kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

今年の記録 ―― 終戦76年、全国戦没者追悼式で記憶の継承と平和誓う

昨日
8月15日は『終戦記念日
ということで、
例年とおり
全国戦没者追悼式が開催されました。
今年は
去年に続いて
規模を縮小してとの開催、
ということで。
出席者は100人程度。
会場は
ガラガラです。
なにせ
式場となった武道館は
東京都内ですから。
緊急事態宣言下での開催で。
移動が禁止……とまではなっていませんけど、
回避推奨されている場所なので、
やっぱり
参加遠慮しますよねぇ。



私は、
テレビ中継を見てました。
物凄く
淡々としていて
私としては
いつもの
厳粛な雰囲気より
今回みたいな
枯れた場の方が
『慰霊』には
ふさわしいかなぁ……

感じています。
窮屈に感じるような圧迫感がなくて、
かといって
緩いわけでもなく。
きっちりと
締まっていて……
心穏やかにして臨める、
というか。



やっぱり
人がズラリと並んで
密集して整列していると。
圧迫感がありますよ。
それは
悪いことではないのですけど、
過度に緊張してしまいます。



さて、
メディアでは
式中の
追悼の辞の中に
先の戦争における
日本の加害責任に触れる言葉が無かったことについて
あれこれ
議論が出ていますけど。
この場は、
国民に向けての慰霊の場なので。
当時の政府が
政治判断を誤って
国民に加害者責任を負わせてしまうような結果を招いた点を
国民に謝罪する、
というのなら
有り得るのですが。
国外に向けたメッセージを発信するのは場違い
なんですよねぇ。
それは
別に
きちんとした対外メッセージを発信する場を
設けるベキものなのですよ。
この式典は
慰霊の場であって。
世界へメッセージを発信する場ではないのです。
ここを
ゴッチャにして
有耶無耶に扱っているのが
そもそも
大きな誤りであって
おかしいんですよ。
8月15日を
日本が
世界平和に貢献する姿勢を示す
毎年の節目にするのなら、
政府の談話として
メッセージを発表する機会を
きちんと
設けるべきなのです。

 

 

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終戦76年、全国戦没者追悼式で記憶の継承と平和誓う

76回目の終戦の日を迎えた15日、政府主催の全国戦没者追悼式が日本武道館(東京都千代田区)で開かれた。天皇、皇后両陛下のご臨席のもと、菅義偉(すが・よしひで)首相や全国の遺族ら計185人(付き添い含む)が参列。新型コロナウイルスの感染拡大で2年連続の規模縮小となった。今回は緊急事態宣言下での開催で、参列者数は過去最少だった。
戦後生まれが8割超となって代替わりが進む中、先の大戦で犠牲となった軍人・軍属約230万人、一般国民約80万人の計約310万人の冥福を祈り、記憶の継承と平和への誓いを新たにした。
コロナ禍で事前に22府県の遺族が欠席を決め、参列者数は昭和38年の式典開始以来最少だった昨年の540人をさらに下回った。厚生労働省は昨年に続き、今回も追悼式をインターネットで中継した。
式典では、菅首相が「戦争の惨禍を二度と繰り返さない、この信念をこれからも貫く。新型コロナ感染症を克服し、一日も早く安心とにぎわいのある日常を取り戻し、この国の未来を切り開く」と式辞を述べた。
参列者らは起立し、正午の時報を合図に1分間の黙祷(もくとう)をささげた。
天皇陛下はお言葉で、「力を合わせてこの困難を乗り越え、今後とも、人々の幸せと平和を希求し続けていくことを心から願います」と述べられた。
昭和19年に陸軍上等兵の父、輝治(てるじ)さん=当時(35)=が中国湖南省で戦病死した兵庫県遺族会会長の柿原啓志(ひろし)さん(85)=同県丹波市=が遺族代表として参列した。
柿原さんは「戦争の意識が薄れゆく今日もなお、私たちは失った家族の面影を求め、思いをはせている。遺族も時の流れとともに年老い、次世代に思いをつなげていくために力を合わせて平和の大切さを伝えようとしている。国の礎となられた方たちに感謝の心を寄せていただきたい。決して忘れてはならない大切なことだ」と追悼の辞を読み上げた。
厚労省によると、今年参列した遺族は10代から90代の53人(付き添い39人)。高齢化などを背景に、今年は戦没者の妻の参列が初めてなかった。

 

 

 

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「なお一層心を一つに」天皇陛下のお言葉全文

天皇、皇后両陛下は15日、東京都千代田区日本武道館で行われた全国戦没者追悼式に臨席された。天皇陛下が述べられたお言葉の全文は次のとおり。

         ◇

本日、「戦没者を追悼し平和を祈念する日」に当たり、全国戦没者追悼式に臨み、さきの大戦において、かけがえのない命を失った数多くの人々とその遺族を思い、深い悲しみを新たにいたします。
終戦以来七十六年、人々のたゆみない努力により、今日の我が国の平和と繁栄が築き上げられましたが、多くの苦難に満ちた国民の歩みを思うとき、誠に感慨深いものがあります。
私たちは今、新型コロナウイルス感染症の厳しい感染状況による新たな試練に直面していますが、私たち皆がなお一層心を一つにし、力を合わせてこの困難を乗り越え、今後とも、人々の幸せと平和を希求し続けていくことを心から願います。
ここに、戦後の長きにわたる平和な歳月に思いを致しつつ、過去を顧み、深い反省の上に立って、再び戦争の惨禍が繰り返されぬことを切に願い、戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し、全国民と共に、心から追悼の意を表し、世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります。

 

 

 

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「戦争の惨禍繰り返さない」菅首相追悼式式辞全文

 菅義偉首相は15日、日本武道館(東京都千代田区)で開かれた政府主催の全国戦没者追悼式に出席し、式辞を述べた。首相の式辞全文は次の通り。

         ◇

 天皇皇后両陛下のご臨席を仰ぎ、戦没者のご遺族、各界代表のご列席を得て、追悼式をここに挙行いたします。
 先の大戦では、300万余の同胞の命が失われました。
 国の行く末を案じ、家族の幸せを願いながら、戦場に倒れた方々。戦後、遠い異郷の地で亡くなられた方々。広島や長崎での原爆投下、各都市での爆撃、沖縄における地上戦など、戦乱の渦に巻き込まれ犠牲となられた方々。今、すべての御霊(みたま)の御前にあって、御霊安かれと、心より、お祈り申し上げます。
 今日、私たちが享受している平和と繁栄は、戦没者の皆さまの尊い命と、苦難の歴史の上に築かれたものであることを、私たちは片時たりとも忘れません。改めて、衷心より、敬意と感謝の念をささげます。
 いまだ帰還を果たされていない多くのご遺骨のことも、決して忘れません。一日も早くふるさとにお迎えできるよう、国の責務として全力を尽くしてまいります。
 わが国は戦後一貫して、平和を重んじる国として歩んでまいりました。世界の誰もが、平和で、心豊かに暮らせる世の中を実現するため、力の限りを尽くしてまいります。
 戦争の惨禍を二度と繰り返さない、この信念をこれからも貫いてまいります。わが国は、積極的平和主義の旗の下、国際社会と力を合わせながら、世界が直面するさまざまな課題の解決に、全力で取り組んでまいります。いまなお、感染拡大が続く新型コロナウイルス感染症を克服し、一日も早く安心とにぎわいのある日常を取り戻し、そして、この国の未来を切り開いてまいります。
 終わりに、いま一度、戦没者の御霊に平安を、ご遺族の皆さまにはご多幸を、心よりお祈りし、式辞といたします。