kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

もう4年経ったのか…… ── 「京アニ」放火殺人、青葉真司被告が起訴事実認める

今から4年前というと、
西暦で2019年。
この年は、
ちょうど
日本の年号が平成から令和に切り替わった年でした。
4月30日までが平成31年で。
5月1日から令和元年。
そして、
年号で見ると令和に切り替わった直後といってもいい、
令和元年7月に
あの凄惨な事件が起きたんですねぇ。



まさかねぇ、
元号が切り替わって
新たな『令和』の時代が始まった、
その夏に。
日本の現代事件史に残る放火事件が起きるとは。
まったく
誰も
想像できませんでした。
本当に、
『後の祭り』でしたね。
事件が起きた後から、
周辺の防犯カメラの映像とか。
犯人が京アニに送った脅迫メッセージとか。
後から
見直せば。
事件を示唆する兆候は
たくさん出ていたのに。
事件が起きるまで何もできませんでした。



そこから、
4年。
裁判が始まりました。
初公判の罪状認否で
青葉真司被告は起訴内容を認めたうえで、
『事件当時はこうするしかないと思っていた。
 こんなにたくさんの人が亡くなると思っておらず、
 現在はやり過ぎたと思っています』
と述べて。
被告の弁護士は
『善悪を判断して行動を制御する責任能力が損なわれており、
 刑事罰に問えない心神喪失』だったとして、
無罪を主張しました。
けど、
これは無理筋でしょう。
被告はかつて、
事件当時の行動について
ガソリンをまいて火をつければ自分も焼け死ぬ可能性を
自覚していて。
その場で死ぬつもりだった、
というような趣旨の説明をしていましたから。
自分の犯行で
人が死ぬ事を理解した上で
今回の犯行に及んでいます。
明確に
京アニ』の関係者を殺すつもりで
大量のガソリンを持ち運んできて放火しました。
その結果、
被告が予想していたよりもたくさんの人が死んでしまった、
というだけで。
『やり過ぎた』という弁からは、
殺人を選択した犯行を深く反省しているようには見えません。



逆に言うと、
被告は
自分の犯した罪を取り繕う気があまりなくて。
率直な心情を述べているように見えますね。
なので、
この先の裁判では、
犯行に至るまでの経緯や動機についても、
包み隠さず語ってくれる、

期待できそうかなぁ……



残された人にとっては
事実を知ることが
いくらかの『救い』になるので。
この裁判が
淡々と進んでいくように願っています。

 

 

 

www.yomiuri.co.jp

京アニ」放火殺人、青葉真司被告が起訴事実認める…弁護側は「心神喪失」と無罪主張

 36人が死亡、32人が重軽傷を負った2019年7月の京都アニメーション放火殺人事件で、殺人など五つの罪で起訴された青葉真司被告(45)の裁判員裁判の初公判が5日、京都地裁(増田啓祐裁判長)で開かれた。青葉被告は罪状認否で「私がしたことに間違いありません」と認めた上で、「事件当時はこうするしかないと思っていた。こんなにたくさんの人が亡くなると思っておらず、現在はやり過ぎたと思っています」と述べた。 被告の弁護側は、事件当時は善悪を判断して行動を制御する責任能力が損なわれており、刑事罰に問えない心神喪失の状態だったとして無罪を主張。もしくは、責任能力が減退した心神耗弱の状態で刑を軽減するよう求めた。公判では動機の解明も焦点となる。
 事件で重いやけどを負った青葉被告はこの日、車いすに乗って出廷した。
 起訴状では、青葉被告は19年7月18日午前、京都市伏見区京アニ第1スタジオにガソリンをまいて放火し、36人を殺害、34人を殺害しようとしたなどとされる。34人のうち32人は重軽傷を負い、他の2人にけがはなかった。
 検察側は冒頭陳述で、青葉被告が京アニに応募した小説からアイデアを盗まれたとの妄想を募らせ、「人生がうまくいかないのは京アニのせいだ」として、筋違いの恨みによる 復讐ふくしゅう を決意したと主張した。事件当日は、ガソリンスタンドでガソリンを購入してバケツに移し、スタジオに侵入した上で、社員がいる方向にガソリンをまいて浴びせ、「死ね」と叫びながらガスライターで点火したとした。
 検察側は「小説を盗作されたり、公安から監視されたりしているといった妄想があったが、その妄想に支配されていたわけではなく、完全責任能力はあった」と強調した。
 青葉被告は事件時に全身にやけどを負い一時意識不明の重体になった。その後治療が進められ、事件から約10か月が過ぎた20年5月に京都府警が逮捕。翌月に京都地裁で行われた勾留理由開示手続きにはストレッチャーに横たわったまま出廷し、質問に答えた。 裁判は、11月上旬に検察側と弁護側が意見を述べる「中間論告」と「中間弁論」、12月上旬に「最終論告」と「最終弁論」を行い、結審する見通し。来年1月25日の判決まで予備日を含めて最大32回開かれ、143日間に及ぶ長期審理となる。
 裁判では遺族らの希望に沿い、被害者の一部は匿名で審理される。また、複数の遺族が被害者参加制度を利用し、青葉被告に直接質問するとみられる。