数日前に、
瀬戸内海で起きた
修学旅行生を乗せた旅客船の沈没事件。
さいわい、
全員無事生還できたのですけど。
当時、船を操船していた船長が
業務上過失往来危険の疑いで逮捕されました。
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どうやら、
船が沈没した原因は、
船長が航行予定の現場水路を十分に調査しないまま、
浅瀬に乗り上げた……
現場の岩に船底をぶつけたために、
船底が破れて浸水しただけ、だったようで。
まあ、
これで一安心でしょうか。
いや、
事故が起きて一安心、というのも変ですけど。
実際問題、
水路情報がほぼ完璧に把握されている筈の
瀬戸内海で、
船を何かにぶつけて座礁、しかも沈没してしまう、とか。
普通あり得ませんからね。
だから、
警察というか
海上保安庁もわざわざダイバーまで出して、
原因を徹底追求したわけで。
万が一、
海底で異変が起きて、
たとえば、
知らない間に海底が隆起していて水深が記録とは異なっていた、
とか。
正体不明の物体に衝突した、
とか。
最悪、
某国の潜水艦が進入していた、
とか。
これらの可能性を否定できませんので。
まあね、
ほとんど有り得ないのですけど。
ほとんど有り得ないはずの事故が起きたら、
有り得ないはずの事も心配になりますよ。
事故原因の調査には、
必要以上に慎重にもなります。
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というわけで、
私的にも
けっこう気になっていたニュースでした。
まあ、
今回は、
船長の単純なケアレスミス、ということで。
船長本人の供述と、
現場の状況証拠が合致しているので。
ありふれた事件で終わりそうですので。
一安心です。
小学生ら乗った小型船沈没、船長を逮捕…水路を十分調査せずか
香川県坂出市の与島沖で小学生ら62人が乗った小型船が沈没した事故で、高松海上保安部は20日、小型船「Shrimp of Art」(19トン)の船長(45)(高松市高松町)を業務上過失往来危険の疑いで逮捕した。容疑を認めているという。
発表では、船長は19日午後4時40分頃、水路を事前に十分に調査しないまま与島沖を航行し、船を浅瀬に乗り上げさせた疑い。