kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

劇的だなぁ…… ―― 【WBC】村上の逆転サヨナラ打で3大会ぶりの決勝進出

この試合、
日本時間では
今朝の7時からテレビ中継が始まっていて。
私は
仕事の関係上、
テレビでのライブ観戦は出来ず。
インターネットで
ハイライト中継というか速報をチョクチョク覗いていましたけど。
なんというか、
まあ、
凄い試合でしたね。
同居している父がテレビにかじりついて離れなかった気持ちが
良くわかりますw



私は
仕事柄フィクションを如何にして現実っぽく魅せるか。
その事に
毎日頭を悩ませているのですが。
こういう
『ドラマチック』とか『劇的』とか言われる
現実を見る度に、
どうやっても現実には勝てないなぁ、
と痛感させられますw
いやだって、
マジで
こんなの計算ずくでストーリー構成、演出しても。
うさんくささ、
というか。
『ご都合主義』って言われますよ。
展開が都合良く出来すぎですw



最終回の逆転劇については。
解説者が
色々なコメントを出していますけどネ。
あの回の流れは、
大谷選手が2塁打を打った時点で、
ほぼほぼ、
ああなるしかなかったんですよ。
理詰めで考えて突き詰めると、
日本の監督も
メキシコの監督も、
どうやっても
ああいう指示になります。
4番打者は吉田は
この試合絶好調。4打数3安打3ランのオマケ付き。
ここで一発打たれたら同点、逆点ですから。
まともに勝負せず。
この試合、
無安打の5番村上の方が勝ち目有り。

メキシコ陣営が見るのは当然ですし。
それに対して、
日本チームは、
ノーアウト1、2塁にランナーが居る場面で
一番避けたいのは内野ゴロでの3重殺です。
そうなったら試合終了ですから、
それを避けるために
1塁ランナーに俊足の代走を出して。
後は、
村上に外野フライか三振かの
『強振』指示を出す。
これで、
最悪
村上選手が凡打に倒れても。
ランナーは残ってワンチャンス首の皮一枚繋がる。
ひょっとしたら
同点に出来て試合を振り出しに戻せるかもしれない。
あの場面は、
サヨナラ狙い以上に、
封殺回避のためのランナー交代です。



とまあ
最終回の村上選手までの流れは、
大谷選手の2塁打から理詰めなんです。
そして、
村上選手に対するメキシコ・バッテリーの選択は
内野ゴロで討ち取るために、
徹底した低め勝負。
加えて
手元で小さく変化する変化球で、
引っかけさせるか
詰まらせて。
封殺狙い。
全部セオリー通り……
セオリー通りだったのだけど。
村上選手に投げられた3球目の変化球、
これが高めに甘く抜けてしまいました。
それを
村上選手が見逃さずに強打した。
と。
キャッチャーの構えから見ると、
本来なら
球1個分から2個分低い膝元コースに投げる予定だったのでしょう。
それで
球筋が外へ流れていますから。
外角低めを引っかけさせてのショート方向への内野ゴロ。
ってのが狙いだったはず。
それで
大谷選手を3塁封殺できれば、
最低
1アウトで1塁、2塁でも
アウトカウント一つ進めて。
1塁は足の遅い村上選手。
逆転のリスクは激減します。
最悪、
3塁封殺が出来なくても
2塁封殺での2重殺狙いで。
2アウトでランナー3塁。
同点のリスクは高まりますけど
逆転のリスクは激減します。
そこまで計算して投げたはずの一投が、
それが
どういうわけか高くなって
ど真ん中に近いコースに入ってしまった。
これは多分、
直前に放った2球目が低すぎて
キャッチャーが後逸……
そのままランナーが3塁まで進みそうな悪球になってしまったのを、
キャッチャーがなんとかこらえて捕球したのですけど。
それを見て、
ピッチャーは
低めに投げる意識が強すぎる、と。
若干
調整したのだと思います。
2塁走者の大谷選手が俊足なのは
誰もが知るところですから。
悪球パスボールなら
3塁まで進まれてしまう可能性大。
そうなったら
村上選手を討ち取っても
進塁させてしまって最悪1アウト2塁、3塁で、
1打逆転のリスクは大きくなってしまうわけです。
それで、
ピッチャーは
気持ちが低目に投げにくくなって。
逆に高めに甘く行ってしまった。
その上
外にはずれる球ですから、
一番長打を打ちやすい球になってしまった。
と。



とまあ、
そういう流れは
見れば想像出来るんですよ。
でもねぇ、
そこで入ってきた甘い球を逃さずフルスイングして。
ホームラン性の決勝打を放つ、
というのは。
やろうと思っても出来る事じゃないよねぇ……

 

 

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WBC日本【詳しく】村上の逆転サヨナラ打で3大会ぶりの決勝進出
2023年3月21日 15時37分 

 野球のWBCワールド・ベースボール・クラシックの準決勝で3大会ぶり3回目の優勝を目指す日本はメキシコと対戦し、1点を追う9回に5番の村上宗隆選手のツーベースヒットで2人が返り6対5でサヨナラ勝ちしました。日本は現地時間の21日、日本時間の22日朝行われる決勝で、前回大会優勝のアメリカと対戦します。
 また栗山監督は試合後の記者会見で「決勝は今永昇太投手が先発する」と明らかにしました。大谷翔平選手の登板については「可能性はゼロではないが当日の体の状態を見てからになる。登板間隔を考えると球数は投げられない」と起用法について言及しました。
日本とメキシコのWBCの準決勝は20日アメリカ・フロリダ州の「ローンデポ・パーク」で行われました。
 3点を先制された日本は、5回と6回に満塁のチャンスを作ったものの得点を奪えませんでしたが、7回に2アウト一塁二塁として4番の吉田正尚選手がスリーランホームランを打って3対3の同点に追いつきました。
 直後の8回に2人目の山本由伸投手が1アウト二塁の場面で2番のバデューゴ選手にタイムリーツーベースを打たれて3対4と勝ち越しを許し、さらに3人目の湯浅京己投手がツーアウト二塁三塁として5番のパレデス選手にタイムリーヒットを打たれ3対5と点差を広げられました。打線はそのウラに1アウト二塁三塁として代打の山川穂高選手の犠牲フライで1点を返しました。
 さらに日本は9回、この回先頭の大谷翔平選手がツーベースヒット、続く吉田選手がフォアボールを選びチャンスを広げると、ノーアウト一塁二塁の場面で5番の村上選手がツーベースヒットを打って2人が返り、6対5でサヨナラ勝ちしました。