kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

やっぱり『手抜き工事』だった ―― ブロック塀 鉄筋の長さ33センチ 塀の上まで達せず

というか、この事件だけ
明らかに被害が突出しているので、
どう考えても『異常』だったんですよねぇ。
テレビでは『違法建築』という表現が、もっぱら使われていましたけど。
でもさぁ、
控え壁がない……程度の違法建築なら、近くにもゴロゴロしてましたよ。
テレビに映っている画像を見てた限りでは。
それでバラバラになったコンクリートが崩れている箇所もあったみたいですし。
でも、
この事件の現場はそうなりませんでした。
半分にポッキリ折れる形で、
綺麗に一枚の板状のまま、道路側に崩れてました。
鉄筋が入っていたのに。
きっちり鉄筋が入っていたら、
普通は、こんな形で崩れません。
途中で折れても、折れた鉄筋の先に繋がったブロックがぶら下がる形になるはずです。
そうなるはずなんですけど……
鉄筋無しのブロック屏みたいに、根元からポッキリ折れてました。
で、
調べたら、
通常使う形での鉄筋(上から下まで通した形)は入って無くて。
『差し筋』と呼ばれる、後から継ぎ足した上塀と下の基礎部分と繋ぐための
部分的な鉄筋が入っているだけでした。
なので、この部分が地震の揺れで抜けてしまい、
そこからポッキリ折れてしまったわけですね。
酷い話です。
さらに酷いのは、
この危険性を小学校側が訴えたのですけど、
市教委が杜撰な検査をして『安全性を保証した』という。
検査でも手抜きをしたわけです。
ますます酷い話ですね。
なんというかさ、
お金掛けたくない気持ちは分かるんだけど、ね。
キッチリ検査やるなら、
予備費とかじゃ済まない金額になるから。
正式に予算組まないと会計処理できない。
そうなると、面倒くさいわけですよ。
予算組み直し、というか。
予定崩して、検査代をどこかの予算を潰して捻出しないとならない。
それ、やりたくなかったから、
簡易的な検査で済ませてしまったんだろうけど。
おそらくブロック塀本体の強度だけ調べて、
継ぎ目の強度とか鉄筋の状況とかは調べなかったんでしょう。
中の鉄筋とか見ようと思ったら、
X線スキャナーとか専用の機械が必要になるから。
というか、
控え壁がない時点で、どういう項目検査をパスしたのか、
検査自体、きちんと進めたのか、かなり疑わしいです。
小学校側が専門家から助言を受けた時点で、
『控え壁が存在しない違法建築』の可能性を指摘して検査するように助言、
それを受けて小学校が報告書を上げたけど、
市教委が握りつぶした、
ゲスの勘ぐりになりますけど、こういう構図も成り立つわけで。






大阪府北部の地震で、小学校のブロック塀が倒れて、4年生の女子児童が亡くなったことを受けて、文部科学省が専門家とともに調査した結果、ブロック塀と基礎部分をつなぐ鉄筋の長さは33センチで、塀の上までは達していなかったことがわかりました。
大阪府北部の地震で、高槻市では市立寿栄小学校のプールのブロック塀が倒れ、登校中の4年生の女子児童が死亡しました。
これを受けて、文部科学省が専門家とともに調査をした結果、高さ1メートル90センチのプールの基礎部分の上に、ブロックが8段、1メートル60センチの高さまで積まれていたということです。
基礎部分とブロック塀をつなぐ鉄筋の長さは33センチで、このうちブロック側に入っていたのは20センチで、塀の上までは達していなかったことがわかりました。
また、この鉄筋とは別に、ブロックが崩れないようにするために縦と横の格子状に鉄筋が入っていましたが、基礎部分には達していなかったということです。
倒れたブロック塀について、高槻市は高さが基準を超えていたなどとして、建築基準法に適合していなかったと発表しています。



 大阪北部地震で、大阪府高槻市立寿栄(じゅえい)小学校のプールのブロック塀が倒壊し、下敷きになって登校中の小学4年の女児(9)が死亡した事故について、校長が約2年4カ月前、定期点検とは別に市教育委員会にブロック塀の安全点検を依頼し、市教委が現地調査の結果、このブロック塀の安全性に問題がないとの報告をしていたことが21日、関係者への取材で分かった。
 関係者によると、校長が防災の専門家を招いて通学路に危険な場所がないか確認したところ、専門家から地震で倒壊したブロック塀の危険性の指摘を受けた。
 このため校長は平成28年2月ごろ、市教委に対して、建築基準法に基づく3年に1回の定期点検とは別に、ブロック塀の安全性を確認するよう求めた。
 市教委は職員を現地に派遣して、ブロック塀をハンマーでたたくなどして安全性を点検。その結果、校長に「安全性に問題はない」との報告をしたという。校長は取材に対し、「問題がないとの結果だったので、それ以降は安全性に疑問を感じなかった」と話した。
 倒壊した塀は、基礎部分とブロック塀を合わせた高さが3・5メートルと、建築基準法施行令の規定(2・2メートル以下)に反していたほか、塀を固定する「控え壁」が未設置だったなど、構造の脆弱性が次々と指摘されている。
 市はこれまでの記者会見では、校長からそのような安全確認の要請があったことを明らかにしていなかった。