kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

遺留品は見つかりませんでした ―― 知床観光船の引き揚げ、あすにも着手

遭難通報後、
消息不明となってから
そろそろ1ヶ月が経過しそうな
知床の観光船遭難沈没事件。
(世間一般には『事故』表記が通例ですが、
 私は、この遭難は業者過失による人災との観点から
 『事件』と表記しています)
先月29日に
知床沖の海底に沈没している船体が発見されて、
昨日から
引き揚げ作業が始まりました。
まずは、
船体の引き揚げに先駆けて
潜水士による
沈没船の状況確認と併せて船内の捜索が行われたのですが……
新たな発見はなかったようで。
この件は、
昨日、
テレビのニュース番組でも取り上げられていて。
そこでは、
潜水士による船内捜索での新たな発見は無かった旨が
しっかりと報じられています。



ということで、
船内捜索が終了して。
沈没した観光船の
引き揚げ作業は次の段階へ……
今日から、
具体的な
船体引き揚げ作業に着手するそうで。
この先、
数日ほどで。
おそらく1~2週間程度で
沈没した観光船が引き揚げられるそうな。
現在
水深100メートルほどの海底に着底している沈没船を
まずは浮かせて
海底から引き離した上で、
そのまま陸に近い浅瀬の方へと移動。
飽和潜水が必要のない浅い場所まで沈没船を移動させて、
そこで
本格的に海上へ引き揚げる算段なのだとか。
引き揚げたら、
船体の状態などを調査して。
損傷や
エンジンや航行機器の状態などを精査し
沈没原因の特定を進める、のだとか。



遭難時、
乗員乗客あわせて26名が乗船していたうち、
現在、
遺体が回収できたのが14名。
残る12名は
未だに行方不明のままでして。
今回の引き揚げでは
潜水士の船内探索で、
残りの行方不明者の手がかり発見が期待されていました。
しかし、
船内探索の結果、その望みもなくなりました。
こうなると
遭難時、
乗員乗客は船外に待避して
沈没する観光船から全員脱出。
その後、
漂流中に死亡した、と推測できます。
1ヶ月間漂流して、
まだ生き残っている可能性は、
かぎりなくゼロに近いですね。
そして、
未だに発見できない行方不明者については、
海中に沈んでしまって浮いてこない。
もしくは、
海中で流されていて、
海上からは見つけられない。
もしくは、
これまでの捜索範囲を超えて、
ロシアが実行支配している地域にまで流れてしまったため、
日本側では見つけられない。
この3つの可能性のどれかになりそうですね。

 

つい先日、
国後島の沿岸にこの観光船の乗客と思われる遺体が漂着した、
との連絡がロシア側から伝えられて。
身元を示す情報が公開されました。
この先は、
こういう展開に期待するしかないのかなぁ……
何も出来ずに待っているだけ、
というのは、
待っている身には歯がゆいですね。

 

 

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知床観光船の引き揚げ、あすにも着手…作業完了は週明けになる見通し

 北海道・知床半島沖での観光船「KAZU I(カズワン)」(乗客乗員26人)の沈没事故で、国土交通省海上保安庁は早ければ21日にも、実質的な船体の引き揚げ作業に着手する方向で最終調整に入った。作業完了は週明けになる見通し。
 引き揚げは、「飽和潜水」による船内捜索を行っている「日本サルヴェージ」に依頼する。同社とのこれまでの契約は、捜索と引き揚げに向けた事前調査に関するもので、今後、約1億円余りで追加契約をする方向で調整している。これまでの契約額の約8億7700万円と合わせ、総額は約10億円となる。
 カズワンは沿岸から約1キロ離れた水深約115メートルの海底にある。作業中の破損を防ぐため、引き揚げ前に船体の保護作業などを行う。その後、いったん海面近くまで持ち上げた後、水深の浅い沿岸部まで移動してから海面上に引き揚げるため、数日の作業が必要となる見通しだ。
 現場海域の潮流の影響で、19日の飽和潜水の作業開始が遅れるなどしており、今後も気象や海の状況次第で作業日程が変更になる可能性がある。
 国交省と同庁は、引き揚げ後の船体を詳しく調査し、行方不明者の捜索や事故原因の究明、再発防止策の検討を行うほか、業務上過失致死容疑で捜査を進める。

 

 

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国後島の遺体近くに運転免許証、氏名は「ソヤマ アキラ」…船体引き揚げ準備始まる

 北海道・知床半島沖で乗客乗員26人を乗せた観光船「KAZU I(カズワン)」が沈没した事故で、第1管区海上保安本部は21日、船体の引き揚げの準備作業が始まったと発表した。特殊技術「飽和潜水」によって深海に潜った潜水士が、船内の備品が海底に落ちないよう客室の扉を閉める作業などを進めるという。
 1管によると、潜水士を乗せた水中エレベーターが水深約100メートルに降下し、午前7時57分頃から作業が始まった。午後は荒天となるため、作業を打ち切るとしている。
 1管はまた、北方領土国後島西岸で見つかったとして19日にロシア側から連絡のあった遺体の近くで、「ソヤマ アキラ」という氏名の運転免許証が見つかったと明らかにした。外交ルートを通じて情報提供があったという。沈没事故では、甲板員の曽山 聖あきら さん(27)が行方不明になっている。