kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

やっぱり出てきたこの話・弐 ―― 「やっぱり、やったか」観光船事故、元船長が会社の“実態”証言

連日、続報がでまくりの
知床遊覧船遭難事件ですが。
事件に焦点があたれば、
当然
『なぜ遭難が起きたのか』
事件の原因に、
世間の興味関心が集まりますよね。
そうなると、
今回の事件の背景、というか。
キーパーソンで、
遭難事故を受けても生き残っている
関係者……
会社の社長や他の従業員、会社の内部事情、動向などへ
目が向くわけで。
ここ数日
その手の情報が
メディアを賑わせています。



そして出てくるのが
ブラック企業』説、というか。
会社の
安全管理体制について、
疑義を唱える主張、説明です。
これは
事件発生直後に
すでにその手の話が出ていたので。
漁港の他の船の船長談として、
当日は
天気予報で
海が荒れるのが
出航前の朝の時点から判っていて。
それで、
他の船は皆出港を取りやめた、か。
出ていた船が
急遽帰港していたのに。
事件を起こした
観光船一隻だけが出港していった、
という。
しかも
船を操る船長は、
去年だかに船長に就任したばかりの新米で。
その去年には
何度か事故を起こして書類送検までされていた、
という。
船長としての能力に、
ちょっと疑問符がつく人です。
研修なり、講習なりで経験を積めば
問題なく能力を発揮できただろう、と。
遭難した船長を知る人は
そのように評価していますが、
その機会を与えられないまま船の操縦をさせられていた、と。
そのような
状況を物語る証言がポロポロと出てきています。
船長当人が、
SNSにそのような発言を書き込んでいますし。



おそらく
今度は
事件を起こした会社側の体制についても。
問題点が
洗い出されて行くのでしょうね。
ただ、
今のところ
会社の外に居る人が
今回事件を起こした
観光会社の企業体制を批判する声ばかり出ていて。
観光会社の中の人が
今回の事件について詳細を説明した情報は
一切でていません。
今公表されている情報は、
救助捜索に当たっている
地元、行政、官公庁が発信しているものばかりです。
会社側からの
事件の説明が待たれていて。
遭難して亡くなられた観光客の遺族から
とくに強い要望が出ています。
そこでようやく、
今日会見を開く、との
会社発表を
メディアが取り上げていましたね。
まずは
ソレ待ちかなぁ……

 

 

 

www.fnn.jp

 

「やっぱりやったか…」知床遊覧船の元船長が明かす問題点 悪天候でも出航指示?「ブラック企業」会社に批判も 

 北海道・知床半島沖で起きた観光船遭難事故。漁船さえ出ていない状況で、なぜ観光船は出航したのでしょうか。観光船「KAZU I(カズワン)」の豊田徳幸船長は、54歳で埼玉県の出身。めざまし8は、豊田船長を知る、埼玉時代の知人を取材しました。

「仕事に関してすごく真面目」免許取得が“趣味”
豊田船長の知人:
『配達員で、50ccの原付バイクで配達するっていう業務内容だった。10年前くらいですね』
およそ10年前、飲食店でデリバリーの仕事をしていたという豊田船長。

豊田船長の知人:
『仕事に関してはすごく真面目でしたね。業務は会社の方針に従うというか。会社の方針に対して、こう苦言をしてくるっていう方ではなかったですね。ルールに100%従うみたいな感じで』

会社のルールを守り、真面目に働く人物だったといいます。

豊田船長の知人:
『免許を取るのが趣味みたいな感じで、その免許の項目って色々あるじゃないですか原付とか中型とか大型とかいう、あの項目のところを片っ端から全部埋めていくのが趣味だって言っていましたね。働いている時に(船の免許を)取ったような感じですかね』

デリバリーの仕事をしていたのはおよそ2年間。船の免許を取って転職したといいます。

ブラック企業で右往左往」
関係者などによると、豊田船長が 船長候補として「知床遊覧船」に入社したのは2020年8月ごろ。
一緒に働いていたという元同僚はその印象についてこう話します。

――船長さんとはお知合いですよね?どういった方ですか?
知床遊覧船の元従業員:
『いい人だよ、テキパキしてるし』

――操縦の方は?
知床遊覧船の元従業員:
『操縦も上手いよ』

――じゃあ、海に精通している?
知床遊覧船の元従業員:
『海は精通してないな。この海には。(1年しかやってないから)普通の人でしたらこの海じゃ大変だから、経験あるって言っても、これいきなりじゃ乗れないっていう。波もすぐ出るし、あとボートもたくさんあるから』

目まぐるしく天候が変わる知床の海には対応できていなかった可能性があるといいます。豊田船長は、勤務する「知床遊覧船」についてと思われる書き込みをフェイスブックにこう綴っていました。

ブラック企業で右往左往です。」
観光船の運営会社は、「ブラック企業」だ。そう綴っていたとみられる豊田船長。実際、どのような会社だったのでしょうか。めざまし8は関係者を取材しました。

――社長がそういう(悪天候)時にも出せっていうタイプなんですか?
元従業員:
『分からないから、出せとは言うんだよね』

こう語るのは、知床遊覧船の元従業員です。

――従業員の方からの反発とかはなかったんですか。
元従業員:
『いや、やめさせた後、いっぺんに3人いなくなったから。最初2人居なくなって、やめて』

知床遊覧船では、ここ数年で、ベテランの社員が次々と辞めていると話します。


「やっぱりやったか…」難しい地形、悪天候時の判断も困難
さらに、知床遊覧船で働いていたという元船長に話しを聞くと――。
知床遊覧船の元船長:
『あぁ、やっぱりやったかという感じ。もう一言いうと「去年あれだけの事故でよく済んだな」と。僕から言わせると』

今回事故を起こしたKAZUⅠの豊田船長は、2021年6月にも座礁事故を起こし、業務上過失往来危険の容疑で書類送検されていました。

知床遊覧船の元船長:
『海岸線をはしるので、ところどころ狭いところや岩や定置網を抜けるところはある。何年経験があっても慣れない。行って帰ってきたら腕がパンパン』

さらに、難しいのが悪天候時の判断。

知床遊覧船の元船長:
『出回っている当日の映像を見る限り、出ていくには出ていける雰囲気はあった。その部分は船長を非難しない』

知床遊覧船の元船長:
『(運行するかは)最後は船長の判断。厳しいからやめる判断をしたことも多々ある。港の周りは風向きにもよるけれど波が穏やかで、沖に出るとどんどん波が高くなる。10分ほど走ったところで、波の高さや船の揺れ具合を確認するなどして判断していた』

当日の波の状況などを見極める経験と冷静な判断が必要だといいます。
海上保安庁は今回の事故について原因を調べるとともに、「業務上過失往来危険」と「業務上過失致死」での立件を視野に捜査を進めています。

(「めざまし8」4月26日放送)

 

 




 

www.hbc.co.jp

 

「やっぱり、やったか」観光船事故、元船長が会社の“実態”証言…波があって出航やめると、社長「何で出さないんだ!」と叱責も

 北海道の知床半島の沖合で遭難した観光船…2016年から5年間、船長だった51歳の男性が運航会社の“実態”を証言しました。
 男性は2016年から5年間、遭難した「KAZUⅠ(カズワン)」19トンの船長で、経営者が変わったあとの去年3月、契約を打ち切られたといいます。

◆今回の遭難を聞いて…
「『やっぱりか』です。『やっぱり、やったか』と。長い間、勤めていたけど、去年3月で契約を解除された。人が総入れ替えになって、今は教える人間がいない」

◆おととし7月に船舶免許を持つ3人が見習いで入り、そのうちの1人が今回、遭難した船長の豊田さん…
「去年6月に事故を起こしていて、船をあげて修理している状態を見たけど、見たら、船にある亜鉛版をおととしのまま変えていなかった。これは毎年変えるもの」
亜鉛板は、船体の腐食を防ぐために貼り付けるもので、船体の代わりに亜鉛板が腐食してくれる役割
「僕がいたときは、事務所に長く勤めていた人がいたから、手直しもできていたし、手に負えなければ、業者がやっていたけど、今見ている感じだと何もしていない」
「豊田さんは、僕がいた最後の年の夏に雇用された。半年、甲板員をやって、すぐ船長をやった。教えられるほど、教えていないと思う」
「もう一隻の観光船『KAZUⅢ』の船長は(豊田さんは)そこそこ運転できるんじゃないかとは言っていた」
「けど、結果的に何も教えることなく、僕は去ってしまったけどね」

◆漁船が引き返す中の出航だったが…
「(その日の出航を決めるのは)船長の権限、いい波か、悪い波か、判断できないうちは、船長をやるべきじゃない」
「あのときは『KAZUⅠ』だけ出航していた、他の船も出ていれば助けてあげられたけど」
「天候次第で、皆で(今日は出航を)やめようとか決めるけど、それぞれのコースによって出すこともある、客の奪い合いとかはない」

◆今の経営者は…
「今の運航会社の社長は、船のことも、海のことも知らない」
「お金にだらしない人。銀行で金を借りていたけど、去年、おととしくらいから経営が上手くいかずに、常に『お金がない』と話していた」
「波があって出航をやめたときも、社長には『何で出さないんだ』と言われていた」
「経営は厳しく『銀行からお金が借りられない』と言っていた」
「僕がいる間は、無事故の会社だった」
「室内船は、乗船時はライフジャケットの着用義務はない」
「知床岬コースは、長いし、人気のコース。社長が変わってから、4月からやるようになった」
「当初は、4~5月は海が冷たくて、時化るため、6月まで運航していなかったコース」
「クマがほぼ見られることや、時間が長いコースであることから、人気のため、他の会社もやってるし、GW中にも出すように変えた」

 今回の遭難では、26人が行方不明になっていて、24日に乗っていたとみられる10人の死亡が確認され、25日午前、新たに子どもの死亡も確認されました。斜里町は、3歳の女の子と発表しています。
 海上保安庁は、捜索を続ける一方、業務上過失往来危険などの疑いを視野に調べをすすめる方針です。