いや、
語彙が貧困だなぁ。と自覚してますけども。
でも、
他に言葉が思いつかないのです。これは。
NHKのテレビ中継を見てたのですが。
画面に映し出される内容に圧倒されました。
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なんかもうね。
まず驚いたのが。
『綺麗』、その一言です。
映像のクオリティーが、とにかく物凄い。桁違い。
『松の間』に設置された、
玉座「高御座(たかみくら)」と「御帳台(みちょうだい)」。
これを正面から映したその画面の美しさ。
玉座自体、
天然の顔料で色鮮やかに華やかに彩られていて。
これだけでも、目を見張る美しさなのですが。
それを伝える映像が、なんとも……
色滲みなし。
コントラストはばっちり決まって。
輪郭シャープにビシッと引き締まって。
『ちょっと、これはあり得ないだろう』ってレベルの映像美です。
いや、
なんか変なところに感動してしまっているのですけど。
でもね、
スタジオ撮り、みたいな。
リテイクありで。
ライトとレフ板を好き勝手に配置して、
カメラ寄り寄りでバッチリ決めました……とか。
そういう状況じゃないわけですよ。
一発撮りのリテイクなし。
それで、
ライトとか、画面に映っていけない物は配置できない。
そんな、
ある意味、風景写真、動物写真撮るみたいな制限付きの状況で。
待ち時間いっさいなし。
それで、
これだけビシッと決めた映像を作るとか。
たとえ、
録画機材が4K、8K対応の高解像になっていたとして、も。
それだけでどうにかなる、
そんな物ではありません。
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実際、
ブックマークを貼った産経新聞の記事に、
陛下が玉座に立たれてお言葉を述べられた場面を正面から写した
写真が掲載されていますけども。
このクオリティーそのままで、テレビ画面に映っていましたから。
本当に、
あり得ないレベルの映像ですよ。
ただ、
カメラの角度が変わってしまうと、
いつものテレビ映像になってしまって。
バッチリ焦点を合わせてあるのは、正面から写した場合のみ。
というのが、
ちょっと残念でした。
だから、
祝辞を述べる安倍首相の姿、とか、
松の間の外を写した映像、とか。
そちらは、
一段も二段も落ちてしまうクオリティーだったのが。
なんとも勿体ないなぁ。と思えてしまうほどで。
テレビスタジオではないので、
そこまで求めるのは贅沢なのでしょうけども。
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しかし、
なんというか。
テレビ画面を通して見てても、これだけの『美しさ』ですから。
実際に目の前で『生』で見てたら。
それこそ『別世界』に来てしまったような、
幻想的な美しさなんでしょうねぇ。
うーん、すごいなぁ……
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あと、
ちょっと話題になっていたのが。
『陽光』です。
日差しですね。
陛下が御言葉を述べられる時に、
一瞬だけ晴れ間になって日が差した。という。
私的には。
その前から、
神奈川方面は晴れていたので。
その瞬間はあまり気にならなかったのですが。
テレビカメラの前で映像を見ていた人達には、
『陛下がお立ちになるのに合わせて天気が晴れた』
ように見えたようで。
実際、
陛下が退場した後、
みるみる天気が急変して、
私の家の周りも、晴天が曇りから夕方には小雨が降るまで崩れてしまいました。
という結果を見ると、これは確かに凄いなぁ。
やはり
『持っている』って事なんですかねぇ。
と思えたり。
天皇陛下が即位を国内外に宣明される「即位の礼」の中心儀式「即位礼正殿の儀」が22日、皇居・宮殿「松の間」で行われる。天皇、皇后両陛下は海外からの賓客らを招いた「饗宴(きょうえん)の儀」にも臨まれる。同日、予定されていたパレード「祝賀御列(おんれつ)の儀」は台風19号の甚大な被害を考慮して来月10日に延期となったが、同14、15日には陛下が五穀豊穣(ほうじょう)と国民の安寧を祈られる一世一度の祭祀(さいし)「大嘗祭(だいじょうさい)」の中心的儀式「大嘗宮(だいじょうきゅう)の儀」も控え、一連の儀式は来年4月まで続く。
国事行為として行われる「即位礼正殿の儀」は22日午後1時に始まり、陛下が玉座「高御座(たかみくら)」でお言葉を述べられる。皇后さまは高御座の隣の「御帳台(みちょうだい)」に立たれ、成年皇族方もご陪席。安倍晋三首相は「寿詞(よごと)」と呼ばれる祝辞を述べる。
儀式には17日現在で約2千人から参列の連絡があった。国内の各界からはプロ野球ソフトバンクホークス球団会長の王貞治氏や、元号「令和」の考案者とみられている中西進氏ら約1600人が参列。海外からは英国のチャールズ皇太子など皇室とゆかりがある王室をはじめ、170を超える国や機関の首脳ら約400人が参列する予定。
やはり国事行為として22日夜に予定される「饗宴の儀」には、「即位礼正殿の儀」に参列した海外の賓客らが招かれる。25、29、31日にも行われ、国内関係者や各国大使らが出席する。
11月10日には、延期された国事行為「祝賀御列の儀」を実施。午後3時から、両陛下が乗られたオープンカーが皇居から赤坂御所までの4・6キロをパレードする。
「大嘗宮の儀」は同14、15日、皇居・東御苑で挙行。建設中の「大嘗宮」で14日午後6時半から「悠紀殿供饌(ゆきでんきょうせん)の儀」が、翌15日午前0時半から「主基(すき)殿供饌の儀」が行われ、陛下が今年収穫したコメを神々に供え、自らも食される。
両陛下が伊勢神宮(三重県伊勢市)や歴代天皇陵に参拝し、一連の儀式を終えたことを報告される「親謁(しんえつ)の儀」は▽11月22、23日に伊勢神宮▽27日に神武天皇陵(奈良県橿原市)、孝明天皇陵(京都市)▽28日に明治天皇陵(京都市)▽12月3日に昭和天皇陵、大正天皇陵(ともに東京都八王子市)-で行われる。
5月に皇位継承順位1位となった秋篠宮さまは来年4月19日、皇嗣(こうし)となったことを国内外に示す「立皇嗣(りっこうし)の礼」に臨まれる。
「即位の礼」の中心儀式「即位礼正殿の儀」が22日、国事行為として皇居・宮殿で執り行われ、天皇陛下は「国民の幸せと世界の平和を常に願い、国民に寄り添いながら、憲法にのっとり、日本国及び日本国民統合の象徴としてのつとめを果たすことを誓います」と宣明された。
儀式は午後1時過ぎ、約2千人の参列者が見守る中、宮殿「松の間」で始まった。鉦(しょう)の合図で参列者が起立すると、陛下の側近である侍従らにより玉座「高御座(たかみくら)」と隣の「御帳台(みちょうだい)」の帳が開かれた。陛下は古式装束「黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)」に身を包まれ、皇后さまは十二単(ひとえ)のお姿。参列者が鼓(こ)を合図に敬礼した後、陛下が即位を宣明された。
陛下はこの中で、上皇さまの在位中のご活動にも触れながら「国民の叡智(えいち)とたゆみない努力によって、我が国が一層の発展を遂げ、国際社会の友好と平和、人類の福祉と繁栄に寄与することを切に希望いたします」と述べられた。
儀式では、三種の神器のうち剣と璽(じ)=勾玉(まがたま)、国の印章「国璽(こくじ)」、天皇の印「御璽(ぎょじ)」が、高御座の「案(あん)」と呼ばれる台に安置された。宮殿内には賓客が両陛下のお姿を見られるようモニター30台が設置された。
さきに、日本国憲法及び皇室典範特例法の定めるところにより皇位を継承いたしました。ここに「即位礼正殿の儀」を行い、即位を内外に宣明いたします。
上皇陛下が三十年以上にわたる御在位の間、常に国民の幸せと世界の平和を願われ、いかなる時も国民と苦楽を共にされながら、その御心を御自身のお姿でお示しになってきたことに、改めて深く思いを致し、ここに、国民の幸せと世界の平和を常に願い、国民に寄り添いながら、憲法にのっとり、日本国及び日本国民統合の象徴としてのつとめを果たすことを誓います。
国民の叡智とたゆみない努力によって、我が国が一層の発展を遂げ、国際社会の友好と平和、人類の福祉と繁栄に寄与することを切に希望いたします。