昨日、今日と、
やたらとメディアが取り上げている
このニュース。
私的には
起きるべくして起きたなぁ、
という印象です。
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しかし、
第一報が
アメリカCNNでの人気対談番組での
『肌の色』発言とはなぁ……
アメリカで
それを言ったら
そりゃあもう大炎上するワナ。
客観的に見て、
炎上狙いの発言、だよなぁ。
イギリスのメディアでは
『報復(リベンジ)』と見出しを付けて
騒いでいるみたいですが。
そう取られても仕方がない、発言ですね。
そこまで具体的に言う必要はないですから。
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この問題、
日本の皇室でも
似たような問題が起きていますけど。
『王室』って、
そもそも
存在そのものが『差別』の上に成り立っているものですからねぇ。
存在が、
血筋、血統によって決定づけられる。
生まれた瞬間に
選択の余地なく決定されてしまう。
それゆえ、
外部からの『異物』が混じる事に対して、
強い抵抗を示すのも当然です。
血筋があやふやになれば、
存立基盤が崩壊しますから。
そういう
自己同一性に関する
『恐怖』というか
他者への拒否感が、
今回は、
『肌の色』という強烈な形で具現化した、
という結果。
なので、
この問題、
起きるべくして起きた、としか言いようがありません。
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しかしまあ、
なんというか……
ベクトルが
王室→国民
なのか
国民→王室
なのか。
どちらを向いているかの違いで、
差別が常について回るのが
『王室』という存在なわけで。
この人達は、
そういう『差別』された
柵だらけの世界から抜け出すために、
王室から独立して。
新しい生活を始めた、
と思ったのですけどねぇ。
わざわざ
過去の確執を持ち出して、
またぞろ、
抜け出した世界を呼び寄せる、とか。
これだけの
爆弾発言をかませば
相手だって黙っていないわけで。
この後、
擦った揉んだの争いになるのは、
予想に難くないでしょうに。
まだ
未練があるのかねぇ……
それとも、
外に出たからこそ、
今まで溜めていた鬱憤をすべて晴らすべく。
この機会を待っていたのか。
だとしたら、
あまりにも哀しすぎますねぇ……
ヘンリー王子夫妻、英王室の人種差別的言動を批判…事故死ダイアナ元妃を引き合いに
【ロンドン=広瀬誠】昨年3月に英王室の公務から引退したヘンリー王子(36)と妻のメーガン妃(39)は米国時間の7日に放送された米CBSの番組で、人種差別的な言動があったなどとして王室を痛烈に批判した。
米人気司会者オプラ・ウィンフリーさんとの対談で、アフリカ系米国人を母親に持つメーガン妃は、長男のアーチーちゃん(1)を妊娠した際、王室内で「子供の肌の色はどれだけ黒いか」という会話があったことを暴露した。王室で孤独を深めたメーガン妃は自殺を考えるほど精神状態が悪化して外部の助けを必要としたが、王室側は「組織にとって良くない」と認めず、支援を得られなかったという。
ヘンリー王子は、王室の生活に苦しみ、カメラマンに追われる中で事故死した母親のダイアナ元妃を引き合いに出し、「最大の懸念は歴史が繰り返されることだった」と述べ、公務引退はやむを得なかったと強調した。
ヘンリー王子はチャールズ皇太子の次男。夫婦は2018年5月に英国で結婚式を挙げた。20年1月に王室からの独立を宣言し生活拠点を米国に移した。有料動画配信大手ネットフリックスと番組制作で契約を結ぶなど個人的な活動を続けている。
エリザベス女王「人種に関する問題を懸念」…ヘンリー王子夫妻が子供の肌の色巡る会話暴露
【ロンドン=広瀬誠】英国のヘンリー王子夫妻が王室内で人種差別的な言動があったと訴えたことを受け、英王室は9日、「提起された問題、特に人種に関する問題を懸念している」とするエリザベス女王の声明を発表した。
声明は「2人にとって過去数年がいかに困難だったかを知り、家族全員が悲しんでいる」とした上で、「いくらかの記憶は異なるかもしれないが深刻に受け止めており、家族によって私的に対処される」とした。
ヘンリー王子(36)と妻メーガン妃(39)は7日に放送された米国の番組に出演した。アフリカ系米国人を母親に持つメーガン妃は、アーチーちゃん(1)を妊娠した際、王室内で「子供の肌の色がどれだけ黒いか」という会話があったと明かすなど、王室生活への不満を暴露していた。
ヘンリー王子はチャールズ皇太子の次男。夫妻は昨年3月に王室の公務から引退して米国に移住した。