今日も続けて、韓国の政府広報誌たる、
朝鮮日報から。
面白い記事を見つけたのでブックマーク貼っておこうかな。と。
韓国の政策研究所、というかシンクタンクみたいなところが。
「日本の製造業は回復している」と太鼓判を押す、一方で、
日本人の教授(…ただしくは准教授ですけども)は、
「日本は世界恐慌の震源地になりうる」
という恐ろしい予測を出しています。
一日本人の私の感想は、
日本人教授の話は、盛りすぎかなぁ。と思います。
これは、
予想と言うよりも願望でしょうねぇ……
今の日本経済コケたって。世界経済に大した影響はでませんよ。
世界恐慌になるとか……
日本ではなくて、『中国』なら。
世界恐慌の可能性も十分にありえるでしょうけども。
日本の場合はねぇ……
そりゃあ、
世界経済に悪影響を及ぼすでしょうけども。
『それだけ』の話で済んでしまうでしょう。
実際、
アベノミクスが始まる前の日本は、
相当経済状況が悪かったわけですから。
でも、
世界恐慌なんて起きてませんし。
むしろ、アメリカの金融緩和が順調に推移して、世界経済は絶好調と呼んでもいいくらいの好景気でしたし。
だから、
日本経済が具合が悪い方が、
世界経済は好調になる。
という分析の方が正しいのではないですかね。
とか、
私などは考えるのですけどもね……
アメリカもヨーロッパも、
中国経済指標の動向には、
敏感に反応しますけども。
日本の経済指標については……と言えば。
日本の株式が叩き売られたり、
「円」が売り買いされるだけで終わってしまって。
『日本限定』の話題にしかなりませんもの。
日本人にとっては大事でも。
世界経済全体からみたら、大した事も無い内容です。
日本人はそろそろ、
日本の『G7』は、『名誉G7』、
って事実を受け入れないとダメなんじゃないですかね。
いつまでも、
世界のトップ10の中で生きていける、ような甘い幻想に浸っていたら、
ダメですよ。
今の日本の席は、そこはありませんから。
今の日本の席は、
もっともっと、
低い場所ですから。
Chosun Online | 朝鮮日報 日本の製造業に「復興」の兆し=現代経済研
記事入力 : 2016/02/17 08:28
アベノミクス導入以降、日本の製造業は回復をみせていたが、最近は足踏み状態だ。しかし、日本の製造業者は財務状況が健全化していることに加え、日本政府が「守り」から「攻撃型」の政策に方向を変えており、今後の動向が注目される。
現代経済研究院が16日発表した「日本製造業ルネサンス(復興)の現況と示唆点」と題する報告書によると、設備投資、雇用、生産性など7項目をアベノミクス導入前後で比較した結果、大半の項目で「一時的回復」後、鈍化が目立つことが分かった。例えば、製造業の労働生産性は、アベノミクス導入初期の2013年6月から1年間は改善が続いたが、14年下半期以降は低下傾向から脱していない。
製造業の業況も、13年には「出荷増加、在庫減少」傾向を示したが、14年5月からは「出荷減少、在庫増加」に転じ、その後も同じ傾向が続いている。
しかし、財務状況が改善している点には着目しておく必要がある。アベノミクス導入以降、製造業売上高に占める営業利益の割合は4−5%に改善。負債比率も12年第1四半期の136.2%から15年第3四半期には108.4%にまで低下した。
これまでのところ成果は上がっていないが、報告書は財務体質の改善で体力を養った日本の製造業が今後、強力な政策的な下支えを受け、「ルネサンス(復興)」の道を歩むというと結論づけた。
Chosun Online | 朝鮮日報 慶応大学院准教授「日本が世界的な経済危機を触発する可能性がある」
記事入力 : 2016/02/19 08:29
日本の1月輸出マイナス12.9%、アベノミクス効果切れた?
リーマン・ショック以降最大の下げ幅、貿易収支は2カ月ぶりに赤字
日本の今年1月の輸出額が6年3カ月ぶりの大きな下げ幅となった。そして4カ月続けて前年同月の輸出を下回った。
日本の財務省が18日に発表した貿易統計速報によると、今年1月の日本の輸出は、昨年1月より12.9%減の5兆3516億円で、世界金融危機(リーマン・ショック)により輸出が急減した2009年10月以降、下げ幅が最も大きかった。
これは、昨年10−12月期の日本の国内総生産(GDP)が実質で前年同期比0.4%の減少だったという15日のニュースに続くもので、日本の経済成長能力に対する疑問が起こっている。安倍政権が3年前に発足した時から実施してきた経済政策「アベノミクス」は、大規模な金融緩和を通じて経済を成長させることが最終目標だが、目標達成に対する懐疑論が出始めている。
1月の輸出減少は、中国向けの輸出が17.5%減少したことが大きく影響したものだ。輸入は18%減の5兆9976億円と13カ月連続で減少した。燃料価格の下落などの影響が大きかった。輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は6459億円の赤字だった。これは2カ月ぶりの赤字だ。
経済が成長できなければ、アベノミクスもこれ以上、効果を上げるのは難しい。日本銀行が今年1月末にマイナス金利政策を発表したのにもかかわらず、発表前日に比べて発表2週間後の株価(日経平均)はかえって下がり、為替は円高に転じた。日本銀行が13年4月に第1次金融緩和、14年10月に第2次金融緩和を発表した時に円安になり、株価が大幅に上がって日本経済を助けたのとは正反対だ。
日本の輸出とGDPが今後も伸びなければ、日本の国債に関連して危機が触発される恐れもある。日本政府はGDPの2.5倍に達する世界最悪レベルの借金をしているが、情勢が安定していることや、国債のほとんどを日本銀行や金融機関などが保有していることから、安全だと考えられてきた。その考えの根底には、日本には借金を返済する体力があるという前提があるわけだが、これが崩れれば日本の国債の価値が暴落(金利急騰)し、日本政府の債務不履行という事態に至る可能性もある。慶應義塾大学大学院の小幡績准教授は、ニューズウィーク日本版への寄稿文で、「(日本経済の実質成長が前提になければ)、日本が世界的な経済危機を触発する可能性がある」と書いている。