お隣の国、
韓国が
新型コロナワクチン接種に関して。
接種後、
副反応が出た人数を発表した
最新情報がニュース記事になっていたので。
ブックマークを付けてみました。
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韓国政府防疫当局の
公式発表によれば。
これまでの接種人数が31万6865人で。
そのうち、
異常反応報告が3915件。
この中で、
アナフィラキシー反応は33件。
死亡事例が11件、なのだとか。
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うーむ、
明らかに死亡件数が飛び抜けていますねぇ。
これ、
異常反応が3915件というのは、
これは
重篤な副反応を指しているのでしょう。
それが
記事中にも書かれている通り、
全体の1.24%ということで。
多いかなぁ、と思わなくもない程度。ですけど。
ただ、
これには
頭痛やら発熱やら吐き気やら、
普通だと体調不良で済まされるような事例まで含まれているようなので。
データとしてはあまり当てになりません。
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でも、
その次に出てくる、
アナフィラキシー関連については。
これは
明確な症状の定義がハッキリしていますから。
報告されている数も
かなり絞られてきて、33件。
と、
この数字、だいたい日本と同程度の水準です。
日本の場合、
接種件数4万7千件ほどのうち、
重篤なアナフィラキシー症例として報告されたのは、
今のところ3件。と。
これを4万件で3件と考えると、
だいたい
韓国と報告されているのと、ほぼ同じ水準。
5万件で3件と考えると、
韓国で報告されている数字は、
若干多いかなぁ。
という評価になります。
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しかし、
これが死亡事例になると、
話がまったく異なってきます。
日本では、
これまで4万7千件のワクチン接種を進めてきて。
死亡事例として報告されたのは1件だけ。
それに対して、
韓国では、
31万7千件のワクチン接種で11件ですから。
だいたい、
日本の1.5倍程度。
日本とは
かなりの開きがあります。
4万件とか
31万件の標本数があって、
数字の偏りが生まれるとか、
ちょっと考えづらいです。
となると、
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ここまで数字に差が出てくる、
ということは。
母集団の条件が大きく異なっている、
という可能性が大きい、
というか、そうとしか考えられません。
韓国が、
医療従事者などの選抜組からワクチン接種を開始した後、
高齢者や重症リスクの高い基礎疾患持ちを優先して
接種しているので。
そこで、
いまだ
医療従事者選抜組のみのワクチン接種中である
日本との差が出てきた。
と
捉えるべきなのかな。
そうだとすると、
この先、
日本でも
高齢者、基礎疾患持ちのワクチン接種に
ステージが移ると。
副反応や死亡者報告事例の件数が
ドカンと増えるかも知れませんね(悩
韓国、ワクチン異常反応226件追加で合計3915件…死亡報告3件増え累積11件
韓国で新型コロナウイルスワクチンを接種した後に異常反応が疑われると保健当局に報告された事例が200件以上に増えた。
新型コロナウイルス予防接種対応推進団が8日に明らかにしたところによると、この日午前0時基準で新規の異常反応報告件数は226件と集計された。死亡報告は前日より3人増え累積11人になった。
死亡者3人のうち1人は6日午後6時ごろに死亡が確認されたが統計に遅れて反映された。残り2人に対する情報はこの日午後の会見で発表される予定だ。
現在まで死亡事例とワクチン接種の関連性があるかは確認されていない。
残りの223件は頭痛や発熱、吐き気などの軽微な症状で報告された事例だ。
これで先月26日にワクチン接種を始めてから異常反応の疑い報告は累積3915件に増えた。この日午前0時基準の累積接種者31万6865人の1.24%に当たる。
ワクチンの種類別に区分すると、アストラゼネカのワクチン関連が3896件で、ファイザーのワクチン関連が19件だ。
現在アストラゼネカのワクチン接種者は31万1583人で、ファイザーのワクチン接種者は5282人だ。
異常反応事例を類型別に見ると、アナフィラキシー疑い事例は累積33件、けいれんや集中治療室入院を含んだ重症疑い事例は5件、死亡事例は11件だ。
アナフィラキシー疑い事例は大きくアナフィラキシー、アナフィラキシーショック、アナフィラキシー様反応に分かれる。現在まで報告された33件中でアナフィラキシー様反応が32件、アナフィラキシーショックが1件だ。
アナフィラキシー様反応は接種後2時間以内に呼吸困難やじんましんなどの症状が現れた場合で、症状だけ見るとアナフィラキシーと似ているが、対症療法で好転でき大きな問題にはならないというのが専門家の説明だ。
そのほか全異常反応報告の98.7%に当たる3866件は予防接種を終えた後に現れることがある頭痛、発熱、吐き気、嘔吐など軽症事例だったと推進団は伝えた。
防疫当局は現在、死亡など重症異常反応疑い事例に対して調査を進めている。
ワクチン接種で3例目のアナフィラキシー…30代女性に息苦しさ・のど違和感
厚生労働省は7日、新型コロナウイルスのワクチンの接種を受けた医療従事者の30歳代の女性が、重いアレルギー症状のアナフィラキシーを起こしたと発表した。投薬で症状は改善したが、様子を見るため入院したという。この症状の公表は3人目となる。
厚労省によると、女性は7日に接種を受け、約5分後に息苦しさやのどの違和感などの症状が表れた。女性には食物や動物、殺虫剤によるアナフィラキシーの経験があったという。
新型コロナのワクチンではまれにアナフィラキシーの副反応が起きる。厚労省は今後専門家の意見を聞き、詳しく調べる方針としている。