kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

もっと言葉の裏を読め ――

ちょっと気になる記事を見つけたので、
ブックマークを貼りました。
今回取り上げたのは、
たまたま韓国メディアの記事なのですけど。
最近では、
日本のメディアでも、
こういう記事の書き方を良くするなぁ。と。
ちょっと……
いや、
かなり残念に感じております。


多分。
記事を書いている記者も薄々理解している、のだと
思うのですけどね。
もしも
理解してなかったら間抜けすぎる、というか。
それで良く『記者』を名乗れるな……というレベルの間抜けなんですけど。
というのも。
アメリカと北朝鮮の交渉で、
仮に在韓米軍が話題になるとしたら。
それは。
『在韓米軍』ではなく『国連軍』として、ですよ。
なぜ、
アメリカが韓国に軍隊を駐留させているのか。
そもそもの
根源的な根拠は、
いまだに朝鮮戦争時の国連軍本部が存続していて。
アメリカが戦時統制権……つまり国連軍の作戦指揮権を保持している。
これがあるので、
アメリカは米韓同盟を解消しても、
軍隊を容易に引き揚げることが出来ません。
でもね、
米朝首脳会談によって、
終戦協定が結ばれて。
戦争の終結が確認される、
と同時に。国連軍は解体、撤収が決まれば。
アメリカが韓国に軍隊を置く理由はなくなります。
その後は、
韓国がアメリカとの同盟を望まないのなら。
堂々と大手を振って、
アメリカは韓国から軍隊を撤収させることが出来るのですね。
つまり、
第二回米朝首脳会談にともなって
噂になっている『朝鮮戦争終戦宣言』と
『在韓米軍の駐留契約1年』は、
朝鮮戦争の国連軍解体』という点で繋がっているわけで。
記事中の、

トランプ大統領が金委員長との2回目の首脳会談で
 在韓米軍問題を交渉テーブルに載せる可能性

とは
そこまで解説して、
アメリカ政府の戦略や、トランプ大統領の意向が見えてくるわけです。
在韓米軍については議題に載せないけど。
いまだに残っている朝鮮戦争の国連軍については議題に上る可能性がある。
と。

 

言葉の上っ面を追いかけているだけでは、
そこには、
なんの価値もありません。

 

 

 

https://japanese.joins.com/article/543/250543.htmljapanese.joins.com 


トランプ米大統領が22日(現地時間)、「在韓米軍の縮小は2回目の米朝首脳会談の議論対象でない。在韓米軍撤収問題は交渉テーブルにない」と述べたと、現地メディアが報じた。
ロイター通信によると、トランプ大統領はこの日、ホワイトハウスで中国代表団との貿易交渉直後に行った記者会見で、北朝鮮金正恩キム・ジョンウン)国務委員長との首脳会談は北朝鮮核兵器放棄に圧力を加える席になると強調した。
これに先立ちトランプ大統領は3日に放送された米CBS番組のインタビューでも、「今後も在韓米軍を維持するのか」という質問に「その通りだ。それ以外の話は一度もしていない」と答えた。
米国は現在、韓国に約2万8500人の兵力を駐留させている。トランプ大統領は当時、「そこに軍隊を駐留させるのに非常に多くの費用がかかる」と防衛費分担問題に言及しながらも「しかしそれをなくすことについてはいかなる議論もしていない」と強調した。
米朝実務交渉の米側代表を務めるビーガン北朝鮮担当代表も先月31日、スタンフォード大学で講演し、在韓米軍撤収問題について「そのようなトレードオフ(取引)を提案するいかなる外交的議論にも関与しない。それは全く議論されていない」と話した。
韓米両国は今月10日、在韓米軍駐留費を昨年より8.2%引き上げた1兆389億ウォン(約1025億円)、有効期間を今年1年とする防衛費分担金特別協定文に仮署名し、首脳会談を控えて韓米同盟に負担となるリスク要因をかろうじて解消したが、トランプ大統領は2日後の12日に「防衛費分担金は上がらなければいけない」と述べ、今後の追加引き上げ方針を明らかにした。
これに関連しCNNは専門家の話として、「契約期間1年」条項に基づき、トランプ大統領が金委員長との2回目の首脳会談で在韓米軍問題を交渉テーブルに載せる可能性が依然として残っている、と伝えた。