前日の
アメリカ・ニューヨーク市場が、
新型コロナのワクチン開発進展報道を受けて
爆上げした件で。
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今日の
各国証券市場は、
買い一色、ひさびさの大商い、となっています。
その中で、
日本市場、
日経平均株価はどうか、
と見てみますと……
まあ、
予想した通り、と言いますか。
想定の範囲内、と言えますか。
アメリカ市場が4桁の爆上げだったのに比べて、
その4分の1か5分の1程度の上げ幅、という。
渋い動き、というか。
手堅い商い、で。
それでも、
午前の終値が、『2万5108円21銭』……
この
2万5千円の節目を回復したのは
平成3年11月5日以来。
29年ぶりなんだとか。
この高値、
バブル崩壊後に底値を付けた後では、
最高値記録更新、なんですよねぇ。
1989年(平成元年)の大納会12月29日に、
終値の最高値3万8915円87銭を付けたのをピークに。
翌年1月から大暴落(笑
そのまま、
1992年(平成3年)8月に
いったん底値をつけた後、
ここから
2万円を境に上がったり下がったり、
しながら。
全体として右肩下がりになっていく、という
長い低迷期に入ります。
それが
ざっと30年続きました。
30年かかって、
ようやく
バブル崩壊直後の水準、というか。
バブルに入る前の水準、にまで戻ってきた。
と。
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ただ、
市場関係者に言わせると、
今の株価は、
経済の実態、
新型コロナで打撃を受けた企業業績のこの先の見通しを反映していない、
明らかに乖離している、そうで。
一種の『バブル相場』なんだとかw
かつての
『バブル経済』を実体験してきた世代からすると。
『ショボくなったなぁ』という感慨が拭えません(苦笑
10日午前の東京株式市場で、日経平均株価は2万5千円の節目を回復した。米製薬大手ファイザーなどが開発中の新型コロナウイルスのワクチンの治験で有望な結果が得られたことを受け、前日の米ダウ工業株30種平均が取引時間中の過去最高値を更新。欧州株も急騰しており、世界同時株高の様相となっている。
日経平均の午前終値は、前日終値比268円37銭高の2万5108円21銭だった。上げ幅は一時、400円を超えた。6営業日続伸している。日経平均が取引時間中に2万5千円を超えるのは平成3年11月5日以来、29年ぶり。
米大統領選で民主党のバイデン前副大統領が勝利宣言し、米国の政治空白が避けられる見通しとなったところに、新型コロナワクチン開発進展という好材料が重なった。日本円や金、債券などの安全資産を手放し、株式や原油などのリスク性資産を買う動きが加速している。
東京外国為替市場では、円相場が急落。10日午前の対ドル円相場は1ドル=105円台前半と、前日夕よりも大幅に円安に傾いている。