kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

これは今後の日韓関係を占う観測気球――鴻池氏の発言に波紋 韓国反発、理解に違いか

こちらは慰安婦の記事と一緒に出ていた、ちょっと不思議な記事でした。


Chosun Online | 朝鮮日報 日本政治家またも問題発言か 来韓中の鴻池氏 Chosun Online | 朝鮮日報

                                                                                                                                                                                                                        • -

記事入力 : 2013/08/08 18:23

【ソウル聯合ニュース麻生太郎副総理兼財務相憲法改正に絡みナチス政権を引き合いにしたことが波紋を広げているが、麻生氏の側近議員が韓国の姜昌熙(カン・チャンヒ)国会議長を表敬訪問した席での発言も問題になっている。
自民党鴻池祥肇元防災担当相ら国会議員4人は8日午後、姜国会議長と会談した。姜議長はニーチェの言葉を引用しながら正しい歴史認識を促し、「実際にあった歴史は消そうとして消えるものではなく、われわれがそれを乗り越え若い議員らが互いに未来へと情熱を燃やすとき、過去はおのずから忘れられるという教訓的な話だと思う」と話した。
これに対し鴻池氏は、昔からの韓国の友人たちが教えてくれ、自分も好きな韓国のことわざに「行く言葉が美しければ返ってくる言葉も美しい」があるとし、山積する両国間の問題も、この韓国のことわざのように互いに配慮し心情を理解することから始めるのが望ましいと思うと応じた。
日本の最近の動きに対し韓国からきつい言葉が飛び出したために、日本も良い態度で応じることができないというニュアンスを漂わせた。この発言の後、会談はすぐに非公開に切り替えられた。
会談に同席した韓国側関係者は鴻池氏の発言に当惑したようだったという。 4議員は日韓協力委員会として10日までの予定で来韓した。この日の会談には、韓国側から韓日議員連盟の会長代行や副会長らが同席した。

聯合ニュース

                                                                                                                                                                                                                        • -

ブックマークを貼ったのは、朝鮮日報日本語版です。
見出しからして、物々しいのは、韓国メディアお得意の書き方なので、驚きはしないのですけど。
記事の中身が、何度読んでも見出しと合致しなくて。クビをひねることしきり……
麻生副総理の『ナチスに学べ』誤報が出た後ですし。
問題発言って、てっきり韓国大興奮『日本右傾化』極右的な失言が出たのかと思って。
しつこく読んだのですけど。
「行く言葉が美しければ返ってくる言葉も美しい」これが問題発言らしいのですが……????
さっぱり理解できません。
なんなんだコレ…と頭をグルグル悩ませていたら。スッキリする記事が出てきました。


鴻池氏の発言に波紋 韓国反発、理解に違いか - MSN産経ニュース 鴻池氏の発言に波紋 韓国反発、理解に違いか - MSN産経ニュース

                                                                                                                                                                                                                        • -

2013.8.9 22:28
 訪韓中の鴻池祥肇参院議員が8日に韓国国会議長との面談で引用した朝鮮半島の格言が波紋を広げ、9日、韓国メディアや政界から批判が相次いだ。格言に対する韓国国内の一般的な認識と鴻池氏の理解が異なっており、鴻池氏の真意とは違う形で韓国側が受け取ったとみられる。

 鴻池氏は、歴史問題で議長が日本を批判したのに対し「良い言葉をかければ良い言葉が返ってくる」との格言を挙げ、相互の配慮が必要だと強調した。

 同氏は9日、日本人記者団に「韓国の友人から『こんな素晴らしい言葉がある』と教えられた。思いやる言葉を相手が分かれば、そのような(相手を思いやる)思いが返ってくる、ということわざだ。すてきだと思うから使った」と話した。

 ただ、この言葉は韓国で、罵倒する相手をたしなめるときに使う場合が多いとされ、日本語の「売り言葉に買い言葉」に近い。(共同)

                                                                                                                                                                                                                        • -

ああ、そういうことだったのですね。
と、目からウロコが落ちました。
字面の意味と、慣用的な語彙がかけ離れた言葉を使ってしまったのですね。
さて、これは単なる勘違い……だったのでしょうか?
ネットのコメントは、意図的に使用した説が多々見られます……私も、その説を支持します。
こういう重要な場面で使う言葉ですから。
うろ覚えの思いつきではなく、きちんと一通りの下調べをしているはずです。
最近、ヤリ玉にあげられた副総理の舌禍事件があったばかりですし。

「因果応報」「日本からは譲歩しないよ」と意味を込めて、使ったように見えます。
おそらく、
今回の会談で、
 日本が関係修復に向けてのパイプ作りに来ている。
 なので、日本側から過去を水に流して協力を求めてくるはず。
 実際、韓国の代表は、
 「実際にあった歴史は消そうとして消えるものではなく、
  われわれがそれを乗り越え若い議員らが互いに未来へと情熱を燃やすとき、
  過去はおのずから忘れられるという教訓的な話だと思う」
 と過去を水に流せ、と言っています。
と、これまでの暴挙の責任を有耶無耶にしてチャラにしよう、とする韓国側の姿勢にクギをさしたのでしょう。
ただ、この韓国の姿勢は、
これまで日本が許容していたものなのですよね。
「過去を見ないで未来に向けて歩みを進めよう」という「未来志向」のスローガンは、
いまの安倍首相も使っていますしね。
韓国の姿勢はそれに乗っかったもの、だったのですけど。
日本側は、
「そうは問屋がおろしませんよ」とクギを刺したわけで。
しかもマスコミの前で堂々と言ったのだから。そりゃ、大事になりますね。

で、なぜワザワザ大事にしたのか、ですけど。
おそらく、韓国向けに従来の協調路線との決別を宣言するため、という事が一つ。
それと、日本国内向けに、韓国との関係ついての民意をさぐるため、という事が一つあるのではないか、と私はにらんでいます。
後者の、「日韓関係の民意をはかる観測気球」説については。
この後、親韓勢力が国民の支持を得て、当該の鴻池祥肇元防災担当相の失言を問題視して、
議員辞任を迫ってくるのか、とか。
首相の問責決議案がでてくるのか、とか。
韓国との友好を重視して、鴻池祥肇元防災担当相と自民党を弾劾するマスコミのキャンペーンが起きるのか、とか。
自民党は、その辺を注意深く観測して、今後の韓国との距離を測っているのでないでしょうか。

たぶん、今回の記事に付けられたツィッターのコメントとか。
こんな落書きみたいなブログ記事も、検索でサーチして。チェックしているような気がします。

今後、日本政府が韓国に対して何らかの大きなアクションを起こす、前触れじゃないかなぁ。
自民党お得意の根回し政治の本領発揮、ってところ?