尖閣沖で漁船を拿捕して船長を逮捕した事件から、
ここまでくるのに、足かけ5年。
紆余曲折ありましたけども、とにもかくにも、やっとこさ中国を対話の席に引きずり出すことに成功しました。
韓国についてあれこれ言う人もいますが、正直どうでもいいです。
韓国がこだわっているのは「過去」であって、そんな相手に付き合うのは時間の無駄です。
北朝鮮の拉致問題は、解決した方がよい問題ではありますが、解決するには時間をかけすぎてしまいました。
今さら、
コストを掛けて解決したところで、いったい何が得られるのか、という状況になりつつあります。
もう、外交カードの1枚として利用するぐらいの価値しかなくなってしまいました。
その中で、日本はこれからとにもかくにも「大国中国」との付き合い方について、
真剣に頭を悩ませねばなりません。
今回の会談は、そのための1ステップです。
繰り返しますけども、尖閣沖の漁船拿捕事件から、ここまで5年。時間をドブに捨てたようなものです。
ハッキリ書きますけども、
民主党の阿呆が後先考えずに暴走しなければ、
日本と中国の新しい関係を築く第一歩となるべきこの日を、
もっと早く迎えることが出来ていた筈です。
最後まで責任持てないなら、要らんことするなよ、と言いたいです。
尖閣沖漁船拿捕事件の後、
日本人の技術者(フジタの社員)が中国国内で捕らえられたのですけども、
あのとき、中国との冷戦を覚悟した人も多かったはずです。
ところが訳の分からない超法規的配慮で、民主党は逮捕した中国人船長を釈放してしまいました。
バカじゃなかろうか。
中途半端に周囲を振り回すんじゃないよ。
そんな「ナアナア」で済ませるのなら、最初から手を出すなよ。日中関係ぐちゃぐちゃにしただけだろ。
何考えてるんだよ……
今思い出しただけでも、腸煮えくりかえりますよ。この一件は。
国民は、お前らのオモチャじゃねーんだよ。
【日中韓首脳会談】安倍首相「北朝鮮拉致問題の解決へ、連携を強く訴えた」 共同記者発表の発言全文(1/3ページ) - 産経ニュース
2015.11.1 17:23更新
3カ国首脳会談を前に、握手を交わす(左から)安倍首相、韓国の朴槿恵大統領、中国の李克強首相=1日、ソウルの青瓦台(共同)
安倍晋三首相は1日、ソウルで開かれた日中韓首脳会談後、中国の李克強首相、韓国の朴槿恵大統領と共同記者発表を行い、「胸襟を開いて地域の平和と繁栄のために率直な意見交換ができた」と語った。安倍首相の発言全文は次の通り。
◇
アンニョンハシムニカ、皆さんこんにちは。
日本と韓国と中国はお互いに隣国であります。隣国であるがゆえに、難しい問題もありますが、だからこそ私はかねてから首脳レベルの会談を行い、話し合いを進めていくべきだと繰り返し述べてまいりました。
このたび朴槿恵大統領のイニシアチブによって、3年半ぶりに日本、韓国、中国の3カ国の首脳によるサミットが開催されたことは3カ国にとって、そして地域にとって画期的なことでありました。ここにいる朴槿恵大統領、そして李克強首相と胸襟を開いて、この地域の平和と繁栄のために大変率直な意見交換をこのたび行うことができたと考えています。
3カ国は経済的にも極めて密接なつながりを持ち、大きな可能性を持っています。日韓中FTA(自由貿易協定)について、交渉を加速するよう努力していくことで一致をいたしました。アジア太平洋に自由でフェアな経済圏をつくる野心的な取り組みであるTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)交渉が先般、大筋合意に至りましたが、私からは日韓中FTAについても、包括的かつハイレベルの協定を早期に妥結すべきである旨、訴えました。
経済以外にも3カ国で協力を進められる分野は数多くあります。本日の会談で環境、防災、青年交流、そういった分野で協力を拡大していくことで一致できたことを大変うれしく思います。
地域情勢に対しては、北朝鮮について、日本にとって最重要課題である拉致問題の解決に向け、私から両首脳に対して強く訴えかけました。挑発的な行動を自制し、国連安保理決議や6者会合、共同声明を順守し、非核化に向けた具体的な行動を取るよう、3カ国で連携して北朝鮮に強く促していくことを首脳レベルで確認できたことは大きな成果であります。
本年、アジア共同体が発足することを踏まえて、10周年を迎える東アジアサミットを強化し、アジアの平和と繁栄にともに貢献していく意思も確認した。さらに、気候変動への対応、持続可能な開発の促進など国際社会が抱える諸課題についても話し合い、そして協力していくことで一致いたしました。
日本、韓国、中国の3カ国は地域の平和と繁栄さらには国際社会の安定に大きな責任を共有しています。世界が直面するさまざまな課題について協力して、その責任を果たしていくことが期待されます。
3年半ぶりに開かれた本日のサミットを通じ、日韓中の3カ国による協力プロセスを正常化させることができたことは大変大きな成果であります。来年は日本が議長国として日韓中サミットを主催します。本日の前向きな議論を出発点に来年、日本で行われるサミットを実り多きものにしていきたいと考えています。
最後に、今回のサミットを主催していただいた朴槿恵大統領と、そして私たちを温かく迎えていただいた韓国の国民の皆さまに心から感謝申し上げたいと思います。カムサハムニダ、ありがとうございました。
ところで、
最近中国当局に捕まった日本人って、ニュースになった後どうなったんでしょうかねぇ。
一説には、北朝鮮の脱北工作絡み、と噂されてますけども。
それを差し置いても、
日本人としての扱いは、どうなっているのでしょうか。
この辺、拉致問題のときもそうなのですが、
日本政府って、数十年放置して、ほとぼりがさめたころに、ポーズだけ騒いでみせるので、
よくよく慎重に監視していないと、
安心して寝ていられません。