というか、
昨日、
台湾で選挙が実施されて、
即日開票した結果が出ていまして。
この選挙、
日米中韓を含めた東アジアで大変注目されていたので。
結果が
大きな話題を呼んでいます。
ということで、
関連するニュース記事にブックマークを付けました。
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うーむ、
なんというか
前例破りの保守与党の三連続当選、
だそうな。
これって、
中国の政策の影響、というか。
もっと具体的にハッキリ言えば、
香港接収を強行した反動ですよねぇ。
どう見ても明らかにソレです。
独立を唱えていたヤツは全員逮捕だ、
強制施設送りだ、
海外へ逃亡したヤツは一生追いかけて捕まえてやる。
一族郎党は残さず処分する。
とかいう中国の蛮行をリアルタイムで見せられたら、
台湾の人たちが
『中国と距離を置きたい』と
考えるのは
当然の成り行きです。
習近平が功を急いだ結果、
台湾人民に強烈な拒否反応が、
というより、
もはや苛烈というレベルに達しているのかな。
今回の
台湾での選挙報道で
インタビューに答えている人たちの
言葉を聞いていたら。
そう感じられましたね。
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これ、
功を急がず
あと10年くらいかけて
手柄は時代に譲るつもりで。
自分の代では
経済分野で抜き差しならないように
徹底的にがんじがらめに縛り付けるのを優先して
絡めとっていれば。
ここまで酷い拒絶反応も出ずに、
堕とせた思うんだけどねぇ。
習近平が
盛大にヤラかしたよナァ。
そう言った
政治批判をできない、
というか
言論統制されて
自由な政治選択が許されていない。
習近平が
間違った政治選択をしても
誰もそれを止められない。批判すらできない。
そういう状況になってしまった
ってのが
中国国民の不幸だよね。
台湾総統選、民進党の頼清徳副総統が初当選…勝利宣言で「中台関係の現状を維持する」
【台北=園田将嗣、田村美穂】台湾総統選は13日、投開票が行われ、与党・民進党の 頼清徳ライチンドォー 副総統(64)が、最大野党・国民党の 侯友宜ホウヨウイー 新北市長(66)、台湾民衆党の 柯文哲クォーウェンジョオー 前台北市長(64)を破り、初当選した。有権者は頼氏が掲げる中台関係の「現状維持」を選んだ。中台統一を掲げる中国が反発し、台湾海峡を挟み緊張が高まる可能性がある。
頼氏は13日夜、勝利宣言し、「台湾海峡の平和と安定を守るのが使命だ。(中台関係の)現状を維持する」と語った。
台湾の中央選挙委員会(選管)によると、頼氏の得票数は558万6019票で、侯氏の467万1021票、柯氏の369万466票を上回った。有権者数は約1950万人で、投票率は71・86%だった。頼氏は5月20日に総統に就任する。総統の任期は4年で、2期まで可能だ。
1996年に総統選の直接選挙が導入されて以来、同一政党が3期(1期4年)連続で政権を担うのは初めて。台湾の独自性を強調する民進党政権の継続は、中台は別だと考える「台湾人意識」の定着を示した。
頼氏は自身を「実務的な台湾独立工作者」と称したことがある。選挙戦では「独立」色を封印し、 蔡英文ツァイインウェン 政権が進めた中国との統一でも独立でもない「現状維持」路線の継承方針を示したことで、有権者の不安感を和らげた。
頼氏は今後、中国との対話の糸口も模索する考えだが、対立局面の打開は難航しそうだ。中国政府の台湾政策担当部門は13日夜、開票結果を受け、「民進党は決して主流の民意を代表できない」とする談話を発表した。「今回の選挙が両岸(中台)関係の基本的枠組みを変えることはできず、祖国統一の大勢を妨げることはできない」と主張した。
中国側は今後、台湾周辺での軍事演習を頻繁に行うなど圧力を高める可能性がある。頼氏は、米国との安全保障分野などでの関係強化をさらに進め、日本や欧州とも連携を深めて中国に対抗していく方針だ。
一方、侯氏は対中融和姿勢を掲げたが、中間層の支持が広がりを欠いた。柯氏は昨秋、侯氏側との総統候補の一本化協議が決裂後、失速したとみられていたが、予想外に健闘した。
選管によると、13日に行われた立法委員(国会議員、定数113)選は、国民党52議席、民進党51議席、民衆党8議席、無所属2議席となった。立法院では民進党は過半数を割り込み、第1党も国民党に譲り渡した。台湾総統選確定票
頼清徳氏 5,586,019
(40.05%)
侯友宜氏 4,671,021
(33.49%)
柯文哲氏 3,690,466
(26.46%)
(台湾・中央選挙委員会確定。カッコ内は得票率)
頼清徳氏 1959年10月、台北県(現・新北市)生まれ。台湾大学卒、米ハーバード大大学院で修士号を取得。内科医として勤務後、憲法改正機関「国民大会」(廃止)の国民代表、立法委員(国会議員)、台南市長、行政院長(首相)を歴任し、2020年から副総統。昨年1月から民進党主席。
中国が日本に抗議 台湾への祝意表明に「深刻な内政干渉」と反発
【北京=三塚聖平】在日中国大使館の報道官は14日発表した談話で、上川陽子外相が台湾の総統選で勝利した民主進歩党の頼清徳氏に祝意を表したことに対し、「中国の内政を深刻に干渉した」と主張し、反発した。中国として「強い不満と断固とした反対」を表明し、日本側に抗議したことを明らかにした。
談話は「日本の外相が公然と祝意を表した」と表現した。その上で「台湾は中国の台湾で、台湾地区の選挙は中国内部の事柄だ」と強調し、日本に対し「『台湾独立』勢力にいかなる誤ったシグナルも発さず、台湾海峡の安定や中日関係を妨害しないよう厳しく促す」と要求した。
上川外相は13日発表の談話で、頼氏の当選と「民主的な選挙の円滑な実施」に祝意を表明。「台湾との関係を非政府間の実務関係として維持していくとの立場を踏まえ、日台間の協力と交流のさらなる深化を図っていく」などとの考えを示した。