去年までは、このバカ騒ぎについて苦情がある、危険な犯罪も起きていることを認めながら、
『世界に誇る祭り』みたいな持ち上げた方してたんですけどねぇ。
ネットで話題になっていて、
仮装が独特で世界から注目されていて、
日本独自に発展した自然発生的な市民文化として誇らしい……みたいな。
それが、
先日、渋谷区長が公式に苦言を呈して、
ハロウィン参加者を非難、自粛を求めたことで。
今年は
一斉に参加者を非難する追求報道一色となりました。
いやぁ、もう傍から見てて呆れしまうほど、すがすがしい手のひら返しですねぇ……というか。
盗撮があったり、
痴漢がいたり、
暴行事件があったり、
近隣の店、施設が破壊されたり、
そういうのは、
今に始まったことではなくて。
数年前からずっと続いていることなんですけどね。
それを
今までは一切取り上げもせず、
『健全で賑やかなお祭り』っぽいイメージで取り上げて。誇張して。
そんな報道を繰り返して喧伝していたのに。
そういう過去の所業は一切無かったことにして、
『若者の暴走』というマスコミに都合の良い面だけ切り取って、
若者を悪者にして、マスコミが喧伝してきた責任はなかったことにする……という。
見事な自己保身です。
なぜ、
若者が渋谷に集まるか……って言えば。
テレビで渋谷のハロウィンばかり取り上げて。
『それが流行』みたいに『素晴らしい面』ばかり強調して喧伝してきたからです。
『あれは酔っ払いの乱痴気騒ぎ』だと。
『酷い物ですね』と。
数年前から、
「今年も渋谷で『ハロウィン』の馬鹿騒ぎが起きました」
「写真アップして得意がっている人いますけど、バカの見本ですから」
とか、
事実を突き付けてやれば。
ここまで、調子に乗ったバカ騒ぎになることは無かったんですよ。
マスコミが片棒担いで、
馬鹿な若者を焚きつけておきながら、
それがいよいよ
公権力から『悪事』と断定されてしまった途端、
一斉に手のひら返して、
若者だけを『悪者』にして、
マスコミが煽ってきた無責任な言動は、一切無かったことにする……という。
この件はまさに
日本のメディア人が抱えている宿痾の象徴ですね。
それに踊らされる若者もバカだし。
2018年10月28日 9時12分
27日夜から28日未明にかけて、東京 渋谷の繁華街ではハロウィーンで仮装した大勢の人が集まり、トラブルが相次ぎました。軽トラックが取り囲まれて横転させられるといった被害も出ていて、警視庁は器物損壊の疑いで捜査しています。
今月31日のハロウィーンを前に、27日夜から28日未明にかけて、東京 渋谷の繁華街は仮装した若者や外国人などが大勢集まり激しい混雑になりました。
トラブルも相次ぎ、警視庁によりますと、28日午前１時ごろには軽トラックが集まった人たちに取り囲まれて横転させられたということです。けが人はいませんでしたが、軽トラックの運転手から被害届けが出されたということで警視庁が器物損壊の疑いで捜査しています。
このほか、渋谷の繁華街ではあちこちでいさかいごとが起きたほか、盗撮や痴漢の疑いで逮捕者も出たということです。
警視庁は28日も警察官を配置して警戒にあたることにしています。
