なんというか、やっぱり日本人って外交センスがないなぁ……と思います。
いや、私も日本人なんですけどね。
靖国参拝は「不戦の決意」、「軍国主義の復活」などではない−中曽根氏ら日米議連が米国の理解醸成 - MSN産経ニュース
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2014.1.11 09:00
【ワシントン＝青木伸行】訪米中の日米国会議員連盟の中曽根弘文会長らは１０日、ワシントンで記者会見し、３日間にわたり約２０人の米政府、上下両議員、有識者と会談し、安倍晋三首相の靖国神社参拝などに対する理解を醸成し、日米同盟を強化する重要性で一致したとの認識を示した。
一連の会談で中曽根氏らは、安倍首相が靖国参拝後に発表した「不戦の決意」を伝える談話を手渡し、「２度と人々が戦争の惨禍で苦しむことがない時代をつくると、不戦の決意を込めたものだ」と説明した。
さらに、中国と韓国が、集団的自衛権の行使容認の検討なども含め安倍政権を、「軍国主義の復活」などと批判していることに対し、「集団的自衛権などは日米同盟の強化につながることであり、『軍国主義』などではない」と説明。こうした点を米国としても、中韓両国などに明確に伝えてほしいと要請した。
これに対する米側の反応として塩崎恭久、小坂憲次両氏）は会見で「概ね納得してもらった」との認識を示した。米側からはまた、「靖国参拝はもう終わったことだ」（リチャード・アーミテージ元国務副長官）として今後、日韓関係改善と日米韓の同盟関係を強化する必要性が唱えられた。
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いくら言葉を重ねて口すっぱくなるまで説明されてもねぇ。
興味がなければすぐに忘れてしまいますよ。
靖国参拝問題で、日本が劣っているのは。「靖国神社」という場所がどんな場所なのか、諸外国の人にはまったく知られていない、ということです。
靖国神社とは、
「日本人が大切にしている神殿のような場所」というイメージでしょうか？
「そこで『戦犯』という邪神を祀って拝んでいるらしい」
外国人にとっては。こんな具合じゃないですかね。
それで、
「参拝は日本人にとって当たり前のことなんだ」とか触れ回っても。
認めてくれる人なんてそうそういませんよ。
よく日本人はアメリカの「アーリントン国立墓地」を引き合いに出しますけどね。
「アーリントン国立墓地」だって、アメリカの敵国から見たら。侵略者の墓ですよ。
でも、日本人でそういうイメージを持つ人が少ないのは、
アメリカが徹底した広報戦略をしているからです。
ハリウッド映画を使って、
『国のために命をかけた戦士が眠る場所』として、
繰り返し繰り返し、毎年のように、宣伝して、
『正義のために戦った人間の墓地』というイメージを徹底して広めているからです。
だから、日本人が
「ワシントンに観光するなら見てこようか」
とか考えるわけですよ。
「靖国神社」をアメリカの「アーリントン国立墓地」にたとえるなら。
日本政府、日本人はそこまで徹底するべきです。
簡単な説明でわかってもらおう、なんて甘ったるい考えは世界に通じません。
毎年、外国人観光客を呼び込んで、中を見てもらって、理解してもらう。
もちろん、そのためには、外国人向けの配慮が必要になるでしょう。
『遊就館』の展示内容も変更を迫られるかもしれません。
そこまでする必要があるのか。という思いも出てくるでしょう。
でも、
『日本人の特定の人のための施設』である限り、
それ以外の人にそれを理解しろ、と言われても。
言われた方は、「理解される努力を放棄している」としか見ないでしょう。
総理大臣の靖国参拝なんて、いつまで経っても夢のまた夢ですよ。
もしも、靖国神社が「富士山」に並ぶ観光地になれば、そこに総理大臣が参拝に行っても、
目くじらを立てる外国人はいなくなります。
靖国参拝が必要なら、日本人はもっと必死になるべきじゃないですかね。
私は、
今のままなら、参拝は問題を起こすだけなので、辞めてほしいです。
