最近、
韓国メディアを見ていたら、
しばしばこのネタを見かけるのですが……
一日本人として
ちょっと理解に苦しむ点がありまして。
今回
関連するニュース記事に
ブックマークを付けてみました。
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何の話題かと言いますと、
いま
韓国のとある市民団体が
ドイツにある慰安婦像の撤去を求めて、
現地に渡航、
陳情を計画しているそうで。
その計画が
韓国主要メディアで取り上げられて
大騒動になっています。
この内容について、
一日本人としては
『好きにしてください』と思うだけなのですけど。
ただ、
この慰安婦像撤去計画をメディアに公表した
韓国人の市民団体を、
韓国メディアは
『親日』『極右』団体、と報じているんですよ。
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日韓交流推進を図る姿を『親日』と表現するのは、
よくある
韓国社会一般的な常識ですので。
そこは問題ないのですが。
『極右』というのが……
『右翼』『保守』という解釈が……
どうも、
現状社会体制の変革を目指す勢力を、
『革新』『左翼』と表現している反動で、
それに批判的な勢力を、
『保守』『右翼』『極右』と
十把一絡げにレッテルを貼っているようなんですねぇ。
これは
日本のメディアにも言える悪習で。
現在機能している
社会体制、権力構造の変革、破壊を目指す勢力を
『革新』『左翼』と定義づけて、
そこに入らない勢力、集団を
すべて『右翼』『極右』に割り振る、という。
左翼でないものは全て右翼勢力となる
乱暴なラベル付けで。
『中道』が存在しません。
なので、
今回のような事例では、
行き過ぎた左翼ムーブについて行けず否定的な
保守中道のアクション。
と説明するべきところが、
韓国メディアは
『右翼』『極右』の暴走という表現になります。
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でも、
韓国外から見ると、
親日的な行動=右翼、極右という解釈なら。
韓国は
伝統的に……といっても
たかだか
建国してから50年とか60年とか、
その程度の伝統ですが。
半世紀ほどをかけて社会に浸透させてきた国体において、
親日が本義である、
となるのですが……
韓国事情に踏み込んで言えば。
『親日』=『革新』『左翼』に対して否定的な勢力、
って解釈が
今の韓国では成り立たないんですよねぇ。
前の
狂気の文オジサン大統領の時代、
輸出管理平常化なり、
GSOMIA破棄なり、
あれこれヤラかした結果、
日本と一定の外交関係を維持しなれば
韓国という国が成り立たない、
日本と縁切りは出来ない、という現実を思い知って。
韓国メディアは、
親日ならぬ『用日』なる造語まで作りました。
革新、左翼勢力には批判的だけど、
日本とも親しくなく、
『用日』というスタンスも存在します。
というか、
今の韓国の保守界隈は、
ほとんどがこのスタンスです。
しかしながら、
韓国メディアがこれらの勢力を報じると、
ほぼすべて
『親日』『保守』場合によっては『極右』になります。
明らかに、
言葉と現実が乖離して
破綻しているんですよ。
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おそらく、
韓国人は
自分たちの行動がどのような意味を持つのか、
きちんと正しく理解できていないので。
このような、
言葉の勢いだけを重視したレッテル貼りが
まかり通っているのでしょう。
ドイツ少女像撤去しに行く韓国市民団体…独ミッテ区公務員「信じられない」
韓国極右団体のメンバーが25日から30日までドイツ・ベルリンで「平和の少女像」撤去を求めるデモなどを開催すると今月14日、産経新聞が報じた。これに対して23日、コリア協議会などドイツ内の少女像設置を推進していた在独市民団体はこの期間に平和デモを開き、彼らの歴史歪曲(わいきょく)行為を知らせると明らかにした。
コリア協議会の韓静和(ハン・ジョンファ)代表はこの日、TBSラジオ番組「キム・オジュンのニュース工場」とのインタビューで「韓国極右の人々が少女像撤去のためにドイツを訪問するのは今回が初めて」としながら「(ミッテ区の公務員も)最初は信じられないと言って『このグループを知っているか』と聞いてきた」と説明した。
平和の少女像は2020年9月25日に当初ベルリン・ミッテ区に1年という期限付きで設置された。日本政府がドイツ側に撤去を要求してミッテ区は設置2週後に撤去命令を下した。だが、コリア協議会が少女像撤去命令効力執行停止申請を出すとミッテ区は存置決定を下した。ミッテ区は昨年、区庁都市空間芸術委員会の勧告により設置期限を今年9月28日まで1年延長することにした。
韓代表は「ミッテ区議会が一昨日(少女像)永久措置案を通過させてミッテ区庁の立場を待っている状況」としながら「過去2年間、日本極右が(ミッテ区庁公務員に)悪質なメールを送ってきたが、今は韓国保守団体もそのようなメールを送ってきていて区庁も困り果てている」と説明した。
産経報道によると、「大韓民国お母さん部隊」の朱玉順(チュ・オクスン)代表、『反日種族主義』共同著者で落星台(ナクソンデ)経済研究所研究委員の李宇衍(イ・ウヨン)氏らは「慰安婦詐欺清算連帯」という団体を今年1月に結成した。訪独期間、ベルリン・ミッテ区の当局者とベルリン市議会に声明書や意見書を提出し、現地で記者会見を開く。少女像付近での撤去デモも予定されている。
ドイツ少女像撤去を求める集会開催を予告した韓国市民団体の正体
韓国の市民団体がドイツに設置された「平和の少女像」の撤去を求める集会開催を予定し、論議が巻き起こっている。「大韓民国お母さん部隊」の朱玉順(チュ・オクスン)代表、『反日種族主義』の共同著者で落星台(ナクソンデ)経済研究所研究委員の李宇衍(イ・ウヨン)氏らは「慰安婦詐欺清算連帯」という団体を今年1月に結成した。彼らは25日から30日までドイツのベルリンを訪問して平和の少女像の撤去を要求する集会を開催する予定だ。
お母さん部隊の朱代表は代表的な親日極右団体要人と知らされている。朱氏は韓国で日本不買製品運動が起きた当時、安倍晋三首相に文在寅(ムン・ジェイン)大統領が謝罪すべきだという主張も展開した。また、最近まで駐韓日本大使館前で開かれる水曜集会近所でピケデモを通じて「慰安婦は偽りの扇動」とも主張した。
落星台経済研究所の李宇衍研究委員は『反日種族主義』を共同執筆した。この書籍には日本の韓国植民地支配が韓国の経済発展に肯定的な影響を及ぼしたという主張が展開されている。例えば「植民地経済の均衡発展のために鉱工業を中心にした産業構造の高度化を行ったことからどの国の植民地支配とも完全に区別される特殊な工業化を経た」とし「植民知社会の経済発展という面で大変重要な意味を持つ」と記した。
一方、コリア協議会などドイツ内の少女像設置を推進していた在独市民団体は彼らの集会に対応する平和集会を開催する予定だ。これを受け、ドイツ現地で韓国市民団体間の摩擦が発生する可能性もある。