kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

予想した通りコレ実現するのは難しいヨ ―― 幻の“MIKIKOチーム版”五輪開会式を完全再現!

週刊誌『文春』が、
東京五輪2020の開幕に合わせて
シリーズ連載を始めた、
『幻の開幕式』制作中止の内幕暴露話。
どうやら
最新号で掲載されるのが
シリーズ連載最終回のようで。
それを記念して、
ネット上で
予定されていた
東京五輪2020開幕式当初案の絵コンテを公開しています。



ということで
私も
さっそく内容を見てみました。
ついでに
公開記事にブックマークを付けてみました。
とはいえ、
絵コンテ記事の無料公開は
期間限定らしいので。
ブックマーク付けても
あまり意味がなかったり(笑



さて、
ざっと絵コンテを冒頭から最後まで
見通して。
それでまあ、
だいたい予想した通りだった、
といいますか。
これは
『コロナ下で実現するのは不可能だなぁ』
という内容でした(苦笑
イベント演出としての完成度は
非常に高いのですけどね。
その分、
舞台装置が大がかりすぎて。
感染リスクが高すぎて実現出来ないよ。
という内容です。
ざっと見ただけで、
舞台装置の移動が10回以上、
人の移動も含めると
それ以上、
存在します。
これ、
1回の移動に15分とか20分掛けて
ゆっくり
動かせばいいですよ。
というのなら、
問題ないんですよ。
少人数で
一つ一つゆっくりと片付けていけるので。
でも、
そんなコトしたら、
舞台装置の片付けだけで3時間くらい。
ただ、
舞台装置を片付けて次の舞台を準備するのを待つだけで
3時間、
何もしないで
じっと眺めて待っているだけ、の時間が必要になって。
ショーとして成立しません。
ショーとして成立させるには、
舞台装置の型付け、場面切り替えにかけられる時間は
わずか数分程度、
長くても5分掛けないで作業を完了しなければなりません。
そうなると……
多人数でワッと集まって一気に片付ける、
コレしかありません。
って、
これがねぇ、
コロナ下では実現出来ないんですよ。
ワッと大人数が集まって一気に片付ける。
という、
そういう『演出』は感染リスクが物凄く高いんです。
なので他の大規模イベントはどこでも採用していません。
舞台装置は徹底的に簡素化して使わないようにしています。
単に多人数の集団行動が『密』だから、だけではなくて。
そういう短時間で、
正確さを要求される動きって。
徹底的に洗練する必要があるんですよねぇ。
余分な動きはすべて削ぎ落として
最短で、
確実に達成する事が求められますので。
とても
難易度が高いんです。
そのため、
何度も何度も、
練習が必要になります。
練習回数が増えれば増えるほど
感染リスクがどんどん増大します。
それを下げるためには、
PCR検査などを併用して
感染者の侵入を防ぐしかない。
しかし、
PCR検査は感染者を見つけることは出来ても
感染そのものを防ぐ事は出来ません。
感染者が出たら代役を立てるしか無い。
で。代役に入れ替えたら練習やり直しです。堂々巡りw
感染そのものを防ぐためには、『ワクチン』を使うしかない。
じゃあ、
開会式、閉会式の出演者に優先的にワクチン接種できるのか。
と考えると……
時期的に、
去年中にワクチン接種が行き渡っていれば、
なんとか
出来たでしょうけど。
今年に入ってからではねぇ……



新型コロナのパンデミック
ぶつかってしまったのが不運だった、と。
そうとしか
言いようがないですね。

 

 

幻の“MIKIKOチーム版”五輪開会式を完全再現!【電子版オリジナル】 | 週刊文春 電子版

これはコロナ下で実現するのは無理だワ。大がかりすぎて人の手かかりすぎている。練習中にスタッフから感染者出したら、その時点でアウトだ。ワクチンスケジュールが1年早まってたらなんとかなったけどなぁ。

2021/08/09 02:49

 

幻の“MIKIKOチーム版”五輪開会式を完全再現!【電子版オリジナル】

 8月8日に閉幕を迎える東京五輪。小誌はかねてより、その最大のセレモニーである開会式をめぐる混乱ぶりを報じてきた。混乱の原因は昨年5月、演出振付家MIKIKO氏が演出責任者の座を突如奪われたこと。MIKIKO氏に代わって責任者の座に就いた電通出身のCMクリエイター・佐々木宏氏は、既に完成していたMIKIKO氏の企画案を無残に切り刻み、作り替えた。しかしその佐々木氏も今年3月、小誌に渡辺直美をブタに喩える不適切な企画案を提案したことを報じられ、辞任に追い込まれた。
 小誌はMIKIKOチームが完成させた“幻の企画案”を入手し、その内容を報じてきた。昨年4月6日付で、IOCにプレゼンをするために作られたものだ。MIKIKO氏はこの企画案の完成に心血を注いだ。そもそも、MIKIKO氏が演出責任者になった2019年6月の時点で、企画は完全に白紙だった。MIKIKO氏は、合計で約7時間に及ぶ開閉会式を、一から作り上げなければならなかった。「この仕事が終わったら引退する」と周囲に漏らすほど、不眠不休で精魂を傾けたのだ。
 それはMIKIKOチームに集ったクリエイターたちも同様だった。ステージの演出方法、開会式を通底するストーリー作り、衣装の方向性……。精鋭のクリエイターたちであり、それぞれが多忙だったが、そんな中でも五輪最大のセレモニーのために、豊かな才能を持ち寄り、磨き、融合させていく。そうして完成したのが、この281頁に及ぶ企画案なのだ。衣装のデザインからキャストのブッキングまで、準備は整えられていた。あとは本番を待つだけのはずだった。
 MIKIKO氏をはじめ、MIKIKOチームに集った日本が誇るクリエイターたちが身を削る思いで作り上げたにもかかわらず、佐々木氏への交代によって、封印されることになった”“幻の企画案”。税金が投入され、国民にさまざまな負担が求められた東京オリンピックはどのように迷走していったのか。五輪が閉幕した今、迷走を象徴する貴重な歴史資料として、失われた”MIKIKOチーム版の開会式”を完全再現する。