えてまいりたいと思います。