ここ数日、というか
今週になって日本メディアがミサイル攻撃の危機を煽り始めた『北朝鮮問題』。
というか、民放のワイドショーとか、夜のニューストーク番組とか、
露骨に、北朝鮮からのミサイル攻撃の被害を、具体的なシミュレーションの被害数字を上げて
危機感煽るようになってきたよね。
私的には、
「えー、今更それを言うのか」という気持ちで、おなかいっぱいなのですけども。
なんというか、
北朝鮮からお金もらって必死だな。と。
このブログは便所の落書き、みたいなものですから、好き勝手書いていきますけども。
どうやら北朝鮮は、
アメリカが交渉のテーブルに着く意志がまったく見えなくて、
中国・韓国相手では交渉にはならないし、
それで日本に泣きついてきた……ってところなんでしょうけども。
もうね、
先週の記念式典終わってから、
ガラッとテレビ報道のテーマが目の前に迫った戦争の脅威を大げさに煽って
『厭戦論』を強調する方向へ、
一斉に転換したので、本当に腹を抱えて嗤っている毎日です。
日本のメディア人、
北朝鮮に取材に行って、大金もらって女をたらふく抱かせてもらったのでしょう。
すごくわかりやすいなぁ。
それに、
突然こんな事言い出すし。
北朝鮮は、あの手この手で日本を取り込み、米国との仲介をしてもらおうと必死ですね。
北朝鮮の宋日昊・朝日国交正常化交渉担当大使「残留日本人の問題に取り組む用意がある」 - 産経ニュース
北朝鮮の宋日昊（ソン・イルホ）朝日国交正常化交渉担当大使が１７日、平壌を訪問中の日本人記者団に対し、日本から要望があれば残留日本人の問題に取り組む用意があると語ったことが分かった。
宋氏の発言に対し、日本政府関係者は１７日、「拉致問題解決に向けた日本政府の努力が足りないとアピールし、対話に向けた日本側の譲歩を引き出す意図があるのではないか」と述べた。政府は北朝鮮側の意図や背景について、慎重に分析を進めている。
日本政府関係者は、宋氏が「残留日本人」への取り組みについてたびたび言及していると指摘。「この１、２年でも公式、非公式を問わず発言したという情報は複数回ある」（日朝外交筋）という。
ただ、トランプ米政権が先制攻撃を含む対北朝鮮政策の見直しを進めている中での発言だけに、日本政府に向けたシグナルの可能性もある。
政府内には「ブッシュ米政権が北朝鮮を『悪の枢軸』と名指しした直後に日朝首脳会談が実現した」（外務省幹部）との指摘もあり、宋氏の発言の背景に北朝鮮の対日政策の変化があるかどうか見極めを図る。
で、まあ、
メディアの論調は、戦争を避けるために日本も何かするべきだ……みたいな、
頭の中お花畑の「話し合えば分かる」コメントばかりなのですけども。
じゃあ、
現実的にどんな手段があるんだ、って言うと、皆黙ってしまう。
今朝のテレ朝『モーニングショー』では、
有力な政治家、小泉元総理の名前を挙げて、北朝鮮と直接会談するべき、みたいな
阿呆な提案をしてましたけど。
はっきり書きますけども『バカの極み』です。
なぜ、『バカの極み』なのか。これから書きますけども、
交渉ってのは、
結局のところトレードオフなわけですよ。
仮に、
今、この時点で日本が、新たな朝鮮戦争の勃発を避けるために北朝鮮との交渉に乗り出す、
なら目的は
北朝鮮に核開発放棄を認めさせることだ、
そのために日本は、北朝鮮に何を差し出すのよ？
そもそも、北朝鮮の核開発放棄をどうやって実現するのさ？
査察団でも日本で組んで、半年に１回、北朝鮮全土を調べて回るのか？
それでアメリカや中国は納得するのかね。
納得させるには、アメリカや中国も組み込んで、
北朝鮮全土を査察して回るのかね？
そこまで北朝鮮に認めさせるために、日本は何を代価として提供するのかね？
そういう具体的なプロセスを全部すっ飛ばして、
ただ「交渉しろ」と言っても。
そんなの『ガキの戯言』としか言いようがありません。
とりあえず思いつきで言ってみました、って話で、
まさに『バカの極み』ですよ。
交渉をやる。それなら、まず条件を国内で詰める。アメリカとも詰める。中国とも詰める。
韓国とも……まあ、詰めないとならないでしょう。
日本政府がやることは、
北朝鮮へ交渉に行くことではなくて、まず関係国と連絡を取り合って、落としどころを決める事です。
なんとなく、この前まで中国がやっていた立ち位置ですね。
そういうことすら、
今のメディア人というかコメンテーターって人たちは分かっていない。
本当に、マスメディアは劣化してしまったなぁ。と。
個人的には、
この人はコメンテーターではありませんが、
今、日本のマスメディアに必要なのはこのように自分の立ち位置をはっきりさせて、
どんな非難を受けようが、筋を通して発言する人間だと思います。
そういう人間が表舞台からいなくなったから、
日本のマスメディアは劣化が止まらないのですね。
鳩山由紀夫元首相「日本は今こそＡＩＩＢに入るべきです」 ツイッターに皮肉や批判殺到 - 産経ニュース
鳩山由紀夫元首相が自身のツイッターで、トランプ米大統領と中国の習近平国家主席の首脳会談に言及し、「日本のメディアには政府にとって面白くないから書かないのでしょうが、トランプと習近平の首脳会談でトランプはアジアインフラ投資銀行（ＡＩＩＢ）について前向きな発言をしたとのこと」（原文ママ）と記していたことが１９日、分かった。
その上で、「日本はアメリカの後塵（こうじん）を拝してはいけません。今こそ日本はＡＩＩＢに入るべきです」と訴えた。トランプ氏の「前向きな発言」の情報源は明らかにされていない。
ＡＩＩＢは中国が主導して２０１５年１２月に設立された国際金融機関。日本や米国が加盟を見送っている中、鳩山氏はＡＩＩＢに助言する「国際諮問委員会」の委員に就任した。
ツイッターには鳩山氏への皮肉や批判的なコメントが殺到。「国賊的活動はいい加減に止めて下さいね」「私は鳩山由紀夫先生に孔子平和賞をという運動を立ち上げたい」「ワシはイグノーベル賞を推薦したい」などと投稿される結果を招いた。
ちなみに、
次の回では、私のスタンスも書いてみようかな。と思っていたり。
