kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

あーーー ―― 元農水次官の弁護人が控訴 実刑判決不服

やっぱり、こうなったかぁ。
ということで、
記事にブックマークを付けました。



これ、
弁護士側の意向、というより。
おそらく、
被告本人の強い要望なんでしょうねぇ。
弁護士がコメント出してますけど。
被告本人の主張なんでしょう。
実刑は納得できない!』
という。
強烈なエゴ。
と、
私には見えます。
ただ、
それをそのまま表に出してしまうと、
世間からの同情が得られなくなるので。
弁護士が被告を説得した形、として。
コメント出しました、
と。
被告が罪を認めて判決を受け入れているのに、
弁護士が
『適切な量刑』とか主張して被告を説得するとか。
普通、あり得ませんから。
だって
そんな事したら、
弁護士の職分超えてますよ。
望んだ結果が出なかった場合、
責任取れませんから。
弁護士に出来る事は、
法の考え方、選択肢、可能性を提示するところまで。
何をゴールとするのか、
決断するは被告自身です。



裁判に至るまでの
公開された情報をあれこれと集めてみて。
私が、
推測したこの被告の人柄は。
『自己の意見に執着する人』
という見立てでした。
なので、
判決に不服だった場合、
被告が望んでいた判決が出なかった場合、
仮に、
客観的な評価で妥当な判決が出たとしても、
被告本人は、
自分の意見が通らなかったことが受け入れらず
自分の主張に執着して
必ず控訴するだろう……と予想してました。
あと、
控訴している間は収監されずに済めば、
そのまま時間を潰して、
逃げ切ることができますので。
そういう打算もあって。
自己の最大限の利益を手に入れるために
控訴してくるだろう。
と。
そのように
見ていたのですけど。
その通りの
動きになりました。



なんだか、
殺害された長男が、
かわいそうになってきました。
あと、
自殺した長女も。
というのも、
この被告の人格が上記のようだった場合、
それで
長男を殺害した動機は、
『自分の思い通りにならない長男』を怖れた結果、
『邪魔な長男を自分の世界から抹消した』行動、
と捉えることが出来るからです。
というか、
親子関係専門のカウンセラーとか、
児童保護、とか。
児童虐待、とか。
そっち関係の
支援とかをやっている人なら。
おおよそ、
ここまでの情報で、
そういう結論にたどり着くと思います。
まず、
間違いなく。
可能性の一つ、として。
かなりの確度であり得る、と。
というのも。
長男を殺害した件についても、
長女が自殺した件についても、
子供が家から独立できていません。
さらに、
三者の介入、支援もありません。
これ、
親が子離れできずに、支配下に置いている家庭で、
よくあるパターンなんです。
親のルール、価値観で子供を縛り上げて、
外に出て行くのを認めない。
『保護』という名目の支配。
しかも、
外からの介入を親が拒絶して。
子供と外の世界の繋がりを断ち、
延々と自分の支配下に置き続けようとする。
こうなると、
子供は子供自身が望む自己実現を達成できず、
親の管理の檻に閉じ込められて。
行き場を無くし、
最悪の場合……自己を見失ってしまう=死を選択する。
という結果が起こりえます。
長女の自殺、
という結果と。
それだけの大きな事故を起こした原因……
被告を含めた親達が原因だと主張している長男の奇行について、
長女の死という最悪の結果の後でも、
三者の介入=支援を求めず(認めず)、
親=被告の判断のみでの更生にこだわり続けた、
その行動から。
『他者の意見よりも自分のエゴを優先して子供を支配する人』ではないか、
と予想してましたけど。
こういう人って世間的に評価すると、
長所としてみるなら、
『意志が強く行動力のある人』という評価が多いんですよねぇ。
トップへ上り詰める人物に多い、
性格ですね。
そのような点も考慮して推測してたのですが。
今回の控訴で、
その通りの人物像なのは、
間違いないと思います。



これなぁ、
たぶん、
この被告から
長男を引き離して、
長女も引き離して。
適切な支援をしていたら、
長男も長女も
死なずに済んだ可能性が高いです。
社会人として人並みの生活が出来るかどうか、
とか。
色々な問題は出てきますが、
この被告の価値観とは別の価値観の中で、
子供達の能力の範囲内で
得られる生活を実現することを目指せば。
良かったと思うんですよねぇ。



で、
何が言いたいのか。
というと。
この事件は
『8050問題』の類例、としては
かなり特殊な事例で。
資料にできるか。
というと。
それは難しい、だろう、と。
むしろ、
これを『8050問題』と見るのは、
殺人事件をもとに窃盗事件を語るくらい、
かけ離れてしまっている。
と。
私は、そう考えます。
資料として研究するのなら、
ほとんど語られていない、
川崎の事件の方が重要なケースでしょう。
私的には、
この事件の場合は、
『8050問題』ではなくて。
児童虐待』ケースの家庭と、
かなりの類似が見られます。
この被告が
行っていた『支援』……
これを『躾』に置き換えてみる……と。
この事件で
見える物がかなり変わってくるはずです。

 

 

www.sankei.com

 

東京都練馬区の自宅で6月、長男を刺殺したとして殺人罪に問われた元農林水産事務次官の無職、熊沢英昭被告(76)の弁護人は25日、懲役6年(求刑懲役8年)とした1審東京地裁裁判員裁判判決を不服として控訴した。熊沢被告は起訴内容を認め、弁護側は執行猶予付き判決を求めていた。
 熊沢被告は公判で、事件当日に長男の英一郎さん=当時(44)=に「殺すぞ」と言われ、「夢中でもみ合い、殺されるという気持ちで刺した」と主張していたが、判決は「供述は信用性に乏しく、ほぼ一方的に攻撃を加えたと認められる」と退けた。
 弁護側は25日、控訴した理由について、熊沢被告はとっさにやむを得ず殺害に及んだと指摘。「本人は罪を償う意向があったが、適切な量刑の判決に服することが本当の償いになると伝え、了解も得て控訴に至った」とコメントした。
 熊沢被告は20日、保釈保証金500万円を納付して東京拘置所から保釈された。殺人罪実刑判決を受けた被告の保釈が認められるのは異例だった。熊沢被告は公判で「罪を償い、息子があの世で穏やかに過ごせるよう祈りをささげることが私の務めだと思う」と述べており、高齢であることや公判の態度などから逃亡、証拠隠滅の恐れが低いと判断されたとみられる。
 判決によると、熊沢被告は6月1日午後3時15分ごろ、自宅で英一郎さんの首などを包丁で多数回突き刺し、失血死させた。

ただ、
可能性として。
この家庭で子供を支配しようとしていたのは、
この被告では無くて。
『妻』の方だった、という可能性もありますねぇ。
我が強い、執着が強いのは『妻』で。
被告は
『妻』と『子供』の間の板挟みになって、
あれこれ、
いっぱいいっぱいになってしまった、と。
でも、
妻を庇ってそういう事実は一切公表していない、
と。
そういう
可能性もあり得ますかねぇ。