最近は年金というとAIJ投資顧問の事件ばかりですけど。
私が気になるのは、東京電力の年金削減計画についてです。
政府から公的資金の注入の条件として出た、経費削減策の一つとして去年の１０月頃に計画が発表されたのですけど。
その後、ＯＢの同意は得られたのでしょうか？
なんの音沙汰もありません。
まさか月額４０万円とも言われる企業年金をそのままにして、公金を注入してくれ、なんて
アホなことを主張しているわけではないですよね。
過去の東電社員だって、福島第一原発の不備をそのままにしてきたわけですから。
現場の社員だけにすべての責任をおっかぶせるのではなく、
その一端を担ってしかるべきだと思うのですが。
国民だけに金をよこせ、というのですかね。
どこか、おかしくないですかね。
やはりここは、公金なんて注入しないで、いったんきちんと破綻させて、
すべてを整理した上で、
新しくやり直すべきではないでしょうかね。
その代わりに、原発の賠償は国が引き受けて迅速に行う。
そういう特例法でも、議員立法で通すのが、国民のためではないでしょうか。
もう一年が経ちますけど。
この間の流れをずっと見ていても、何も進んでいないようにしか、見えないのですけどね。
追記：
東電が、年金削減案をぶち上げてから、そろそろ半年になるのですけど。
その後この案件について触れたマスコミって、ほとんどないのですよね。
私が知っているのは、
今年に入って沖縄タイムスが、東電のＯＢに向けた説明会がはじまったことを報じただけです。
なんていうか……全国にネットワークを持っているはずのマスメディアの皆さんは
いったい何をやているのでしょうかね？
電気料金の値上げとか、経産省の枝野大臣の話とかを書く前に、
もっと書くべきことが他にたくさんあるのではないでしょうかね？
どうも最近の大手マスメディアの論調を見ていると、
東電の年金削減案が実行されないことから目を反らさせるための、目くらましに見えません。
どうやら、東電の金による支配は、がっちりとマスメディアを押さえているようです。
ニコ生あたりが、頑張ってくれませんかねぇ……
