kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

相変わらずマスコミの言葉狩り――麻生副総理「さっさと死ねるように」発言を撤回 高齢者高額医療費問題で

また、こんな話。というか……
発言の一部を切り取って面白おかしく報道するマスコミ。


麻生副総理「さっさと死ねるように」発言を撤回 高齢者高額医療費問題で - MSN産経ニュース 麻生副総理「さっさと死ねるように」発言を撤回 高齢者高額医療費問題で - MSN産経ニュース


マスコミの尻馬にのって、この麻生副総理の発言を「暴言」と囃す人もいますけど。
あながち間違ったことは言ってないと思いますけどねぇ。
こんな風にマスコミのPV稼ぎに利用されてしまう「失言」なのは、たしかですけど。
その意味では、ちょっと配慮が足りなかったかな。

ただ、終末期高額医療費について、医療以外の選択肢を準備することについて議論すること。
そういう選択肢について社会的認知を広げることは必要だと思うのですよ。
これから日本は、若い世代が減って高齢者が増えていき、「老々介護」問題は避けて通れないのですから。
治療の果てに、介護者も共倒れになるような社会は、ぜったいに間違っていますし。
日本全体で支えられる財源がないこともはっきりしています。

となると、どこで線引きをするのか。
言い方は悪いですけど「さっさと死ねる道」を真剣に検討しなければならない社会は、もうすぐそこまで迫っている。
というよりも、すでにそういう社会になってしまっている、ということですよね。

そういう問題から目を背けて綺麗事を唱えるのは、どうなのかなぁ。
追記:
こういうことを書くと。
「おまえは自分の親が死んでも良いのか」とか、感情論を振りかざす人が出てくるのですけど。
親を生かすために、借金をして自分の人生を捨てるのか、どうか。そこまで追い詰められたら、
親が「さっさと死んでくれ」と思うのは、自然な感情ですよね。
ただでさえ財源がない中で。国家がすべての老人の人生を丸抱えして、治療費を肩代わりすることなんて、不可能ですし。
となれば、介護者の負担を減らすために安楽死を選ぶ権利が、明文化されることも必要だと思うのです。
今回の副総理の発言って、そういうことですよね。