この裁判、
私もかなり注目していて。
日本の犯罪史上に残るであろう特異な事件ですから。
通り魔やテロみたいに、
一時期に大量殺害した、
のではなく。
それなりの時間をおいて
一定期間に連続殺人を続けて、
9人も殺害した。
というの
かなり珍しい部類に入ります。
同様の事件を探すと、
『連合赤軍事件』まで遡るのではないかなぁ。
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そういう特異な面があったので、
いったい
どういう目的で、
どんな過程を経て
事件化したのか。
裁判を傍聴しようか、と悩んだのですけど。
アレコレ迷っているうちに、
世の中が
こんな
新型コロナでひっくり返った状態になってしまったので。
裁判の傍聴は断念して
ニュース記事で落ちかけていました。
それで一通りニュースを見て、
なんというか……
何にも無いのですねぇ。
特別な理由、というものは
本当に何も出てきていません。
犯行の理由は、
>金がほしい
>セックスしたい
>手軽に手に入れたい
という、
極めて短絡的、直情的で。
たったそれだけしかないのか……
と
聞いている方が唖然としてしまうくらい。
スカスカ中身が空っぽ、
複雑な人間関係とか、
特異な家庭環境とか、
そんな特別な理由は一切出てきません。
個人的な欲望に従い、
単純明快に行動した結果。
こうなった、
というか。
そこが『特別』といえば、
そうなのかもしれません。
常識では
まったく共感、納得できませんから。
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それで、
精神鑑定の実施されて。
問題ナシ。
との判定が出ていたら。
まあ、
こうなりますよねぇ。
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私的には、
犯人の家族との関係が、
気になっていたのですが。
事件発覚当初、
事件に使われた
道具を買い与えていたり。
事件現場になった、
賃貸部屋の契約を助けていたり。
なにかと
情報が出ていたので。
事件そのものにも
何かしらの関与があるのかなぁ……と。
その点が
気になっていたのですけど。
そちらについては、
まったく
裁判の俎上には出てきませんでした。
「猟奇的で残虐、非人間的な犯行」 座間9人殺害公判 白石被告に死刑求刑
神奈川県座間市のアパートで平成29年、15~26歳の男女9人が殺害された事件で、強盗強制性交殺人などの罪に問われた無職、白石隆浩被告(30)の裁判員裁判の第23回公判が26日、東京地裁立川支部(矢野直邦裁判長)で開かれ、検察側は「卑劣かつ冷酷、猟奇的で残虐、非人間的な犯行だ」として死刑を求刑した。同日午後には弁護側の最終弁論が行われ結審する予定で、判決は来月15日に言い渡される。
殺害の承諾の有無が最大の争点となった今回の公判では、被害者9人を3グループに分けて審理。検察側は被害者全員について殺害の承諾がなかったとする一方、弁護側は「自分の意思で被告宅に行っており、殺害されることを想定していた」などとして承諾殺人罪の適用を主張していた。
検察側はこれまでの中間論告で、4~7人目の被害者について「自殺願望は被告宅に行くことになったきっかけにすぎない」と指摘。8、9人目の事件は「一緒に死ぬ」と嘘をついておびき出した上での「極めて自己中心的な単なる殺人だ」と厳しく非難していた。
座間9人殺害事件裁判 鑑定医「精神的な障害はみられず」
神奈川県座間市のアパートで、若い女性など9人の遺体が見つかった事件の裁判は、24日、被告の事件当時の責任能力をめぐる審理が行われ、捜査段階で精神鑑定を行った医師が「被告の説明は合理的で、精神的な障害はみられなかった」と証言しました。
2017年10月、神奈川県座間市のアパートで男女9人の遺体が見つかった事件では、白石隆浩被告(30)が、性的暴行をしたうえ9人を殺害し現金を奪ったなどとして強盗殺人などの罪に問われ、被告の弁護士はいずれの被害者も殺害されることに同意していたなどと主張しています。
24日の裁判では、被告の事件当時の責任能力をめぐる審理が行われ、捜査段階で被告と合わせて21回、60時間余りにわたって面談して精神鑑定を行った医師に対する証人尋問が行われました。
このなかで医師は、「『楽をして金銭を得たり性的欲求を満たしたりしたかった』とする被告の説明は合理的で、診断の結果精神的な障害はみられなかった」と証言しました。
また、被告の弁護士が「被告は死刑になるために完全な責任能力があると装っている可能性はないか」と尋ねたのに対して、医師は「面談を繰り返し検査を重ねているので、そのように装うのは不可能だと思う」と述べました。